【メッシとバルセロナ】vol.3 初クラシコは3トップ躍動のバルサが3-0でマドリーに完勝/2005年11月19日
2020.09.01 23:00 Tue
今日の欧州サッカー界で最もホットな話題といえるのが、バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(33)の去就騒動だ。2001年に13歳でバルセロナのカンテラに加入して以降、約20年に渡ってバルセロナ一筋でプレーを続けてきたメッシがトランスファーリクエストを提出したのだ。
今回は2005年11月19日。メッシが初めて宿敵のライバル、レアル・マドリーとの“エル・クラシコ”に出場した日だ。
2004-05シーズンにバルセロナでのファーストチームデビューを飾ったメッシは、2005年夏に行われたワールドユース選手権(現U-20ワールドカップ)で大会得点王と最優秀選手賞に輝く圧巻の活躍を見せ、2年目のシーズンを迎えた。
しかし、当時のバルセロナはロナウジーニョ、サミュエル・エトー、リュドヴィク・ジュリの3トップが1stチョイスとなっており、若きメッシは途中出場が主だった。
先制点は14分。右サイドから18歳のメッシが高速ドリブルを仕掛けゴール前に侵入。メッシは相手DFに行く手を遮られたものの、そのままエトーにパスを出す。パスを受けDFに囲まれたエトーだったが、反転して絶妙のタイミングでシュート。素早いプレーでGKカシージャスのタイミングをずらしたトゥーシュートは、ネットを揺らし0-1となった。
ただ、この試合の主役はメッシではなく、もう一人のクラック、ロナウジーニョだった。
59分、左サイドのハーフラインからドリブルを開始したロナウジーニョは、簡単に相手DFセルヒオ・ラモスをかわして、そのままボックス内に入り込む。この時、立ちはだかったのはDFイバン・エルゲラ。しかし、ロナウジーニョは全くスピードを落とすことなく、何事もなかったようにエルゲラをかわしてシュート。ロベルト・カルロスが必死にブロックするも、間に合わずにゴール。いとも簡単に得点を決めてみせた。
さらに、77分にもロナウジーニョがゴールを決めると、サンティアゴ・ベルナベウに詰め掛けた8万7000人もの観客は、ロナウジーニョとバルセロナのプレーに対しスタンディングオベーションでそのパフォーマンスを称えた。
ロナウジーニョとともに、堂々のパフォーマンスでクラシコ快勝に貢献したメッシは、この試合以降右サイドの1stチョイスに。3月に右足大腿二頭筋のケガで戦列を離れるまで、見事な活躍を見せた。
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これまでチームのアイコンとして、そして数多くの功績を残したメッシ。今特集ではバルセロナでのメッシのキャリアを語る上で欠かせないシーンをピックアップ。各試合やゴールを思い返しつつ、そのキャリアを振り返る。◆メッシの初クラシコ、堂々のタッチ集
今回は2005年11月19日。メッシが初めて宿敵のライバル、レアル・マドリーとの“エル・クラシコ”に出場した日だ。
2004-05シーズンにバルセロナでのファーストチームデビューを飾ったメッシは、2005年夏に行われたワールドユース選手権(現U-20ワールドカップ)で大会得点王と最優秀選手賞に輝く圧巻の活躍を見せ、2年目のシーズンを迎えた。
しかし、当時のバルセロナはロナウジーニョ、サミュエル・エトー、リュドヴィク・ジュリの3トップが1stチョイスとなっており、若きメッシは途中出場が主だった。
それでも2005年11月19日に行われたラ・リーガ第12節、マドリーとのクラシコという大舞台でメッシは先発に抜擢。サンティアゴ・ベルナベウでの一戦となったこの試合だが、序盤からバルセロナが試合を支配する。
先制点は14分。右サイドから18歳のメッシが高速ドリブルを仕掛けゴール前に侵入。メッシは相手DFに行く手を遮られたものの、そのままエトーにパスを出す。パスを受けDFに囲まれたエトーだったが、反転して絶妙のタイミングでシュート。素早いプレーでGKカシージャスのタイミングをずらしたトゥーシュートは、ネットを揺らし0-1となった。
ただ、この試合の主役はメッシではなく、もう一人のクラック、ロナウジーニョだった。
59分、左サイドのハーフラインからドリブルを開始したロナウジーニョは、簡単に相手DFセルヒオ・ラモスをかわして、そのままボックス内に入り込む。この時、立ちはだかったのはDFイバン・エルゲラ。しかし、ロナウジーニョは全くスピードを落とすことなく、何事もなかったようにエルゲラをかわしてシュート。ロベルト・カルロスが必死にブロックするも、間に合わずにゴール。いとも簡単に得点を決めてみせた。
さらに、77分にもロナウジーニョがゴールを決めると、サンティアゴ・ベルナベウに詰め掛けた8万7000人もの観客は、ロナウジーニョとバルセロナのプレーに対しスタンディングオベーションでそのパフォーマンスを称えた。
ロナウジーニョとともに、堂々のパフォーマンスでクラシコ快勝に貢献したメッシは、この試合以降右サイドの1stチョイスに。3月に右足大腿二頭筋のケガで戦列を離れるまで、見事な活躍を見せた。
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