アトレティコが真骨頂発揮で2位通過! 奥川途中出場のザルツブルクは敗戦も3位でELへ《CL》
2020.12.10 07:08 Thu
チャンピオンズリーグ(CL)のグループA最終節、レッドブル・ザルツブルクvsアトレティコ・マドリーが9日に行われ、0-2で勝利したアトレティコがグループ2位通過を決めた。なお、ザルツブルクMF奥川雅也は89分から途中出場した。
一方、主力温存のバイエルン相手の前節をドローで終え、前節での決勝トーナメント進出を逃した2位のアトレティコ。今週末にレアル・マドリーとのダービーを控える中、引き分け以上で突破が決まるこの一戦では負傷のヒメネスを除く現状のベストメンバーを起用。[5-3-2]の2トップにスアレスとフェリックスが起用された。
ホームでアグレッシブな入りを見せたザルツブルクは2分、ボックス内でコイタの頭での落としに反応したベリシャが右足のシュートを放つが、これは惜しくも右ポストの外側を叩く。
この試合最初の決定機を逃したものの、前から激しい圧力をかけて相手を押し込むホームチームは15分過ぎにコイタ、ショボスライとGKオブラクにセーブを強いる。
それでも、徐々に試合のペースを掴み始めたアウェイチームは39分、得意のセットプレーからゴールをこじ開ける。相手陣内左サイドで得たFKの場面でキッカーのカラスコが右足インスウィングの鋭いボールを入れると、ボックス左に飛び込んだエルモソがうまく頭を右に振って合わせたヘディングシュートがゴール右隅へ決まった。
前半良い形での攻めが続いたものの、1点ビハインドで試合を折り返したザルツブルクは後半も立ち上がりにいきなり決定機。49分、ベリシャとのパス交換でゴール前に抜け出したショボスライがGKと一対一になるが、世界屈指の守護神に気圧されたか、うまく詰められた結果、右足のシュートを枠の左に外す。
その後も逆転突破に向けて勇敢な戦いを見せるザルツブルクは幾度も相手のボックス内に侵入するが、最後の場面で相手の守備を上回れず、再三のシュートをなかなか枠に飛ばせない。
一方、後半の立ち上がりのフェリックスのミドルシュート以降、なかなかカウンターまで持ち込めないアトレティコは64分にサウール、スアレスを下げてエレーラ、コレアを投入した。
拮抗した展開が続く中、81分にはジョレンテのパスをボックス付近で受けたフェリックスが枠の左を狙った強烈なシュートを放つが、これは相手GKのビッグセーブに遭う。それでも、試合巧者のアトレティコは86分、カウンターから右サイドに流れたコレアの絶妙なクロスをボックス左に走り込んできたカラスコが見事なダイレクトボレーで合わせ、勝利を決定づける2点目を奪い切った。
その後、試合終了間際に奥川ら3枚の交代カードを切ったザルツブルクだったが、最後までアトレティコの堅守を破ることはできず。ここ最近の攻撃的なスタイルとは打って変わって真骨頂の堅守速攻で完勝のアトレティコが2位通過を決め、マドリード・ダービーも大きな弾みを付けた。
また、同日行われたグループAのもう1試合、バイエルンvsロコモティフ・モスクワは、ホームのバイエルンが2-0で勝利した。
すでに首位通過を決めているバイエルンと、逆転での3位フィニッシュを目指す最下位ロコモティフ・モスクワの一戦はゴールレスで試合を折り返す。それでも、比較的主力を起用したホームチームは63分にジューレ、80分にチュポ=モティングがゴールを挙げて2-0の完勝を収めた。
この結果、辛くも3位をキープしたザルツブルクがヨーロッパリーグ決勝トーナメントに進むことになった。
ザルツブルク 0-2 アトレティコ・マドリー
【アトレティコ・マドリー】
エルモソ(前39)
カラスコ(後41)
バイエルン 2-0 ロコモティフ・モスクワ
【バイエルン】
ジューレ(後18)
チュポ=モティング(後35)
