【プレミア注目プレビュー】公式戦15連勝中の絶好調シティが直近敗れた相手スパーズと激突!

2021.02.13 12:00 Sat
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プレミアリーグ第24節、マンチェスター・シティvsトッテナムが日本時間13日26:30にエティハド・スタジアムでキックオフされる。公式戦15連勝中の絶好調シティが、直近で敗れたトッテナムを相手にリベンジを狙う注目のビッグマッチだ。
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現在、1試合未消化ながら2位以下に勝ち点5差を付けて首位を快走するシティ(勝ち点50)。前節はこれまで鬼門とされたアンフィールドで昨季王者リバプールに4-1で圧勝し、リーグ戦10連勝を達成。さらに、ミッドウィークに行われたFAカップ5回戦ではチャンピオンシップ(イングランド2部)で3位に付けるスウォンジーを3-1のスコアで退け、イングランドのトップリーグ所属チームとして初の公式戦15連勝という快挙を成し遂げた。
MFデ・ブライネやFWアグエロと一部主力不在を全く感じさせない、現在の圧倒的なパフォーマンス、勝負強さは2017-18シーズンのチームを彷彿させるものがあり、この快進撃は簡単に止まりそうにない。

一方、シティと同じく1試合未消化もトップ4圏外の8位に甘んじているトッテナム(勝ち点36)。前節は下位に低迷するWBAを相手に復帰したFWケイン、FWソン・フンミン揃い踏みの活躍で2-0の勝利を収め、連敗を「3」でストップすると共に4試合ぶりの白星を手にした。ただ、ミッドウィークのFAカップではほぼ主力を起用した中、延長戦までもつれ込んだエバートンとの壮絶な打ち合いを4-5で落とし、今季のコンペティションで初の敗退を味わうことになった。

その心身共にこたえる敗戦から中2日での首位チームとのアウェイゲームはタイミング的に最悪と言えるが、逆転でのトップ4フィニッシュに向けて何とか勝ち点を持ち帰りたいところだ。
なお、昨年11月にトッテナムホームで開催された前回対戦ではFWソン・フンミン、MFロ・チェルソとスパーズ十八番の高速カウンターが嵌り、ホームチームが2-0で勝利。また、元来グアルディオラ監督のチームを苦手とするモウリーニョ監督だが、トッテナムの指揮官就任後は2連勝中。直近の相性を考えればトッテナムに分があると言える。

その敗戦以降、22戦無敗(19勝3分け)と驚異的な強さを見せるシティがリベンジを果たすか、あるいは劣勢必至のトッテナムが再びシティに黒星を与えるか…。

◆マンチェスター・シティ◆
【4-3-3】
▽マンチェスター・シティ予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:エデルソン
DF:カンセロ、ストーンズ、ルベン・ジアス、ジンチェンコ
MF:ベルナルド・シウバ、ロドリ、ギュンドアン
FW:マフレズ、フォーデン、スターリング

負傷者:DFルベン・ジアス、アケ、MFロドリ、フェルナンジーニョ、デ・ブライネ、FWアグエロ
出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者に関してはデ・ブライネら長期離脱組に加え、フェルナンジーニョが起用できない。ただ、直近のスウォンジー戦で負傷交代したロドリ、風邪と胃腸の問題を抱えるルベン・ジアスは練習に復帰しており、スペイン人指揮官はスタメン起用を示唆している。

スタメンに関しては4-1で快勝したリバプール戦と同じメンバーを予想したが、仮にルベン・ジアス、ロドリが間に合わない場合、ラポルテやギュンドアンが代役を担うことになる。また、対トッテナムという部分でソン・フンミン対策にウォーカー、背後のケアや揺さぶりに弱い相手最終ラインを鑑みてガブリエウ・ジェズスの起用も想定される。

◆トッテナム◆
【4-2-3-1】
▽トッテナム予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:ロリス
DF:ドハーティ、アルデルヴァイレルト、ダイアー、ベン・デイビス
MF:ムサ・シソコ、ホイビュルク
MF:ベルフワイン、エンドンベレ、ソン・フンミン
FW:ケイン

負傷者:DFオーリエ、レギロン、MFロ・チェルソ、FWベイル
出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者に関してはレギロン、ロ・チェルソが引き続き起用不可で、直近のエバートン戦を欠場したオーリエとベイルに関しても起用が微妙な状況だ。

