来季限りで引退のピシュチェク、ドルト副主将を辞退 「最後のシーズンを精一杯楽しみたい」

2020.08.16 14:14 Sun
Getty Images
ドルトムントの元ポーランド代表DFウカシュ・ピシュチェク(35)が、2020-21シーズンに向けてバイスキャプテン(副主将)を辞退したことを明らかにした。

ピシュチェクは2010年にヘルタ・ベルリンからドルトムントに加入して以降、右サイドバックやウイングバック、センターバックを主戦場に公式戦363試合に出場。在籍期間に2度のブンデスリーガ制覇を含め、6つの主要タイトル獲得に貢献してきた。
また、在籍年数やその人格、リーダーシップが高く評価されており、キャプテンのドイツ代表MFマルコロイス不在時はバイスキャプテンとしてゲームキャプテンを務めてきた。

しかし、2020-21シーズンを最後に現役を退く意向を示す35歳は、1人のプレーヤーとしてラストシーズンを全うしたいこと、後輩たちにリーダーシップを促したいことを理由に、バイスキャプテンを辞退したことを明らかにした。

そして、ピシュチェクはクラブ公式サイトを通じて、愛するサポーターに今回の決断の意図を説明している。
「2020-21シーズンは僕のプロフットボーラーとしての最後のシーズンになる。そして、このシーズンを精一杯楽しみたいと思っているんだ」

「これまでの数年間、チーム委員会の一員としてもバイスキャプテンとしても、自ら進んで責任を負い、他のプレーヤーたちと共にチームを引っ張ってきた。そして、今はチームが転換期に差し掛かる中、同じようにアクティブな役割を担い、他のプレーヤーがより大きな役割を果たす助けになりたいと思っているんだ」

「そういった理由から、僕はバイスキャプテンを辞退しチーム委員会から離れることを決断した」

「だけど、ロッカールームにおいて自分の意見が求められていることは理解しているし、今後も継続してチームを助けていくつもりだよ。今後も自分の意見を伝え続け、仲間がアドバイスを求めてきたときにはいつでもアドバイスをしていきたいと思っているよ」
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