FC東京が連敗ストップ! 永井弾を守り切って札幌に完封勝利《J1》

2020.11.11 21:14 Wed
明治安田生命J1リーグ第33節のFC東京vs北海道コンサドーレ札幌が11日に味の素スタジアムで行われ、FC東京が1-0で勝利した。4連敗中のFC東京は1-2で敗れた直近の川崎フロンターレ戦からスタメンを1名入れ替え、三田が外れた中盤に内田を配置。一方、前節川崎フロンターレに2-0で会心の勝利を収めた札幌はその試合と同様のスタメンを起用した。
◆永井謙佑の技あり先制ゴール

FC東京のACL参戦により前倒しとなった一戦。アウェイの札幌が敵陣でボールを回しながらチャンスを窺う序盤に。札幌は13分に敵陣中央でボールを奪取したキム・ミンテが強烈なシュートを放ったが、GK波多野の守備範囲だった。

劣勢な展開となっていたFC東京だが21分、森重がパスカットすると、安部が自陣ハーフライン付近から斜め左にスルーパス。相手DFと入れ替わった永井がボックス左まで持ち運ぶと、右足シュートをニアサイドに流し込んでホームのFC東京が先制に成功した。

ビハインドとなった札幌はその4分後の25分、敵陣中央右サイドから金子がクロスを供給すると、ボックス左のルーカス・フェルナンデスが頭で折り返す。最後はゴール前に走り込んだ宮澤がスライディングで反応するも、僅かにゴール右へ外してしまう。
追いかけるアウェイチームだが30分過ぎに足を痛めたチャナティップの負傷交代を余儀なくされるアクシデントが発生。ボールを保持する展開は続くものの、ボックス内まで持ち込むことができずに、1点ビハインドで試合を折り返した。

ハーフタイム明けにドウグラス・オリヴェイラを投入した札幌は50分、福森の右CKから最後は宮澤が至近距離からヘディングシュートを放つが決めきれず。55分には敵陣左サイドでボールを拾ったルーカス・フェルナンデスのラストパスに反応したアンデルソン・ロペスに決定機が巡ってくるも、MF安部にブロックされてシュートは上手くミートしなかった。

60分に福森が直接FKを狙うなど、ビハインドながら依然として攻勢の札幌。対して、ブロックを形成して耐え凌ぐFC東京は75分、高萩とのワンツーで抜け出したディエゴ・オリヴェイラがボックス右へスルーパス。オーバラップしてきた中村がマイナスに折り返すと、こぼれ球がディエゴ・オリヴェイラの下へ。胸トラップから右足を振り抜いたが、GK菅野の好反応に遭った。

札幌がFC東京を崩せないまま時間が推移。後半アディショナルタイムにはジェイからのパスを収めたドウグラス・オリヴェイラがボックス左手前で粘り、宮澤を経由して駒井がボックス中央手前からミドルシュート。相手DFにディフレクトしてGK波多野の逆を突いたものの、枠を捉えることができなかった。

この直後に終了の笛。1点を守り切ったFC東京が連敗を「4」で止めて5試合ぶりの白星。一方、FC東京を崩し切れなかった札幌は2試合ぶりの黒星となった。

FC東京 1-0 北海道コンサドーレ札幌
【FC東京】
永井謙佑(前21)
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