システムに関しては守備的な[5-4-1]や[5-3-2]の形も十分に考えられるが、その形で決して失点数が減っているわけではないため、前回対戦で採用した[4-2-3-1]の採用が濃厚だ。

スタメンに関しては前述のメンバーを予想したが、120分を戦ったエバートン戦からの各選手の回復状態次第で幾つかのポジションでメンバーが入れ替わる可能性がありそうだ。直近のパフォーマンスではMFラメラ、FWルーカス・モウラが良い状態だが、守備的に入ることを想定した場合、途中からの起用となるか。また、前回対戦で右に配置したソン・フンミンの起用法にも注目したい。

★注目選手
◆マンチェスター・シティ:DFジョン・ストーンズ
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シティの注目プレーヤーは昨夏の放出候補から一転、主力に定着したストーンズだ。2016年のシティ加入以降、度重なる負傷や守備面のイージーミスが散見され、バックアッパーの域を出なかった26歳は、昨夏のタイミングではアーセナルやニューカッスルといった国内クラブへの放出の可能性が盛んに取りざたされていた。

しかし、ラポルテやアケといったライバルの負傷離脱によってチャンスを掴むと、チームが今季最後に敗れたトッテナム戦以降、ルベン・ジアスの相棒に定着。そして、自身が先発フル出場した直近の13試合でチームが喫した失点はわずかに「2」と、鉄壁の守備の要として君臨している。頼れる相棒のサポートを受け、的確なポジショニング、判断で危険なスペースをきっちりケアし、アジリティに難がある対人守備でも読みと間合いの妙で直近のリバプール戦などの上位対決でも相手のエースを封殺。そこに持ち味のビルドアップ能力、セットプレー時の空中戦の強さと攻守両面でワールドクラスのパフォーマンスを披露中だ。

今回の一戦ではルベン・ジアスのコンディションの問題もあり、いつも以上の存在感が求められる中、相手の高速カウンターの起点となるケインを、ルベン・ジアス、ロドリと共にきっちり潰したい。加えて、被カウンター時の最終局面ではソン・フンミンらアジリティに長けた相手にしっかりと付いていきたい。イングランド代表のエースらを前にリバプール戦のようなハイパフォーマンスを見せられれば、2019年11月以来遠ざかっているスリーライオンズ復帰をより確実なものにできるはずだ。

◆トッテナム:FWハリー・ケイン
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スパーズの注目プレーヤーは絶対的エースのケインだ。リバプール戦で負った両足首のケガから2試合を欠場も、前節のWBA戦では早期復帰を果たして早速ゴールを挙げる、さすがの活躍を見せた27歳は、直近のエバートン戦でも公式戦2試合連続ゴールを記録。この2ゴールによって1950年代から1960年代に活躍したFWボビー・スミス氏を抜き、クラブ歴代得点ランキングで単独2位(209点)に浮上した。

今季のリーグ戦20試合で13ゴール11アシストと圧巻のスタッツを叩き出す世界屈指のコンプリートストライカーには、試合を通して守勢が見込まれるこの一戦でチーム最大のストロングポイントである高速カウンターの起点となる仕事が一番に求められるところだ。

前述のようにシティの鉄壁CBコンビ、ロドリの徹底監視に遭う中、イーブンなボールをいかにマイボールにし、ソン・フンミンやエンドンベレらに決定的なパスを出せるかが、スパーズ勝利の鍵を握る。また、通算10戦2ゴールで6試合連続無得点と苦手とする相手に対して久々のゴールも期待されるところだ。

