【CLグループ第5節プレビュー①】ボルシアMGとマドリーが死の組を抜け出すか!?

2020.12.01 18:00 Tue
Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)・グループステージ第5節が1日と2日に開催される。ここではA~Dの第5節のマッチプレビューを紹介していく。
PR
◆グループA: 足踏みのアトレティコが首位通過決めたバイエルンと対戦
Getty Images

■順位表
◎1. バイエルン(勝ち点12)
2.アトレティコ・マドリー(勝ち点5)
3.ロコモティフ・モスクワ(勝ち点3)
4.ザルツブルク(勝ち点1)
◎決勝トーナメント進出決定
《26:55》
ロコモティフ・モスクワvsザルツブルク
《29:00》
アトレティコ・マドリーvsバイエルン

前節はバイエルンが順当にザルツブルクを下して4連勝とし、2試合を残して首位でのグループステージ突破を決めた。一方でバイエルンと共に突破候補の本命であるアトレティコはロコモティフ・モスクワに2戦連続ドローに終わり、足踏みが続いている。第5節ではアトレティコが首位通過を決めたバイエルンをホームに迎える。

ロコモティフとの連戦では決め手を欠いて勝ち切れなかったアトレティコ。直近のバレンシア戦では3バックを採用して圧倒し、終盤のオウンゴールで勝ち切って見せた。ラ・リーガで好調を維持する中、モチベーションのない王者バイエルンにリベンジを果たし、決勝トーナメント進出を決められるか。
前節バイエルン戦ではFW奥川が負傷欠場となったザルツブルクは、ロコモティフに勝利することで最終節に決勝トーナメント進出の望みをつなぎたいところだが、奥川に出場のチャンスは訪れるか。

◆グループB:ボルシアMGとマドリーが死の組を抜け出すか
Getty Images

■順位表
1. ボルシアMG (勝ち点8)
2. レアル・マドリー(勝ち点7)
3. シャフタール(勝ち点4)
4. インテル(勝ち点2)

《26:55》
シャフタールvsレアル・マドリー
《29:00》
ボルシアMGvsインテル

前節はレアル・マドリーが後のないインテルを下して2位に浮上した。そしてボルシアMGはシャフタールを2戦連続で粉砕して首位をキープしている。迎える第5節はレアル・マドリーが初戦で敗れたシャフタールとアウェイで対戦する。

負傷者を多数抱えながらもインテルに連勝として決勝トーナメント進出が見えてきたレアル・マドリー。ラ・リーガではCLの負担の影響もあって取りこぼしが目立ち、直近のアラベス戦も落としてしまった。その試合でFWアザールがまたも負傷してしまったが、勝利すれば突破となる中、最終節のボルシアMG戦を前にグループステージ突破を決めることはできるか。

シャフタールに連勝として首位を守ったボルシアMG。難敵揃いのグループ突破が見えてきた中、レアル・マドリーに連敗して突破が絶望的なインテルを蹴落とし、最終節を前に突破を決めてしまうことができるか。

◆グループC: 中島ポルト突破なるか、首位通過狙うシティと対戦
Getty Images

■順位表
◎1. マンチェスター・シティ(勝ち点12)
2. ポルト(勝ち点9)
3. オリンピアコス(勝ち点3)
4. マルセイユ(勝ち点0)
◎決勝トーナメント進出決定

《29:00》
マルセイユvsオリンピアコス
ポルトvsマンチェスター・シティ

前節は本命のシティが4連勝とし2試合を残してグループステージ突破を決めた。そして日本人3選手が共演したマルセイユvsポルトはポルトに軍配が上がり、4連敗のマルセイユの敗退が決まっている。迎える第5節、決勝トーナメント進出に王手を懸けているMF中島のポルトが突破を決めたシティと対戦する。

敵地でのマルセイユ戦を10人同士の戦いとなった中、試合巧者ぶりを発揮して2-0と勝利したポルト。引き分け以上で自力突破が決まる状況だが、最終節オリンピアコス戦を前に突破を決められるか。途中出場が続く中島としてはチームの決勝トーナメント進出に貢献する働きを期待したい。

対するシティは前節、攻める姿勢を見せてこなかったオリンピアコスを相手に1-0と勝利。貫禄の4連勝でグループステージ突破を決めた。そして、直近のバーンリー戦では5ゴールを挙げ、公式戦4試合ぶりの複数得点で快勝とした。ケガ人が続々と戻って波に乗れそうな中、引き分けでも首位通過の決まるポルト戦をうまく消化することができるか。

DF酒井がフル出場し、DF長友が途中出場した前節ポルト戦。しかし、マルセイユは敗戦に終わり、4連敗でグループステージ敗退が決まった。チーム自体もCLワーストの13連敗を喫してしまったが、オリンピアコス戦で不名誉記録を止めることはできるか。

