エース不在に疲労困憊のエバートン、躍動フルアムに13戦ぶりの白星献上…《プレミアリーグ》
2021.02.15 05:59 Mon
プレミアリーグ第24節、エバートンvsフルアムが14日にグディソン・パークで行われ、アウェイのフルアムが0-2で勝利した。
7位のエバートン(勝ち点37)が18位のフルアム(勝ち点15)をホームで迎え撃った一戦。前節、マンチェスター・ユナイテッドと劇的ドローゲームを演じたエバートンは、ミッドウィークのFAカップ5回戦でトッテナムを延長戦の末に5-4で撃破した。
強豪相手の連戦で確かな自信を手にしたホームチームは格下相手に勝利必須の一戦に向けて先発4人を変更。キーン、ミナ、イウォビ、負傷のキャルバート=ルーウィンに代えてコールマン、ホルゲイト、アンドレ・ゴメス、ハメス・ロドリゲスを起用した。
エバートンが最前線にシグルドソンを配した[4-3-3]、フルアムがデコルドバ=リードとボルドーからの新戦力マジャを2トップに配した[4-4-2]と、互いにここ最近の布陣から変更を加えた中、試合はアウェイチームが圧倒的に押し込む意外な形となる。
機動力のある2トップを起点に前から激しい圧力をかけつつ、積極的に背後のスペースを狙うフルアム。相手のビルドアップにうまく制限をかけて押し込む形を作り出し、10分には左CKの場面でニアに飛び込んだデコルドバ=リードのフリックシュートが右ポストを叩く決定機を創出する。
さらに、20分には相手陣内左サイドでのボール奪取からショートカウンターに転じてハリソン・リードが際どいミドルシュート、続く27分にはデコルドバ=リードのヒールパスに反応したルックマンがボックス内で右足を振り抜くが、古巣のゴールをこじ開けるまでには至らず。
すると、30分を過ぎた辺りからようやく相手陣内でのプレー機会を増やしていくと、34分にはハーフウェイライン付近でのボール奪取から中央を豪快なドリブルで持ち上がったコールマンにこの試合最大の決定機。フリーの味方をオトリに自ら左足を振ると、これが枠の右隅に向かうも右ポストを叩いた。
盛り返して前半を終えたエバートンだったが、後半は再びフルアムが主導権を握ることに。立ち上がりの48分、ルックマンとのパス交換でボックス左に侵入したアイナがGKと最終ラインの間にスピード、コース申し分ないグラウンダーの折り返しを入れると、これをファーでドフリーのマジャがワンタッチで流し込んだ。
マジャのプレミアリーグ初ゴールで先手を奪ったアウェイチームはその後もルックマンとアイナ、デコルドバ=リードを起点にコールマンのサイドを徹底的に突いて幾度も際どいクロスから2点目に迫る。
この劣勢を受けてアンチェロッティ監督は56分にコールマンとトム・デイビスを下げてキーンとキングを同時投入。この交代でホルゲイトが右サイドバック、シグルドソンがアンカー、キングが左ウイングと大幅に配置を変更した。
しかし、トッテナム戦勝利の代償か、チーム全体で出足が鈍くセカンドボールや切り替えの部分で後手を踏み続けると、65分に2失点目を喫する。ボックス手前でハリソン・リードが放った強烈なシュートはGKオルセンが何とか触るが、左ポストを叩いたこぼれ球をマジャに押し込まれた。
この失点で厳しくなったホームチームは、さらに負傷明けのハメスが左足首を痛めてしまい、68分にベルナールの投入を余儀なくされた。
何とか追いつきたいエバートンは78分、右サイドのアンドレ・ゴメスのアーリークロスに反応したキングがゴールネットを揺らすが、ここはオフサイドの判定でゴールは認められず。最後まで諦めずに攻め続けたものの、13戦ぶりの白星に向けて気迫を見せるフルアムを最後まで上回ることはできず。
この結果、フルアムに今季3勝目を献上したエバートンは3戦ぶりの敗戦を喫し、マンチェスター・シティ、リバプールと続く強豪連戦に大きな不安を残すことになった。