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チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグ、パリ・サンジェルマン(PSG)vsバルセロナが、日本時間10日28:00にパルク・デ・プランスでキックオフされる。元同僚指揮官初対決に注目集まる、パリの巨人とカタルーニャの雄の強豪対決第一ラウンドだ。 PSGは、ドルトムント、ミラン、ニューカッスルと今大会屈指の激戦区となった“死の組”をドルトムントに続いて2位通過。ラウンド16ではレアル・ソシエダを相手にエースFWムバッペの2試合連続ゴールの活躍によって2戦合計4-1のスコアで連勝での8強入りを決めた。 一時混戦に巻き込まれつつあったリーグ・アンでは引き分けこそ目立つものの、ライバルの取りこぼしを尻目に安定して勝ち点を重ねて2位以下に10ポイント差を付けて首位を快走中。1-1のドローに終わった直近のクレルモン戦では守護神ドンナルンマやデンベレ、ヴィティーニャらに完全休養を与え、今回のビッグマッチに向けて万全の準備をしてきた。 一方、バルセロナは組み合わせに恵まれたグループステージを首位通過し、3シーズンぶりの決勝トーナメント進出。ラウンド16では難敵ナポリを相手に敵地での初戦こそ1-1のドローで終えたが、ホームでの2ndレグを3-1で勝利し、2戦合計4-1でベスト8進出を果たした。 連覇を狙うラ・リーガでは直近7勝2分けと復調をみせ、首位のレアル・マドリーと8ポイント差の2位まで順位を上げてきたが、残り試合での逆転は厳しく、CLでのタイトル獲得へより注力したいところだ。前節のラス・パルマス戦をFWハフィーニャのゴールでウノセロと勝ち切ったブラウグラナは、コパ・デル・レイ決勝開催に伴い先週末にリーグ戦が行われなかったため、中10日と休養十分で敵地へ乗り込む形となっている。 両者の通算成績はバルセロナの5勝4分け4敗とほぼ五分の戦績。ただ、直近の2020-21シーズンのCLラウンド16ではPSGが初戦を4-1、第2戦を1-1で終えてベスト8進出を果たしている。 なお、ルイス・エンリケ監督とチャビ監督はバルセロナで選手として同僚、前者が監督を務めた際に後者が選手として指導を受けた関係にあり、今回の指揮官初対決に大きな注目が集まるところだ。 ◆パリ・サンジェルマン◆ 【4-3-3】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240409_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:ドンナルンマ DF:マルキーニョス、リュカ、ベラウド、ヌーノ・メンデス MF:ザイール=エメリ、ヴィティーニャ、ファビアン・ルイス FW:デンベレ、ムバッペ、バルコラ 負傷者:DFムキエレ、キンペンベ、FWバルコラ 出場停止者:DFハキミ(1/1) 累積警告でハキミが欠場となる。負傷者に関してはクレルモン戦で頭部を負傷したムキエレが欠場となるが、バルコラは全体練習をこなしておりメンバー入りの可能性が高い。 スタメンに関しての注目は本職不在の右サイドバック。マルキーニョスとザイール=エメリの2択となる可能性が高いが、中盤のバランスを考えてマルキーニョスの起用を予想。3トップではムバッペとデンベレの相棒に関してバルコラのぶっつけ本番の起用か、コロ・ムアニ、ゴンサロ・ラモスをセンターフォワードに置く形も想定される。 ◆バルセロナ◆ 【4-3-3】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240409_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:テア・シュテーゲン DF:クンデ、アラウホ、クバルシ、カンセロ MF:フレンキー・デ・ヨング、クリステンセン、ギュンドアン FW:ラミン・ヤマル、レヴァンドフスキ、ハフィーニャ 負傷者:DFバルデ、MFガビ、ペドリ、フレンキー・デ・ヨング 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関してはバルデ、ガビの欠場が確定。いずれもメディカルスタッフの許可待ちで遠征メンバーに入ったフレンキー・デ・ヨング、ペドリに関しては前者は復帰の可能性が高いようだ。 スタメンはデ・ヨングの復帰を前提に前述の11名を予想。デ・ヨングが間に合わない場合はフェルミン・ロペスかセルジ・ロベルトが代役を担うことになる。前線ではハフィーニャのところにフェリックス、フェラン・トーレスが入るオプションもある。 ★注目選手 ◆パリ・サンジェルマン:FWウスマーヌ・デンベレ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240409_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 古巣初対戦で存在感示せるか。チャビ監督から全幅の信頼を得て昨シーズンのラ・リーガ制覇に貢献したものの、昨夏PSGに電撃移籍して物議を醸したフランス代表FWはこれが古巣初対戦に。個人としてはこの移籍が正しい選択だったと示すために是が非でも勝ち抜けを決めたいところだ。 新天地では公式戦34試合1ゴール13アシストとチャンスメイクの部分で存在感を示しているが、その高額なサラリーや期待値を鑑みれば、物足りないと言わざるを得ない。そのため、クラブにとって悲願のビッグイヤー獲得に向けてここからの戦いでの活躍が求められるところだ。 今回の一戦では相棒ハキミ不在の中で右ウイングでの起用が見込まれるため、守備にやや難がある対面のカンセロを相手にいかにサイドで優位性を保てるかが、チームにとっても勝利を掴む上での重要なポイントとなるはずだ。 ◆バルセロナ:DFロナルド・アラウホ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240409_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ムバッペを止められるか。2戦合計2-5で敗れた前回対戦ではムバッペに合計4ゴールを決められており、その相手のエースを封じ込められるかが、バルセロナの突破のカギを握る。その中で同胞の特徴をよく知る右サイドバックのクンデと共に“エースキラー”として知られるウルグアイ代表DFのパフォーマンスに注目が集まるところだ。 ラ・リーガではムバッペと比較的タイプが近いヴィニシウスを相手にしており、ある程度イメージを掴めている中、できるだけ早い段階でプレーのリズムにアジャストし、周囲と連携しながら抑え込みたい。 来季のレアル・マドリー入りが決定的と見られる中、その前哨戦という意味合いもあるため、持ち味であるタイトなチェックで自由を奪って嫌な印象も与えておきたいところだ。 2024.04.10 18:30 Wed