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前節、ロコモティフ・モスクワを3-1で破り、今グループステージ初白星を手にした3位のザルツブルクは、最終節での逆転突破に望みを繫いだ。勝ち点2差で追う強豪との運命の一戦では奥川はベンチスタートとなり、前線はコイタ、ダカ、ベリシャが並んだ。ホームでアグレッシブな入りを見せたザルツブルクは2分、ボックス内でコイタの頭での落としに反応したベリシャが右足のシュートを放つが、これは惜しくも右ポストの外側を叩く。
この試合最初の決定機を逃したものの、前から激しい圧力をかけて相手を押し込むホームチームは15分過ぎにコイタ、ショボスライとGKオブラクにセーブを強いる。
相手を自陣に引き込むというよりも意図せず押し込まれる状況が続くアトレティコだが、徐々にカウンターから相手を引っくり返す場面を作り出す。24分にはボックス手前でのスアレスのポストプレーからマルコス・ジョレンテが強烈な左足のシュートを放つが、これは惜しくも枠を外れる。
それでも、徐々に試合のペースを掴み始めたアウェイチームは39分、得意のセットプレーからゴールをこじ開ける。相手陣内左サイドで得たFKの場面でキッカーのカラスコが右足インスウィングの鋭いボールを入れると、ボックス左に飛び込んだエルモソがうまく頭を右に振って合わせたヘディングシュートがゴール右隅へ決まった。
前半良い形での攻めが続いたものの、1点ビハインドで試合を折り返したザルツブルクは後半も立ち上がりにいきなり決定機。49分、ベリシャとのパス交換でゴール前に抜け出したショボスライがGKと一対一になるが、世界屈指の守護神に気圧されたか、うまく詰められた結果、右足のシュートを枠の左に外す。
その後も逆転突破に向けて勇敢な戦いを見せるザルツブルクは幾度も相手のボックス内に侵入するが、最後の場面で相手の守備を上回れず、再三のシュートをなかなか枠に飛ばせない。
一方、後半の立ち上がりのフェリックスのミドルシュート以降、なかなかカウンターまで持ち込めないアトレティコは64分にサウール、スアレスを下げてエレーラ、コレアを投入した。
拮抗した展開が続く中、81分にはジョレンテのパスをボックス付近で受けたフェリックスが枠の左を狙った強烈なシュートを放つが、これは相手GKのビッグセーブに遭う。それでも、試合巧者のアトレティコは86分、カウンターから右サイドに流れたコレアの絶妙なクロスをボックス左に走り込んできたカラスコが見事なダイレクトボレーで合わせ、勝利を決定づける2点目を奪い切った。
その後、試合終了間際に奥川ら3枚の交代カードを切ったザルツブルクだったが、最後までアトレティコの堅守を破ることはできず。ここ最近の攻撃的なスタイルとは打って変わって真骨頂の堅守速攻で完勝のアトレティコが2位通過を決め、マドリード・ダービーも大きな弾みを付けた。
また、同日行われたグループAのもう1試合、バイエルンvsロコモティフ・モスクワは、ホームのバイエルンが2-0で勝利した。
すでに首位通過を決めているバイエルンと、逆転での3位フィニッシュを目指す最下位ロコモティフ・モスクワの一戦はゴールレスで試合を折り返す。それでも、比較的主力を起用したホームチームは63分にジューレ、80分にチュポ=モティングがゴールを挙げて2-0の完勝を収めた。
この結果、辛くも3位をキープしたザルツブルクがヨーロッパリーグ決勝トーナメントに進むことになった。
ザルツブルク 0-2 アトレティコ・マドリー
【アトレティコ・マドリー】
エルモソ(前39)
カラスコ(後41)
バイエルン 2-0 ロコモティフ・モスクワ
【バイエルン】
ジューレ(後18)
チュポ=モティング(後35)
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