◆グループD: 三つ巴の様相、リバプールは一足早く抜け出せるか
Getty Images

■順位表
1. リバプール (勝ち点9)
2. アヤックス(勝ち点7)
3. アタランタ(勝ち点7)
4. ミッティラン(勝ち点0)

《29:00》
アタランタvsミッティラン
リバプールvsアヤックス

前節はリバプールがアタランタにアンフィールドで敗れるアップセットがあり、決勝トーナメント進出は今節以降にお預けとなった。三つ巴の様相になりつつある中、リバプールは引き続き勝利すれば最終節のミッティラン戦を前にグループステージ突破を決められる状況だ。

ケガ人続出のリバプールは、前節アタランタ戦では枠内シュートを1本も打てずに完敗する屈辱の内容となった。続くプレミアリーグのブライトン戦ではVARの判定に泣き、1-1の引き分けと公式戦2試合勝利がない状況だ。ブライトン戦で先発のチャンスを得たMF南野だったが、攻守ともにインパクトを残せなかった。アヤックス戦で出番をもらえるかは微妙だが、チャンスがあれば結果を残したい。

対するアヤックスは格下ミッティラン相手にしっかりと2連勝し、2位を死守。公式戦6連勝中と好調を維持する中、手負いのリバプール撃破となるか。

アヤックスを追走するアタランタは必勝のミッティラン戦に臨む。リバプール撃破で2季連続での決勝トーナメント進出に望みを繫いだ中、直近のヴェローナ戦では決定力を欠いて敗れてしまったが、切り替えて勝利をもぎ取れるか。最終節アヤックス戦を前に2位浮上としておきたい。


PR
関連ニュース

CLレアル戦に期待感高めるムシアラ、元同僚ベリンガムの活躍ぶりにも言及「驚かなかった」

バイエルンのドイツ代表MFジャマル・ムシアラがかつての戦友とも相まみえる大一番を心待ちにしている。スペイン『アス』が伝えた。 アーセナルとの準々決勝を制し、チャンピオンズリーグ(CL)でベスト4まで到達したバイエルン。ファイナル進出が懸かる準決勝ではレアル・マドリーとの2試合が待ち受けている。 ホームでの1stレグを30日に控える中、チームの攻撃を牽引するムシアラはこの強敵との対戦についてドイツ『シュポルト・ビルト』にコメント。敵地サンティアゴ・ベルナベウで行われる5月8日の2ndレグも含め、期待に胸を膨らませている。 「伝統あるベルナベウでのレアル・マドリーとの試合を楽しみにしている。ヨーロッパで最高の2チームが対戦する。重要な試合だ」 また、ドイツ生まれイギリス育ちのムシアラは、ユース年代をイングランド代表として戦っており、当時はマドリーのイングランド代表MFジュード・ベリンガムとも共闘。CLでの対戦を前に、元チームメイトの活躍ぶりについても語った。 「ジュードとはヤングライオンズで長年ルームメイトだったし、何試合か一緒にプレーした。それ以来僕らは良い友達だ。彼が順調なことを嬉しく思っている。彼は自信に満ち溢れているし、大きな挑戦を前にしても躊躇しない」 「言うまでもなく、彼のレアル・マドリーでのスタートは普通ではなかった。他国のチームと契約する際、普通であれば環境に適応しなければならないが、ジュードの場合は違った。それに、そのことにはあまり驚かなかった。彼のメンタリティを知っているからね」 2024.04.24 18:23 Wed

苦労が尽きぬセバージョス、マドリー退団希望を強めるも…

レアル・マドリーのスペイン代表MFダニ・セバージョス(27)。苦労が尽きない男は今夏の退団を視野に入れるが…。 エル・ブランコで常に人一倍の苦労を強いられる男、セバージョス。 元々序列が高くないクラックは、昨季中盤戦から後半戦にかけての驚異的な奮闘ぶりがカルロ・アンチェロッティ監督に認められ、プレータイムが大幅増。それは結果的に久方ぶりのスペイン代表復帰、そして2027年6月までの契約延長に繋がった。 しかし、人生は山あり谷あり。セバージョスが良い機運を継続できたのも昨季限りで、ケガで出遅れた今季は公式戦出場21試合どまり。うちスタメンは4試合に過ぎず、最近のマンチェスター・シティ戦、バルセロナ戦といったビッグマッチには当然のように出場しない。 それでもチームメイトのゴールに喜び駆け寄っていく姿から、そのパーソナリティを感じ取れるわけだが、美しき白いシャツに袖を通すマドリーの一員としての日々を終わりにしたいと考えている模様。 スペイン『Relevo』によると、今年で28歳、フットボーラーとして脂が乗る年齢に突入したセバージョスは、周囲にマドリー退団の意思を漏らし始めたとのこと。すでに今夏の新天地行きで心が大方決まっている様子だという。 ただ、昨春のマドリーからの契約延長申し出を「鵜呑みにしてしまった」形だというセバージョス。 ルカ・モドリッチ(38)の契約満了or延長が現状50-50で、アルダ・ギュレル(19)は本人ともどもレンタル移籍に前向き…この2つを1年前の時点で想定していたマドリーにセバージョス売却の意向がほとんどないのは、火を見るより明らかとされる。 もしモドリッチ退団にギュレル武者修行なら、少なからずセバージョスの出番も増えそうだが、来季の開幕を28歳で迎えるなか、確固たる主力になれないのも残念ながら明白…エル・ブランコで人一倍の苦労を強いられる男、それがセバージョスだ。 セバージョス獲得に最も関心が高いのは、アトレティコ・マドリーとみられている。 2024.04.24 16:20 Wed