【CL準々決勝プレビュー】来季のCL出場権争い真っ只中のアトレティコとドルトムントが激突

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【CL準々決勝プレビュー】最多王者マドリーvs前回王者シティ! 優勝候補筆頭同士によるベスト4懸けた初戦

チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグ、レアル・マドリーvsマンチェスター・シティが、日本時間9日28:00にサンティアゴ・ベルナベウでキックオフされる。大会最多14度の優勝を誇るマドリーと前回王者シティがベスト4進出を懸けて激突する、優勝候補筆頭同士による第1ラウンドだ。 グループステージを全勝で突破したマドリーは、ラウンド16でRBライプツィヒと対戦。ホーム開催の2ndレグを1-1のドローで終えて連勝がストップするなど大苦戦を強いられたが、代役守護神ルニンの圧巻のパフォーマンスと、勝負の際を見極めた攻撃陣の決定力によって2戦合計2-1で準々決勝進出を決めた。 以降の国内リーグではセルタ、オサスナの格下相手にいずれも4ゴールを挙げての大勝、前節はアスレティック・ビルバオとの上位対決をFWロドリゴのドブレーテの活躍で2-0と快勝し、3連勝を達成。2位以下に8ポイント差を付ける独走状態を維持し、2年ぶりのリーグタイトルへ順調な歩みを見せる。また、超過密日程の対戦相手に対して、コパ・デル・レイ決勝開催に伴い先週末にリーグ戦が行われなかったため、多くの主力が先月末にタフなインターナショナルマッチウィークを過ごした中、中8日という万全の状態でホームでの初戦を迎えることになった。 一方、大会連覇を狙うシティはマドリーと同じくグループステージを全勝突破。さらに、ラウンド16ではアウトサイダーのコペンハーゲン相手に1stレグ、2ndレグ共に3-1の勝利を収めて2戦合計6-2の完勝で全勝を継続しつつ、順当に8強入りを決めた。 史上初の4連覇を目指すプレミアリーグでは熾烈な優勝争いを繰り広げるリバプール、アーセナルとの直接対決をいずれもドローで終えたことで1ポイント差の3位に甘んじてはいるが、FAカップ準決勝進出に加えて直近のリーグ戦ではアストン・ビラ、クリスタル・パレス相手にメンバーを入れ替えながら、いずれも4ゴールを挙げて連勝を達成した。超過密日程に加えて守備陣に負傷者が相次いでおり、敵地での初戦は過酷なものになることは間違いないが、最低でもイーブンの状況でホーム開催の2ndレグを迎えたいところだ。 なお、両者の通算成績はシティの4勝3分け3敗とほぼ五分。直近2シーズンではいずれも準決勝の舞台で対峙した中、一昨シーズンは2戦合計イーブンも延長戦を制したマドリー、昨シーズンは初戦1-1のドローも、ホーム開催の第2戦を4-0の圧勝で飾ったシティに軍配が挙がっている。 ◆レアル・マドリー◆ 【4-3-3】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240408_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:ルニン DF:カルバハル、ナチョ、リュディガー、メンディ MF:バルベルデ、チュアメニ、クロース FW:ロドリゴ、ベリンガム、ヴィニシウス 負傷者:GKクルトワ、DFアラバ 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関してはミリトンの復帰によってクルトワ、アラバのみが不在となる。 スタメンはリュディガーの相棒と、バルベルデとクロースと共に中盤を組む選手の人選に大きな注目が集まる。