J3王者・秋田が広島県リーグの福山シティFCを下しJ1王者・川崎Fとの準決勝に進出《天皇杯》
2020.12.23 20:58 Wed
23日、第100回天皇杯準々決勝の2試合が行われた。
2020シーズンの明治安田生命J3リーグを制したブラウブリッツ秋田は、広島県代表として出場しここまで勝ち上がってきた広島県リーグ1部の福山シティFCとユアテックスタジアム仙台で対戦した。
明日が誕生日の22歳の新鋭指揮官、小谷野拓夢監督が率いる福山シティFCは序盤からアグレッシブにプレー。初のJリーグクラブとの公式戦での対戦に気合が入っている様子がうかがえた。
しかし14分、福山シティFCがGKからビルドアップを試みると、茂がハイプレスでカット。そのままボックス内に持ち込み、シュート。しかし、これは右ポストに嫌われる。
それでも、跳ね返りをしっかり拾った茂が豪快に蹴り込み、秋田が先制する。
しかし、41分に福山シティFCが意地を見せる。高山 剛のパスを受けた吉井佑将がボックス入ったところでシュート。GK田中雄大がキャッチを試みるがこれが溢れると、詰めていた吉井が豪快にシュート。これが決まり、福山シティFCが同点に追いつく。
追いつかれてしまった秋田だが、前半アディショナルタイムにCKを獲得すると、江口のクロスをニアで韓浩康がフリック。ファーサイドの久富が落ち着いて蹴り込んで、秋田が勝ち越して前半を終える。
後半、ビハインドの福山シティFCがアグレッシブにプレー。すると51分に福山がチャンス。帷智行がドリブルで右サイドを持ち上がると、グラウンダーのパス。吉井がシュートもDFがブロック。最後は後半開始から出場していた高橋大樹がこぼれ球を押し込むが、これは枠を外れる。
その後も押し込む福山シティFC、守る秋田という構図が続くが、64分に福山シティFCにアクシデント。同点ゴールを記録した吉井が、倒れた際に右肩を脱臼。そのまま担架で運ばれ、ソン・ボギョンと交代する。
秋田は同じタイミングで2トップを変更。中村に代えて北脇健慈、井上に代えて田中直基を起用した。
北脇と田中直が入ったことで前線が活性化した秋田。相手陣内深くまで行くシーンが増えていく。
福山は83分、右CKを得るとクロスをボックス内で帷智行がフリーでヘッド。しかし、これはわずかに左に外れ、決定機を逸してしまう。
秋田は87分に絶好の位置でチャンス。ルーズボールに走り込んだ北脇が突っ込むと、高田健吾がハイキック。顔面を蹴ってしまいFKを獲得する。
そして89分、このFKをキックに定評がある江口が直接狙う。福山シティFCは7人で壁を作り防ぎにいくが、江口のシュートは壁をわずかに超えてゴールへ。秋田が大きな3点目を獲得する。
最後まで試合の主導権を渡さなかった秋田が、そのまま勝利。3-1で福山シティFCを下した。
なお、勝利した秋田は今シーズンの明治安田生命J1リーグ王者である川崎フロンターレと27日(日)の準々決勝で対戦する。
ブラウブリッツ秋田 3-1 福山シティFC
【秋田】
茂平(前14)
久富賢(前46)
江口直生(後44)
【福山】
吉井佑将(前41)
2020シーズンの明治安田生命J3リーグを制したブラウブリッツ秋田は、広島県代表として出場しここまで勝ち上がってきた広島県リーグ1部の福山シティFCとユアテックスタジアム仙台で対戦した。
しかし14分、福山シティFCがGKからビルドアップを試みると、茂がハイプレスでカット。そのままボックス内に持ち込み、シュート。しかし、これは右ポストに嫌われる。
それでも、跳ね返りをしっかり拾った茂が豪快に蹴り込み、秋田が先制する。
その後もJ3王者の秋田がペースを握り、得意とするセットプレーやロングスローでで追加点を狙っていく。
しかし、41分に福山シティFCが意地を見せる。高山 剛のパスを受けた吉井佑将がボックス入ったところでシュート。GK田中雄大がキャッチを試みるがこれが溢れると、詰めていた吉井が豪快にシュート。これが決まり、福山シティFCが同点に追いつく。
追いつかれてしまった秋田だが、前半アディショナルタイムにCKを獲得すると、江口のクロスをニアで韓浩康がフリック。ファーサイドの久富が落ち着いて蹴り込んで、秋田が勝ち越して前半を終える。
後半、ビハインドの福山シティFCがアグレッシブにプレー。すると51分に福山がチャンス。帷智行がドリブルで右サイドを持ち上がると、グラウンダーのパス。吉井がシュートもDFがブロック。最後は後半開始から出場していた高橋大樹がこぼれ球を押し込むが、これは枠を外れる。
その後も押し込む福山シティFC、守る秋田という構図が続くが、64分に福山シティFCにアクシデント。同点ゴールを記録した吉井が、倒れた際に右肩を脱臼。そのまま担架で運ばれ、ソン・ボギョンと交代する。
秋田は同じタイミングで2トップを変更。中村に代えて北脇健慈、井上に代えて田中直基を起用した。
北脇と田中直が入ったことで前線が活性化した秋田。相手陣内深くまで行くシーンが増えていく。
福山は83分、右CKを得るとクロスをボックス内で帷智行がフリーでヘッド。しかし、これはわずかに左に外れ、決定機を逸してしまう。
秋田は87分に絶好の位置でチャンス。ルーズボールに走り込んだ北脇が突っ込むと、高田健吾がハイキック。顔面を蹴ってしまいFKを獲得する。
そして89分、このFKをキックに定評がある江口が直接狙う。福山シティFCは7人で壁を作り防ぎにいくが、江口のシュートは壁をわずかに超えてゴールへ。秋田が大きな3点目を獲得する。
最後まで試合の主導権を渡さなかった秋田が、そのまま勝利。3-1で福山シティFCを下した。
なお、勝利した秋田は今シーズンの明治安田生命J1リーグ王者である川崎フロンターレと27日(日)の準々決勝で対戦する。
ブラウブリッツ秋田 3-1 福山シティFC
【秋田】
茂平(前14)
久富賢(前46)
江口直生(後44)
【福山】
吉井佑将(前41)
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