G大阪が9戦無敗でACL出場圏浮上! オルンガ23戦23発目の柏にアデミ決勝弾で競り勝つ《J1》
2020.10.24 18:15 Sat
明治安田生命J1リーグ第24節の1試合がパナソニック スタジアム 吹田で行われ、ホームのガンバ大阪が柏レイソルを2-1で下した。
8試合無敗を継続して上位を猛追する4位G大阪だが、今節は今季公式戦2試合でいずれも完封負けの柏が相手。その今節も昌子が欠場したセンターバックの一角に菅沼が引き続き起用され、宇佐美とパトリックがスターティングメンバーに復帰した。一方、ACL出場権獲得のためにも負けられない戦いが続く8位柏は出場停止の三原に代わり、大谷を起用。左サイドバックに古賀を置き、湘南ベルマーレに2-3で競り負けた前節の払拭を狙った。
立ち上がりからボールの主導権を握りにかかりつつ、相手のビルドアップ時にも果敢にプレッシングをかけていき、クリスティアーノとオルンガのシュートチャンスを早々に作り出した柏だが、徐々に高い位置でのプレッシャーを際立たせたG大阪も攻撃の形を構築。柏がシンプルに背後を突く攻撃を仕掛けてくるなか、次第にボールの主導権争いでも盛り返していったG大阪もエースの宇佐美がフィニッシュに持ち込む場面を作り出すなど、一進一退の攻防戦となる。
試合が進むにつれ、ボールを保持する時間が減った柏だが、前線から積極的にプレッシャーをかけていき、35分にもカウンターからクリスティアーノに決定機が巡ってくると、続く37分にも速攻から仲間がフィニッシュ。対するG大阪も39分、この試合がJ1通算300試合目の出場となる倉田がボックス右深くから浮き球パスを出して、ファーサイドでフリーのパトリックにヘッドで合わせにかかるが、両軍ともにチャンスをモノにできず、無得点で試合を折り返した。
互いに交代なしでスタートした後半も緊迫した展開で進むなか、52分に均衡が破れる。小野瀬が強烈なミドルシュートを放った流れで左CKのチャンスを獲得して、キッカーの宇佐美が右足インスイングのクロスを供給。ファーサイドでオルンガのマークを剥がしたパトリックが頭で合わせにかかると、その後ろで処理を試みたGKキム・スンギュがキャッチをし損ねたボールがゴールラインを割り、ホームのG大阪が先制に成功する。
その柏に対抗しようと、74分にアデミウソンを送り出したG大阪だが、80分にハイボールの競り合いからバイタルエリア中央の江坂がボックス中央にスルーパスを通すと、オルンガが反応。最終ラインの背後を抜け出して左足シュートを蹴り込み、柏が同点に追いついた。オルンガはこれで2試合連続ゴールとなり、23試合目の出場で得点ランキングトップを独走の23発目。これでさらに前に圧力を強めた柏がよりペースを握り、G大阪ゴールに迫っていく。
しかし、矢島と渡邉を送り込み、勝利への執念をみせたG大阪が勝負強さを発揮。89分、山本から敵陣中央でボールを受けた倉田がバイタルエリア右のアデミウソンにボールが入ると、中央に切り込みながらシュートコースを探り、左足を一閃する。利き足ではない左足でのフィニッシュだったが、これがゴール左に突き刺さり、G大阪が後半アディショナルタイム間近の土壇場で再びリードした。
結局、アデミウソンの劇的な一撃で柏に競り勝ったG大阪が今季3度目の連勝を成し遂げ、9試合無敗を継続。消化試合が多いFC東京を交わして、暫定ながらACL出場圏の3位に浮上した。
ガンバ大阪 2-1 柏レイソル
【G大阪】
OG(後7)
アデミウソン(後44)
【柏】
オルンガ(後35)
8試合無敗を継続して上位を猛追する4位G大阪だが、今節は今季公式戦2試合でいずれも完封負けの柏が相手。その今節も昌子が欠場したセンターバックの一角に菅沼が引き続き起用され、宇佐美とパトリックがスターティングメンバーに復帰した。一方、ACL出場権獲得のためにも負けられない戦いが続く8位柏は出場停止の三原に代わり、大谷を起用。左サイドバックに古賀を置き、湘南ベルマーレに2-3で競り負けた前節の払拭を狙った。
試合が進むにつれ、ボールを保持する時間が減った柏だが、前線から積極的にプレッシャーをかけていき、35分にもカウンターからクリスティアーノに決定機が巡ってくると、続く37分にも速攻から仲間がフィニッシュ。対するG大阪も39分、この試合がJ1通算300試合目の出場となる倉田がボックス右深くから浮き球パスを出して、ファーサイドでフリーのパトリックにヘッドで合わせにかかるが、両軍ともにチャンスをモノにできず、無得点で試合を折り返した。
互いに交代なしでスタートした後半も緊迫した展開で進むなか、52分に均衡が破れる。小野瀬が強烈なミドルシュートを放った流れで左CKのチャンスを獲得して、キッカーの宇佐美が右足インスイングのクロスを供給。ファーサイドでオルンガのマークを剥がしたパトリックが頭で合わせにかかると、その後ろで処理を試みたGKキム・スンギュがキャッチをし損ねたボールがゴールラインを割り、ホームのG大阪が先制に成功する。
セットプレーから守りが崩れてしまった柏はすぐさまボールの主導権を握り返していき、ひとつの攻撃を二次、三次に繋げていく場面も作り出すが、G大阪の守備陣も奮闘。そんなG大阪は63分に倉田と小野瀬が立て続けにシュートを放っていき、追加点に迫ったが、GKキム・スンギュの身体を張ったブロックに遭い、柏を引き離すチャンスを逃す。すると、柏は60分に神谷を投入。もうひと工夫のところまでくる攻撃のさらなる活性化を図る。
その柏に対抗しようと、74分にアデミウソンを送り出したG大阪だが、80分にハイボールの競り合いからバイタルエリア中央の江坂がボックス中央にスルーパスを通すと、オルンガが反応。最終ラインの背後を抜け出して左足シュートを蹴り込み、柏が同点に追いついた。オルンガはこれで2試合連続ゴールとなり、23試合目の出場で得点ランキングトップを独走の23発目。これでさらに前に圧力を強めた柏がよりペースを握り、G大阪ゴールに迫っていく。
しかし、矢島と渡邉を送り込み、勝利への執念をみせたG大阪が勝負強さを発揮。89分、山本から敵陣中央でボールを受けた倉田がバイタルエリア右のアデミウソンにボールが入ると、中央に切り込みながらシュートコースを探り、左足を一閃する。利き足ではない左足でのフィニッシュだったが、これがゴール左に突き刺さり、G大阪が後半アディショナルタイム間近の土壇場で再びリードした。
結局、アデミウソンの劇的な一撃で柏に競り勝ったG大阪が今季3度目の連勝を成し遂げ、9試合無敗を継続。消化試合が多いFC東京を交わして、暫定ながらACL出場圏の3位に浮上した。
ガンバ大阪 2-1 柏レイソル
【G大阪】
OG(後7)
アデミウソン(後44)
【柏】
オルンガ(後35)
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