前者に関してはチュアメニ起用の可能性もあるが、直近のアスレティック戦で安定したプレーを見せたカピタンの起用するとみる。中盤ではカマヴィンガのオプションも考えられるが、チュアメニのアンカー起用に落ち着きそうだ。 ◆マンチェスター・シティ◆ 【4-2-3-1】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240408_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:オルテガ DF:リコ・ルイス、ストーンズ、ルベン・ディアス、アカンジ MF:ロドリ、コバチッチ MF:ベルナルド・シウバ、デ・ブライネ、フォーデン FW:ハーランド 負傷者:GKエデルソン、DFウォーカー、アケ、グヴァルディオル 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者はウォーカーとアケが遠征メンバー外。エデルソン、グヴァルディオルはメンバー入りもコンディションに不安を抱えている状況だ。 スタメンは前述の11名を予想。ヴィニシウスと対峙するキーポジションの右サイドバックは本職のリコ・ルイスを当てる形となるが、アカンジ、ストーンズを右に回してルイスを左に回す形もあるかもしれない。 中盤ではグリーリッシュの起用も考えられるが、直近のパレス戦でフル出場させており、先日のアーセナルと近い布陣での戦いを予想。コバチッチを外してのドクの起用もありそうだ。 ★注目選手 ◆レアル・マドリー:FWヴィニシウス・ジュニオール <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240408_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 好敵手不在で突破口担う。今回の一戦ではバルセロナDFアラウホと共に、自身の好敵手に挙がるウォーカーが不在に。代役はルイス、ストーンズ、アカンジのいずれかになるが、左サイドのマッチアップにおいてエル・ブランコの背番号7が優位に進められる可能性は高いはずだ。 今季はここまで公式戦28試合18ゴール8アシストと安定した数字をマーク。とりわけ、直近の公式戦4試合すべてでゴールを挙げており、まさに絶好調だ。 先月のインターナショナルマッチウィーク明け後はアスレティック戦のサスペンションに加え、先週末のリーグ戦が休みだったこともあり、やや試合間隔が空いてしまった点は唯一の懸念材料となるが、チャンスメイク、フィニッシュの両局面でエースとしての存在感を示したい。 ◆マンチェスター・シティ:MFフィル・フォーデン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240408_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ハットトリックの勢いに乗って難所攻略へ。ハーランドとデ・ブライネの両エースに、ベリンガムとマッチアップするロドリらのパフォーマンスにも注目が集まるところだが、絶好調の生え抜きMFを注目選手とした。 今季よりプレーの幅を広げた23歳は先日のアストン・ビラ戦でのハットトリックの活躍によって、キャリア初となるシーズン20ゴールの大台に到達。勝負強さを含め、いよいよ一人で勝敗を決められるレベルの域に踏み込んできた。 今回の試合ではどちらのサイドで起用されるかによってタスクが変わることになるが、内と外を適宜行き来しながら周囲とリンクし、攻撃の起点と共に仕上げの仕事を担いたい。また、磨きをかける切り替え、守備の強度という部分でもしっかりとチームに貢献したいところだ。 2024.04.09 18:30 Tue

