ヴェンゲルがアイデンティティを失った古巣を憂慮も「ミケルが取り戻してくれることを願う」
2020.05.11 21:00 Mon
アーセナルの元指揮官であるアーセン・ヴェンゲル氏が古巣への憂慮の念を明かしつつ、元教え子への期待を口にした。
アーセナルでのキャリア終盤は、リーグ優勝争いから遠ざかる期間が続き、一時のような成績を残すことに苦労したヴェンゲル氏だが、アーセナルといえば流れるようなアッタンキングフットボールを展開するというクラブのアイデンティティを確立していた。
しかし、アーセナルのレジェンド監督は、最近の古巣のフットボールについてイギリス『talkSPORT』のインタビューを通して言及。アイデンティティが失われてしまっていると憂慮の念を口にしたが、元教え子である現監督のミケル・アルテタへの期待のコメントを述べた。
「いまだにアーセナルについてとても気にかけているし、彼らの試合は全て観ている」
「私はアーセナルというクラブでフットボールをする上で、リスペクトされるべきアイデンティティがあると強く思っている」
また、自らのアーセナルでのキャリアについても回顧。22年という長期にわたって指揮官を務めることができたことを「誇りに思う」とし、クラブへの愛は今でも色褪せていないことを明かした。
「私はアーセナルでクラブを改善するために少しでも貢献できたことを嬉しく思うし、誇りに思う」
「私の心は今でもアーセナルと共にあるし、(監督をしていた時間について)よく思いを馳せる。1つのクラブで22年を過ごすというのはあまり類を見ないことだし、誇りに思う」
「今こうして振り返れば、何を勝ち取り、何に敗れたということについて考えるのではなく、ただそこにいる間にクラブのために尽くすことができたということを誇りに思う」
「誰の助けを得るわけでもなく、エミレーツにあるもの全てを我々が築き上げたということを振り返ることができるのはとても満足だ。今ではクラブはより大きな成功を収めることができる」
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アーセナル指揮官として過ごした22年間でプレミアリーグ優勝3回、FAカップ優勝7回など、輝かしい実績を築き上げたヴェンゲル監督。モダンフットボールをイングランドに持ち込んだ第一人者であり、ヴェンゲル監督指揮下のアーセナルは、フリー・フローイング・フットボールと言われる、選手同士の自由な動きを尊重したフットボールを展開し、当時のプレミアリーグを席巻した。アーセナルでのキャリア終盤は、リーグ優勝争いから遠ざかる期間が続き、一時のような成績を残すことに苦労したヴェンゲル氏だが、アーセナルといえば流れるようなアッタンキングフットボールを展開するというクラブのアイデンティティを確立していた。
「いまだにアーセナルについてとても気にかけているし、彼らの試合は全て観ている」
「私はアーセナルというクラブでフットボールをする上で、リスペクトされるべきアイデンティティがあると強く思っている」
「そしてそれをミケル(・アルテタ)が取り戻してくれることを願っているよ」
また、自らのアーセナルでのキャリアについても回顧。22年という長期にわたって指揮官を務めることができたことを「誇りに思う」とし、クラブへの愛は今でも色褪せていないことを明かした。
「私はアーセナルでクラブを改善するために少しでも貢献できたことを嬉しく思うし、誇りに思う」
「私の心は今でもアーセナルと共にあるし、(監督をしていた時間について)よく思いを馳せる。1つのクラブで22年を過ごすというのはあまり類を見ないことだし、誇りに思う」
「今こうして振り返れば、何を勝ち取り、何に敗れたということについて考えるのではなく、ただそこにいる間にクラブのために尽くすことができたということを誇りに思う」
「誰の助けを得るわけでもなく、エミレーツにあるもの全てを我々が築き上げたということを振り返ることができるのはとても満足だ。今ではクラブはより大きな成功を収めることができる」
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