久保建英が日本サッカーや東京五輪に言及、「得意じゃない」TVゲームは「自分が出てくるのは感慨深い」

2021.01.28 13:05 Thu
Getty Images
今冬にヘタフェへレンタル移籍した日本代表MF久保建英が、クラブのインタビューに応じ、日本サッカーや自身が海外でプレーする意義、また東京オリンピックへの想いを語った。
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久保は、マジョルカでラ・リーガ最初のシーズンを過ごすと、今シーズンはステップアップを求め、ビジャレアルへとレンタル移籍。しかし、ウナイ・エメリ監督の信頼を得られずラ・リーガでは途中出場が続くと、出場機会を求めて移籍を志願。ヘタフェに加入することが決定した。
ヘタフェ加入後は3試合に出場。チームは2勝1分けと結果を残し、降格圏を脱出。久保もゴールこそ決めていないが、得点に繋がるプレーを見せ、早速違いを生み出している。

すでにファンの心も掴みつつある久保だが、スペインではその落ち着きに注目が集まっている。

久保はその点について「日本での話にはなりますが、なんで自分がこんなに落ち着いているかというと、そんなに落ち着いているとは思っていません。やっぱり、小さい頃からプロに上げてもらって、大人の選手たちとピッチ内外でコミュニケーションをとることが、今の自分の喋り方やあり方に繋がっているかなと思います」と語り、15歳でプロの世界に入った影響が大きいと自己分析をした。
久保には日本のファンのみならず、メディアからも大きな注目を集めるが、その点については「リーガでプレーしたい選手が色々いる中で、こうやって自分がリーガで良い試合をできたり、幸せなことに注目してもらえるということは、本当に自分にとっても日本にとってもすごく良いことだと思うので、これからしっかり頑張っていけたらと思います」とコメントした。

一方で、プレッシャーを感じるかという質問には、「こうやってファンだったり色々な人たちが自分に注目してくれるということは、結果や良いゲームで返していかなければいけないと思います。責任というよりは、要求という風に期待値が高い分、自分もいいプレーで答えるのが筋なのかなとは思います」と語り、期待に応えていきたいと意気込みを語った。

日本でのサッカー人気について久保は自身の見解を語り、海外でプレーする選手が出てくること、そしてその経験を生かしていくことで、日本サッカーを発展させたいと語った。

「やっぱりサッカー強豪国ではないですが、強豪国になろうとしているのが今の日本の現状だと思っていて、そういった中で、リーガだったりプレミアリーグだったり、強いリーグに追いつこうと思ってJリーグもやっていると思いますし、サッカー協会もやっていると思います。そういった意味で、自分のような選手がどんどん出てくることが大事だと思いますし、こういった経験を自分が生かしていければいいかなと思います」

本来であれば2020年に開催される予定だった東京オリンピック。久保も出場資格を持っている大会だが、世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を受けて1年延期となった。

しかし、現在も新型コロナウイルスの感染は収まっておらず、開催も危ぶまれている状況。久保は、この状況では「健康が一番」としながらも、出られる可能性を考えて準備する必要があるとした。

「まずはやっぱり健康が第一なので、今の状況でオリンピックに出たいとかに出たいとかそういうことを言うつもりは全くないですが、選手の義務としてはタラレバですけど、開催できた時のために、100%の力で準備しておくというのは、開催できるとなった時の選手の義務だと思うので、それはどのスポーツも関係なく、自分たちも開催されるか分からないですけど、された時のために準備というのは必要なのかなと思います」

プライベートな面では、サッカー選手の多くが興じるテレビゲームがあるが、久保は「得意ではない」とコメント。それでも、選手として活躍し、ゲームに登場することは嬉しいと語った。

「自分はゲームが得意な方ではないので、プレイステーションのようなゲームは得意じゃないです。でも、やっぱり見るのは楽しいです。例えば、自分の小さい頃の目標として、(ゲームを)やる側ではなく、見る側ではなく、(ピッチで)プレーする側に周りたいというのがあって、自分のキャラクターがゲームに出てくるのは非常に感慨深いです」



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