【CL準々決勝プレビュー】プレミアで首位浮上のアーセナルvsブンデス12連覇絶望のバイエルン

チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグ、アーセナルvsバイエルンが日本時間9日28:00にキックオフされる。プレミアリーグで首位に浮上したアーセナルと、ブンデスリーガ12連覇が絶望的となったバイエルンによる準決勝進出を懸けた一戦だ。 ラウンド16でのポルト戦ではPK戦までもつれ込んだ激闘の末、14季ぶりとなるベスト8に進出したアーセナル。プレミアリーグではここ11戦負けなし(10勝1分け)で昨季逃した20年ぶりのプレミアリーグ優勝が現実味を増している。直近のブライトン戦も危なげなく快勝し、好調を維持した中で大一番を迎えた。 一方、ラウンド16でラツィオに先勝を許すもホームで快勝し、逆転での突破で5季連続ベスト8に進出したバイエルン。しかし、こちらは前々節ドルトムントとのデア・クラシカー、そして直近の試合では格下ハイデンハイムに逆転負けとブンデスリーガで連敗。首位レバークーゼンの勢いが止まらず12連覇は絶望的となった。ラツィオに快勝して以降、復調したかに思われてからの連敗と、今季を象徴するような不安定さを露呈した中でのアーセナル戦となった。 両チームはこれまで12度対戦。バイエルンが7勝2分け3敗と勝ち越している。直近では2017-18シーズンのCLラウンド16で対戦し、バイエルンが2戦合計スコア10-2と圧勝していた。 <div style="text-align:center;">◆アーセナル◆ 【4-3-3】</div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240407_6_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> ▽予想スタメン GK:ラヤ DF:ホワイト、サリバ、ガブリエウ、冨安 MF:ウーデゴール、ジョルジーニョ、ライス FW:サカ、ハヴァーツ、マルティネッリ 負傷者:DFティンバー 出場停止者:なし UEFAやドイツ『キッカー』は左サイドバックに冨安をスタメン予想としている。前線ではガブリエウ・ジェズスやトロサールの先発の可能性もあるか。 <div style="text-align:center;">◆バイエルン◆ 【4-2-3-1】</div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240407_6_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> ▽予想スタメン GK:ノイアー DF:キミッヒ、デ・リフト、ダイアー、ラファエル・ゲレイロ MF:ライマー、ゴレツカ MF:サネ、ムシアラ、コマン FW:ケイン 負傷者:DFサール、ブイ 出場停止者:なし リーグ戦ここ2試合を欠場していた守護神のノイアーは先発予想。パブロビッチが復帰見込みでボランチに入る可能性がある。ミュラー先発の場合はムシアラが左MFでスタメンか。 ★注目選手 ◆DF冨安健洋(アーセナル) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240407_4_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ふくらはぎの負傷明けで途中出場が続いていた冨安だが、先発予想の可能性が高いことを受けて注目選手に推したい。対面が予想されるのがバイエルンの単騎突破を担うサネで、冨安が彼を抑え込めれば自然と流れはアーセナルに傾いていくはず。バイエルンの攻撃を機能不全に陥らせ、チームを勝利に導けるかに注目だ。 ◆FWハリー・ケイン(バイエルン) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240407_4_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 対するバイエルンの注目選手はケインだ。ここまで公式戦37試合38ゴールと圧巻のスタッツを移籍初年度で残しているケイン。トッテナム時代にはライバルのアーセナル相手に19試合14ゴールとお得意様にしてきた。残されたタイトルが実質CLだけとなったバイエルンにとって頼れる主砲の存在は大きい。自身にとっても初のタイトル獲得の可能性を残すためにもかつての宿敵からゴールを奪いたい。 2024.04.09 18:00 Tue

