D・ヴィエイラと浅野のゴールで札幌を下した広島、完封で5試合ぶり勝利!《J1》

2020.09.05 16:01 Sat
明治安田生命J1リーグ第15節、北海道コンサドーレ札幌vsサンフレッチェ広島が5日に札幌厚別公園競技場で行われ、0-2でアウェイの広島が勝利した。

2日にYBCルヴァンカップを戦った札幌(勝ち点14)は中2日での戦いとなる。その横浜F・マリノス戦では、終盤に失点を許すとPK戦の末に敗退。これで公式戦7戦未勝利となり、最後に白星を挙げたのはちょうど1カ月前に行われたルヴァンカップの広島戦だった。
対する広島(勝ち点15)は、ルヴァンカップはすでに敗退しているため日程の問題はない。だが、札幌同様にリーグ戦ではここ4試合勝利から遠ざかっており、前節のベガルタ仙台戦は開始4分にレアンドロ・ペレイラのゴールで先制するも、後半に追いつかれドロー決着となった。

コンディションの違いからか、序盤は広島がボールを保持する展開となる。7分にFKのクロスからレアンドロ・ペレイラがネットを揺らすもオフサイドの判定に。札幌も8分、リーグ戦では8試合ぶりの先発出場となったジェイがフィジカルを生かしてシュートに持ち込みチャンスを窺う。

徐々に札幌も盛り返した15分過ぎ、広島はハイネルのロングボールに抜け出したドウグラス・ヴィエイラが、競り合ったキム・ミンテに倒されPKを獲得。絶好のチャンスだったが、ハイネルのシュートは左ポストを叩いてしまいゴールならず。
命拾いした札幌は27分、CKからの混戦でゴール直前まで押し込むも、最後は青山の体を張ったブロックに阻まれた。広島もその2分後にカウンターから森島が上げたクロスをレアンドロ・ペレイラが頭で合わせるも、GK菅野に止められた。

その後はなかなか攻撃のシーンが作れなかった広島だが迎えた後半開始5分、左サイドの柏が右足で送ったクロスをドウグラス・ヴィエイラが頭で合わせて先制に成功。ドウグラス・ヴィエイラはおよそ1カ月ぶりのゴールとなった。

失点を許した札幌は57分に一度に4人交代。流れを変えて攻勢を強める中、68分にはCKからこの交代で入った進藤がヘディングシュート。枠を捉えていたがゴールライン上で、こちらも途中投入の東にブロックされた。

リードを守る広島は80分に柏を下げてJ1初出場となる土肥を投入。90分にはレアンドロ・ペレイラを下げて、今日が30歳の誕生日の井林を投入し守りにかかる。

するとその直後、攻め込む札幌の最終ライン間のパスをカットしカウンターに転じると、茶島のスルーパスで浅野が右サイドを突破。ボックス右から中にカットインし、得意の左足でニアを撃ち抜いた。

そして、試合は0-2でアウェイの広島が勝利。リーグ戦5試合ぶりの白星を挙げた。敗れた札幌は、リーグ戦では7戦未勝利となった。

北海道コンサドーレ札幌 0-2 サンフレッチェ広島
【広島】
ドウグラス・ヴィエイラ(後5)
浅野雄也(後45)
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