【セリエA第36節プレビュー】王手をかけるユーベが吉田サンプと対戦!ホームで9連覇なるか

2020.07.24 23:30 Fri
Getty Images
火曜から木曜にかけて行われた前節では2位インテルが引き分けたことでユベントスに9連覇決定の可能性があった中、ウディネーゼに不覚を取って優勝は今節以降に持ち越しとなった。欧州カップ戦の出場権に関しては4位ラツィオが勝利したことでチャンピオンズリーグ(CL)出場4チームが決まり、ヨーロッパリーグ(EL)出場枠に関してもミランが7位以上を確定させ、ローマと共に出場権を得ている。
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来季の欧州カップ戦の出場枠が全て決まった中、迎える第36節、9連覇に王手をかけているユベントスは、吉田の所属するサンプドリアとホームで対戦する。ユベントスは前節、優勝の懸かったウディネーゼ戦を先制しながらも、後半追加タイム被弾により痛恨の逆転負けを喫した。優勝決定が先送りとなった中、ホームで気持ちよく優勝を決められるか。
一方、残留争い中のジェノアに競り負けたサンプドリア。とはいえ、ここ7戦で5勝しており、好調には変わりない。初のジェノヴァ・ダービーに挑み、及第点のパフォーマンスを見せた吉田は引き続き先発予想となっているが、得点王争いでインモービレに一歩リードを許したC・ロナウドを止めることができるか。

そして、本日はミランvsアタランタの好カードが組まれている。6位ミランは前節サッスオーロとのEL出場権争い直接対決を制してEL出場を決めた。今節は負傷でロマニョーリ、ケアー、A・コンティを、出場停止でテオ・エルナンデスとベナセルを欠き、バックラインが揃って不在となるが、リーグ最強の攻撃力を誇るアタランタを控え選手たちが抑え込むことはできるか。

対するアタランタは、前節ボローニャ戦の勝利で2位に浮上。こちらはディムスティとイリチッチを負傷で欠くが、ミランの状態に比べれば十分戦える陣容が揃っている。昨季の3位を上回るクラブ史上最高位となる2位をキープすべく手負いのミラン撃破といきたい。
その他、冨安が負傷離脱となったボローニャは、降格圏に沈む18位レッチェとのホーム戦を、3位後退となったインテルは残留圏内ぎりぎりに位置する17位ジェノアとのアウェイ戦を戦う。

◆セリエA第36節
▽7/24(金)
《28:45》
ミランvsアタランタ

▽7/25(土)
《24:15》
ブレシアvsパルマ
《26:30》
ジェノアvsインテル
《28:45》
ナポリvsサッスオーロ

▽7/26(日)
《24:15》
ボローニャvsレッチェ
《26:30》
SPALvsトリノ
カリアリvsウディネーゼ
ヴェローナvsラツィオ
ローマvsフィオレンティーナ
《28:45》
ユベントスvsサンプドリア


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