【プレミア注目プレビュー】優勝争いに影響与えるユナイテッドvsリバプール…首位チーム優位も今季直接対決は2戦未勝利

プレミアリーグ第32節、マンチェスター・ユナイテッドvsリバプールが、日本時間7日23:30にオールド・トラッフォードでキックオフされる。先日のFAカップで壮絶な激闘演じた赤の名門による今季3度目の直接対決だ。 6位のユナイテッド(勝ち点48)は前節、直近のリーグ戦で12試合無敗の相性が良いチェルシーとアウェイで対戦。前半序盤に2失点を喫する厳しい入りとなった中、ガルナチョとブルーノ・フェルナンデスの2ゴールで前半のうちに試合を振り出しに戻す。さらに、後半半ばにはガルナチョの2点目で逆転に成功。改めて相性の良さを示した。だが、逃げ切り濃厚と思われた後半最終盤にPKとショートコーナーからパーマーに2ゴールを叩き込まれてまさかの3-4の逆転負け。対ブルーズ13戦ぶりの敗戦によって2戦未勝利のチームはトップ4争いから実質的に脱落となった。 対する首位のリバプール(勝ち点70)は前節、アンフィールドで最下位のシェフィールド・ユナイテッドと対戦。前半に相手GKのミスを突いたヌニェスのゴールで先制したまでは良かったが、以降は追加点を奪い切れず。不運なオウンゴールから追いつかれた。それでも、マク・アリスターのスーパーミドルで勝ち越すと、ロバートソンとガクポの途中出場コンビでトドメの3点目も奪い切り、終わってみれば3-1の快勝。リーグ2連勝で首位を堅持した。週明けにはヨーロッパリーグ(EL)のアタランタ戦を控えており、対戦相手に比べてより厳しい日程での戦いとなるが、一部主力の復帰を追い風に敵地からきっちり勝ち点3を持ち帰りたいところだ。 なお、ここまでのシーズンで明暗分かれる両者だが、今季2度の対戦成績はユナイテッドの1勝1分け。リーグ前回対戦ではアンフィールドで0-0のドローに持ち込み、先日のFAカップ準々決勝では激しい打ち合いとなった120分の激闘をアマドの劇的な逆転ゴールによって4-3で勝利している。現状の順位や選手層を考えれば、リバプール優位は揺るがないが、赤い悪魔が再び火事場の馬鹿力を見せるか…。 ◆マンチェスター・ユナイテッド◆ 【4-2-3-1】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240406_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:オナナ DF:ダロト、カンブワラ、マグワイア、ワン=ビサカ MF:マクトミネイ、メイヌー MF:ガルナチョ、ブルーノ・フェルナンデス、ラッシュフォード FW:ホイルンド 負傷者:DFショー、リンデロフ、マルティネス、マラシア、ヴァラン、エバンス、MFカゼミロ、FWマルシャル 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関しては直近のチェルシー戦で負傷したヴァラン、エバンス、カゼミロの3選手が新たに欠場となる模様だ。 スタメンは前述の11名を予想。ただ、過密日程や各選手のコンディション次第で幾つかのポジションでメンバーの入れ替えも想定される。中盤ではアムラバトやエリクセン、マウント、前線ではアントニーのスタメンも十分にあり得る。 ◆リバプール◆ 【4-3-3】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240406_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:ケレハー DF:ジョー・ゴメス、コナテ、ファン・ダイク、ロバートソン MF:ソボスライ、遠藤航、マク・アリスター FW:サラー、ヌニェス、ルイス・ディアス 負傷者:GKアリソン、DFマティプ、アレクサンダー=アーノルド、MFチアゴ、バイチェティッチ、FWジョタ 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関しても直近のブレイズ戦から大きな変化はない。 スタメンは直近のブレイズ戦からブラッドリー、グラフェンベルフに代わってロバートソン、遠藤の復帰を予想。過密日程を考慮すると、クアンサーやガクポ、エリオット辺りにもスタメンのチャンスはありそうだ。 ★注目選手 ◆マンチェスター・ユナイテッド:FWアントニー <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240406_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 難敵相手に今季リーグ初ゴール狙う。2023年夏に総額1億ユーロと言われる移籍金で鳴り物入りでの加入となったブラジル代表FW。加入1年目は公式戦44試合8ゴール3アシストと、年齢やプレミアリーグへの適応期間と考えれば、ギリギリ及第点を出せる成績だった。 しかし、本領発揮が期待された加入2年目はプライベートの問題にも悩まされ、今年1月末まで0ゴール0アシストと低調なパフォーマンスに終始した。ただ、先日のFAカップのリバプール戦で貴重な同点ゴールを挙げると、直近のチェルシー戦ではチームは衝撃的な逆転負けを喫した一方、個人としては左足アウトを駆使した圧巻のアシストに加え、攻守両面で効果的なプレーをみせ、復調の気配を示している。 そのチェルシー戦でフル出場しており、中2日の一戦でスタートからプレーする可能性は低いが、先日のFAカップのようなジョーカー起用から今季リーグ戦初ゴールという決定的な仕事を期待したい。 ◆リバプール:MFアレクシス・マク・アリスター <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240406_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 遠藤復帰をブーストにさらなる躍動へ。直近のブレイズ戦でジェラードを彷彿とさせる圧巻のミドルシュートを突き刺し、チームを勝利に導くなどここ数カ月で凄みを増すアルゼンチン代表MF。とりわけ、遠藤の台頭後は本職のインサイドハーフで自身の得意とするプレーに集中できており、前向きな守備やライン間でのアクセント、ホットラインを築くサラーへのラストパスなど攻守両面で絶大な存在感を示す。 2月半ば以降の公式戦では5ゴール5アシストとほぼ毎試合でゴールに関与しており、現在のプレミアリーグで最も影響力がある中盤の選手の一人となっている。 FAカップのリベンジを狙う今回の一戦では遠藤、ソボスライと共にメイヌー、ブルーノ・フェルナンデスらが並ぶ相手中盤とのマッチアップを優位に進めつつ、アタッキングサードでチャンスメーク、フィニッシュの両方で違いを生み出したい。 2024.04.07 12:00 Sun
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