レンタル加入中ホセルの買い取りを思案するレアル…アンチェロッティ監督は残留希望もFW過多が懸念

レアル・マドリーはエスパニョールからレンタル移籍中のスペイン代表FWホセル(34)の去就について、考えを巡らせているようだ。スペイン『マルカ』が報じた。 エスパニョールで活躍した昨シーズンは32歳で初のスペイン代表入りを果たした遅咲きFWのホセル。エスパニョールが2部に降格して迎えた今シーズンは、かつて所属した古巣マドリーに買い取りオプション付きの期限付き移籍で加入した。 マドリーではレギュラー定着こそできていないホセルだが、攻撃に変化を加えられる前線のターゲットとして重宝され、ここまで公式戦42試合13ゴールを記録。しかし、今シーズン終了後にレンタル期間が終了する。 カルロ・アンチェロッティ監督はこの34歳を高く評価しており、来シーズンの残留を希望しているとのこと。一方、マドリーは加入内定済みのパウメイラスのブラジル代表FWエンドリッキ(17)や、獲得濃厚と見られるパリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペ(25)の存在から、ホセルの150万ユーロ(約2億5000万円)の買い取りオプションを行使するかどうか検討中だという。 また、今夏もヨーロッパの選手を多く引き入れるであろうサウジアラビアのクラブもホセルに目をつけている模様。このストライカーとエスパニョールの契約は2025年6月までとなっている。 2024.04.24 14:36 Wed

人生の半分はエル・ブランコ…マドリーが32歳ルーカス・バスケスとの契約延長を急ぐ

レアル・マドリーが元スペイン代表DFルーカス・バスケス(32)との契約延長交渉を急ぐ。スペイン『Relevo』が伝えている。 16歳からマドリーひと筋のL・バスケス。若手時代の武者修行期間1年間を除けば、ほぼ人生の半分をエル・ブランコで過ごし、トップチームで積み上げた公式戦出場数は343試合だ。 絶対的な主力ではない故、愛するクラブで居場所を確保し続けるべく、30代突入を控えて受け入れたのは、若手時代に誰が予想したであろう右サイドバックへのコンバート。 いつの間にか最終ラインの選手となっていた32歳は、ラ・リーガ優勝3回、コパ・デル・レイ(国王杯)優勝1回、チャンピオンズリーグ(CL)優勝4回、クラブW杯優勝3回…地球上の全フットボーラーが羨む勝ち組となった。 そんな伏兵L・バスケスだが、22日のクラシコ・バルセロナ戦で1得点2アシストと燦然たる輝きを放った一方、契約は今季限り。今年1月から自由に他クラブと交渉できる状態となっている。 それでもマドリーとL・バスケス、双方ともに契約延長の意向が強く、今週中に合意を前提とした協議が行われる予定。特にここ最近の活躍から、首脳陣は一刻も早く交渉をまとめる方針に切り替えたとみられている。 2024.04.23 17:55 Tue

クラシコで負傷交代のF・デ・ヨングの今季が終了、ユーロ出場は問題なしか

バルセロナのオランダ代表MFフレンキー・デ・ヨングが負傷により今季中の復帰が見込めないことになったようだ。オランダ『ESPN』が報じている。 F・デ・ヨングは21日に行われたラ・リーガ第33節レアル・マドリーとのエル・クラシコに先発。しかしMFフェデリコ・バルベルデとの接触で右足首を捻挫し、前半追加タイムに交代となっていた。 先月も足首の負傷で1カ月ほど離脱し、10日のチャンピオンズリーグ準々決勝1stレグのパリ・サンジェルマン戦で復帰したばかりのF・デ・ヨングだったが、再離脱となってしまった。 ただ、6月14日に開幕するユーロ2024への出場に問題はないと『ESPN』は報じている。 2024.04.23 00:30 Tue
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly