オーバメヤンPK弾で競り勝ったアーセナルが連敗ストップ! ユナイテッドはホーム未勝利続く…《プレミアリーグ》
2020.11.02 03:42 Mon
プレミアリーグ第7節、マンチェスター・ユナイテッドvsアーセナルが1日にオールド・トラフォードで行われ、アウェイのアーセナルが0-1で勝利した。
ユナイテッドは前節、チェルシーを相手に優勢に試合を運びながらも、0-0のドロー。リーグ連勝のチャンスを逸した。それでも、直近のチャンピオンズリーグ(CL)ではRBライプツィヒを相手に5-0の圧勝を収め、オールド・トラフォードでの今季初白星を手にした。リーグ戦でのホーム初白星を狙うこの一戦では先発3人を変更。マティッチとファン・デ・ベーク、出場停止3戦目のマルシャルに代えてマクトミネイ、ブルーノ・フェルナンデス、ラッシュフォードを起用した。
対するアーセナルは前節、レスター・シティにホームで0-1の敗戦を喫して今季初の連敗中。敵地に乗り込み今季対ビッグ6初勝利を目指す一戦では、3-0で快勝したヨーロッパリーグ(EL)のダンドーク戦で温存した主力を復帰させ、前節のレスター戦からは3人のメンバー変更に。負傷のダビド・ルイスに代わってホールディングが復帰し、ジャカとセバージョスに代わってウィリアン、エルネニーが起用された。
ホームのユナイテッドが中盤ダイヤモンド型の[4-3-1-2]、アウェイのアーセナルが可変式の[3-4-3]の布陣を採用した中、互いに相手のビルドアップに対して強く制限をかけていく。そういった中、共にスムーズなボール運びとはならず、ポジティブトランジションから相手ゴール前に迫っていく状況が続く。
徐々に守備からリズムを掴んだアーセナルは14分、右サイド深くに侵攻したベジェリンの鋭いクロスから最初の決定機を作り出すが、ファーに飛び込んだオーバメヤンの足はわずかに届かない。
一度ずつ相手ゴールに迫る場面を作り合ったが、以降は互いに集中した相手の守備を上回る狙いを持った仕掛けはなかなか繰り出せず、ルーズボールを良い形で回収してのスピードアップした攻撃など偶発的な攻撃に留まる。それでも、前半終盤にかけては守備の連動性で勝るアウェイチームがややリズムを掴み、39分にはボックス付近でオーバメヤンの落としに反応したウィリアンが右足を振り抜くが、これはクロスバーの上部を掠めて先制点とはならなかった。
決定機はおろかシュート自体が極端に少ないクローズな前半45分を経て、攻撃を活性化させる両指揮官の修正に注目が集まった後半。立ち上がりはより劣勢だったホームチームが前に出る。中央一辺倒だった攻撃から幅を取る立ち位置を取り、アーセナルのプレッシャーをかいくぐると、ブルーノ・フェルナンデス、マグワイアと続けてフィニッシュの場面を作り出す。
一方、押し込まれる入りとなったアーセナルだが、52分にショートカウンターからラカゼットのラストパスを受けたオーバメヤンが際どいシュートを飛ばすと、58分にもトーマスが得意のミドルシュートを枠に飛ばしてGKデ・ヘアにセーブを強いる。
その後はアーセナルがユナイテッドの変化にアジャストして試合は再び拮抗した展開に戻るが、意外な形からスコアが動く。68分、右サイド深くでタメを作ったウィリアンのスルーパスにインナーラップで反応したベジェリンがボックス内でポグバに後ろから足を踏まれてPKを獲得。これをキッカーのオーバメヤンが冷静に決めて69分の先制点とした。
後半は押し気味に試合を運んでいたものの、ビハインドを背負ったユナイテッドは、75分に2枚替えを敢行。グリーンウッド、ブルーノ・フェルナンデスを下げてカバーニ、ファン・デ・ベークをピッチに送り込んだ。
ここからリスクを冒して攻勢に出る中、85分には左CKの二次攻撃からボックス右でファン・デ・ベークが入れた高速クロスがニアのエルネニー、GKレノの顔面に当たってゴール方向に向かうが、これは惜しくも右ポストを叩いた。
その後、逃げ切りを図るアーセナルはウィリアン、オーバメヤンと前線の選手を下げてメイトランド=ナイルズ、ムスタフィを試合終盤に投入し、専守防衛の構えを見せる。
試合最終盤にはユナイテッドがマグワイアらを前線に上げて得意の力業でゴールをこじ開けにかかったが、最後まで集中力を維持したアーセナルのゴールネットを揺らすことはできなかった。そして、試合はこのままタイムアップを迎えた。
やや不用意に与えたPKが勝敗を大きく左右した強豪対決らしい接戦を制したアーセナルが、2006年9月以来、14試合ぶりにオールド・トラフォードを攻略。さらに、2015年1月のマンチェスター・シティ戦以来、30試合ぶりとなる対ビッグ6のアウェイゲームをモノにし、リーグ連敗をストップした。
一方、敗れたユナイテッドは1972-73シーズン以来となるリーグ戦でのホーム4戦未勝利という不名誉記録を残すことに。
ユナイテッドは前節、チェルシーを相手に優勢に試合を運びながらも、0-0のドロー。リーグ連勝のチャンスを逸した。それでも、直近のチャンピオンズリーグ(CL)ではRBライプツィヒを相手に5-0の圧勝を収め、オールド・トラフォードでの今季初白星を手にした。リーグ戦でのホーム初白星を狙うこの一戦では先発3人を変更。マティッチとファン・デ・ベーク、出場停止3戦目のマルシャルに代えてマクトミネイ、ブルーノ・フェルナンデス、ラッシュフォードを起用した。
ホームのユナイテッドが中盤ダイヤモンド型の[4-3-1-2]、アウェイのアーセナルが可変式の[3-4-3]の布陣を採用した中、互いに相手のビルドアップに対して強く制限をかけていく。そういった中、共にスムーズなボール運びとはならず、ポジティブトランジションから相手ゴール前に迫っていく状況が続く。
徐々に守備からリズムを掴んだアーセナルは14分、右サイド深くに侵攻したベジェリンの鋭いクロスから最初の決定機を作り出すが、ファーに飛び込んだオーバメヤンの足はわずかに届かない。
一方、マンツーマンに近いアーセナルの強度が高い守備に対してビルドアップが機能不全に陥ったユナイテッドは、中盤の選手が立ち位置を変えながら何とか局面の打開を図る。21分には右サイドでの繋ぎからプレスを剥がして相手陣内右のハーフスペースでボールを受けたラッシュフォードが絶妙なグラウンダーの斜めのパスをボックス左に走り込むグリーンウッドに通す。そして、グリーンウッドは左足でニアポストを狙うが、ここはGKレノが冷静にコースを消して防いだ。
一度ずつ相手ゴールに迫る場面を作り合ったが、以降は互いに集中した相手の守備を上回る狙いを持った仕掛けはなかなか繰り出せず、ルーズボールを良い形で回収してのスピードアップした攻撃など偶発的な攻撃に留まる。それでも、前半終盤にかけては守備の連動性で勝るアウェイチームがややリズムを掴み、39分にはボックス付近でオーバメヤンの落としに反応したウィリアンが右足を振り抜くが、これはクロスバーの上部を掠めて先制点とはならなかった。
決定機はおろかシュート自体が極端に少ないクローズな前半45分を経て、攻撃を活性化させる両指揮官の修正に注目が集まった後半。立ち上がりはより劣勢だったホームチームが前に出る。中央一辺倒だった攻撃から幅を取る立ち位置を取り、アーセナルのプレッシャーをかいくぐると、ブルーノ・フェルナンデス、マグワイアと続けてフィニッシュの場面を作り出す。
一方、押し込まれる入りとなったアーセナルだが、52分にショートカウンターからラカゼットのラストパスを受けたオーバメヤンが際どいシュートを飛ばすと、58分にもトーマスが得意のミドルシュートを枠に飛ばしてGKデ・ヘアにセーブを強いる。
その後はアーセナルがユナイテッドの変化にアジャストして試合は再び拮抗した展開に戻るが、意外な形からスコアが動く。68分、右サイド深くでタメを作ったウィリアンのスルーパスにインナーラップで反応したベジェリンがボックス内でポグバに後ろから足を踏まれてPKを獲得。これをキッカーのオーバメヤンが冷静に決めて69分の先制点とした。
後半は押し気味に試合を運んでいたものの、ビハインドを背負ったユナイテッドは、75分に2枚替えを敢行。グリーンウッド、ブルーノ・フェルナンデスを下げてカバーニ、ファン・デ・ベークをピッチに送り込んだ。
ここからリスクを冒して攻勢に出る中、85分には左CKの二次攻撃からボックス右でファン・デ・ベークが入れた高速クロスがニアのエルネニー、GKレノの顔面に当たってゴール方向に向かうが、これは惜しくも右ポストを叩いた。
その後、逃げ切りを図るアーセナルはウィリアン、オーバメヤンと前線の選手を下げてメイトランド=ナイルズ、ムスタフィを試合終盤に投入し、専守防衛の構えを見せる。
試合最終盤にはユナイテッドがマグワイアらを前線に上げて得意の力業でゴールをこじ開けにかかったが、最後まで集中力を維持したアーセナルのゴールネットを揺らすことはできなかった。そして、試合はこのままタイムアップを迎えた。
やや不用意に与えたPKが勝敗を大きく左右した強豪対決らしい接戦を制したアーセナルが、2006年9月以来、14試合ぶりにオールド・トラフォードを攻略。さらに、2015年1月のマンチェスター・シティ戦以来、30試合ぶりとなる対ビッグ6のアウェイゲームをモノにし、リーグ連敗をストップした。
一方、敗れたユナイテッドは1972-73シーズン以来となるリーグ戦でのホーム4戦未勝利という不名誉記録を残すことに。
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