なお、フルアムはグディソン・パークで開催されたエバートンとのリーグ戦で14戦全敗だったが、15戦目にして待望の初勝利となった。
7位のエバートン(勝ち点37)が18位のフルアム(勝ち点15)をホームで迎え撃った一戦。前節、マンチェスター・ユナイテッドと劇的ドローゲームを演じたエバートンは、ミッドウィークのFAカップ5回戦でトッテナムを延長戦の末に5-4で撃破した。
エバートンが最前線にシグルドソンを配した[4-3-3]、フルアムがデコルドバ=リードとボルドーからの新戦力マジャを2トップに配した[4-4-2]と、互いにここ最近の布陣から変更を加えた中、試合はアウェイチームが圧倒的に押し込む意外な形となる。
機動力のある2トップを起点に前から激しい圧力をかけつつ、積極的に背後のスペースを狙うフルアム。相手のビルドアップにうまく制限をかけて押し込む形を作り出し、10分には左CKの場面でニアに飛び込んだデコルドバ=リードのフリックシュートが右ポストを叩く決定機を創出する。
さらに、20分には相手陣内左サイドでのボール奪取からショートカウンターに転じてハリソン・リードが際どいミドルシュート、続く27分にはデコルドバ=リードのヒールパスに反応したルックマンがボックス内で右足を振り抜くが、古巣のゴールをこじ開けるまでには至らず。
一方、キャルバート=ルーウィンの不在によって前線で起点を作れないエバートンはシグルドソンとリシャルリソンの立ち位置を入れ替えるなど、微調整を繰り返しながら反撃を試みる。
すると、30分を過ぎた辺りからようやく相手陣内でのプレー機会を増やしていくと、34分にはハーフウェイライン付近でのボール奪取から中央を豪快なドリブルで持ち上がったコールマンにこの試合最大の決定機。フリーの味方をオトリに自ら左足を振ると、これが枠の右隅に向かうも右ポストを叩いた。
盛り返して前半を終えたエバートンだったが、後半は再びフルアムが主導権を握ることに。立ち上がりの48分、ルックマンとのパス交換でボックス左に侵入したアイナがGKと最終ラインの間にスピード、コース申し分ないグラウンダーの折り返しを入れると、これをファーでドフリーのマジャがワンタッチで流し込んだ。
マジャのプレミアリーグ初ゴールで先手を奪ったアウェイチームはその後もルックマンとアイナ、デコルドバ=リードを起点にコールマンのサイドを徹底的に突いて幾度も際どいクロスから2点目に迫る。
この劣勢を受けてアンチェロッティ監督は56分にコールマンとトム・デイビスを下げてキーンとキングを同時投入。この交代でホルゲイトが右サイドバック、シグルドソンがアンカー、キングが左ウイングと大幅に配置を変更した。
しかし、トッテナム戦勝利の代償か、チーム全体で出足が鈍くセカンドボールや切り替えの部分で後手を踏み続けると、65分に2失点目を喫する。ボックス手前でハリソン・リードが放った強烈なシュートはGKオルセンが何とか触るが、左ポストを叩いたこぼれ球をマジャに押し込まれた。
この失点で厳しくなったホームチームは、さらに負傷明けのハメスが左足首を痛めてしまい、68分にベルナールの投入を余儀なくされた。
何とか追いつきたいエバートンは78分、右サイドのアンドレ・ゴメスのアーリークロスに反応したキングがゴールネットを揺らすが、ここはオフサイドの判定でゴールは認められず。最後まで諦めずに攻め続けたものの、13戦ぶりの白星に向けて気迫を見せるフルアムを最後まで上回ることはできず。
この結果、フルアムに今季3勝目を献上したエバートンは3戦ぶりの敗戦を喫し、マンチェスター・シティ、リバプールと続く強豪連戦に大きな不安を残すことになった。
なお、フルアムはグディソン・パークで開催されたエバートンとのリーグ戦で14戦全敗だったが、15戦目にして待望の初勝利となった。
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