ブラジル人トリオ揃い踏み! FC東京、清水に逆転勝利で悲願へ白星スタート《J1》
2020.02.23 15:00 Sun
明治安田生命J1リーグ開幕節の清水エスパルスvsFC東京が23日にIAIスタジアム日本平で行われ、3-1でFC東京が勝利した。
昨シーズンのJ1リーグを12位でフィニッシュした清水と、優勝争いを演じるも惜しくも2位で終えたFC東京が激突した。
今シーズン、新たにピーター・クラモフスキー監督を招へいした清水は、攻撃的サッカーへの転換を図る。16日に行われたYBCルヴァンカップ・グループA第1節の川崎フロンターレ戦では、5-1と大敗。それでも新スタイルの片鱗を見せた。その一戦から先発メンバー2名を変更。竹内とジュニオール・ドゥトラに代えて、中村慶太とティーラシン・デーンダーを起用した。
一方、長谷川健太体制3年目を迎えるFC東京は今シーズン、ACLに参戦。18日のグループF第2節ではパース・グローリーに1-0で勝利し、ここまで1勝1分けとまずまずのスタートを切っている。今節に向けては、スタメン3選手を変更。小川、安部、アダイウトンに代えて中村帆高、三田、田川をピッチに送り込んだ。長谷川監督同様、古巣対戦となる林は先発している。
試合は開始直後、ホームの清水にいきなりチャンス。奥井からのロングフィードに反応したティーラシン・デーンダーがボックス右外で受けると、GK林のポジショニングが中途半端になっているのを見逃さず、ループシュートを放った。しかし、これはわずかにゴールの上に外れた。
対するFC東京も反撃。32分、田川が相手最終ラインでパスカットし、レアンドロのリターンを受けてボックス左に侵攻する。中央への折り返しにディエゴ・オリヴェイラが走り込むも、ギリギリのところでDF立田に阻まれて、シュートまで持ち込むことができない。
ゴールレスで迎えた後半立ち上がり、ホームの清水が先制する。47分、敵陣中央左でパスを受けた西澤がボックス手前中央に縦パスを供給。その先にいたティーラシン・デーンダーが巧みにターンし、GKと一対一の局面を作り出すと、冷静にゴール左に流し込んでゴールネットを揺らした。
清水のホーム通算700ゴール目となるティーラシン・デーンダーの移籍後初ゴールで先制した清水。対するFC東京は55分、三田を下げてアダイウトンを投入して攻撃の活性化を図る。すると56分、そのアダイウトンが後方からボールを引き出し、ボックス右手前でシュートを放つも、飛び出したGKネト・ヴォルピにブロックされた。さらにアダイウトンのクロスをディエゴ・オリヴェイラが頭で合わせたが、枠を捉えることはできない。
それでもFC東京は75分、左サイドでディエゴ・オリヴェイラが浮き球を競り勝つと、拾ったレアンドロがボックス内に侵攻。これに対して立田がスライディングで倒してしまい、PKを獲得する。これをキッカーのディエゴ・オリヴェイラが左に決めて追いついた。
これでFC東京が勢いづく。80分、自陣でレアンドロがアルトゥール・シルバからパスを受けると一気にドリブルで敵陣へ。ボックス左でパスを受けたディエゴ・オリヴェイラが立田の股を抜くパスを折り返し、最後はアダイウトンがプッシュした。
逆転に成功したFC東京は、試合終了間際にレアンドロが獲得したPKを自ら決めてトドメ。ブラジル人トリオ揃い踏みで3-1の勝利を収めたFC東京が悲願のJ1制覇に向けて、好スタートを切った。
清水エスパルス 1-3 FC東京
【清水】
ティーラシン・デーンダー(後2)
【FC東京】
ディエゴ・オリヴェイラ(後32)
アダイウトン(後35)
レアンドロ(後47)
昨シーズンのJ1リーグを12位でフィニッシュした清水と、優勝争いを演じるも惜しくも2位で終えたFC東京が激突した。
一方、長谷川健太体制3年目を迎えるFC東京は今シーズン、ACLに参戦。18日のグループF第2節ではパース・グローリーに1-0で勝利し、ここまで1勝1分けとまずまずのスタートを切っている。今節に向けては、スタメン3選手を変更。小川、安部、アダイウトンに代えて中村帆高、三田、田川をピッチに送り込んだ。長谷川監督同様、古巣対戦となる林は先発している。
試合は開始直後、ホームの清水にいきなりチャンス。奥井からのロングフィードに反応したティーラシン・デーンダーがボックス右外で受けると、GK林のポジショニングが中途半端になっているのを見逃さず、ループシュートを放った。しかし、これはわずかにゴールの上に外れた。
その後、FC東京が攻勢を強めたものの、時間の経過とともに清水がポゼッションを高めていく。30分には西村が金子とのパス交換からボックス右外深い位置に侵攻し、角度のないところから意表を突いたシュート。だが、ここはGK林に冷静に対応された。
対するFC東京も反撃。32分、田川が相手最終ラインでパスカットし、レアンドロのリターンを受けてボックス左に侵攻する。中央への折り返しにディエゴ・オリヴェイラが走り込むも、ギリギリのところでDF立田に阻まれて、シュートまで持ち込むことができない。
ゴールレスで迎えた後半立ち上がり、ホームの清水が先制する。47分、敵陣中央左でパスを受けた西澤がボックス手前中央に縦パスを供給。その先にいたティーラシン・デーンダーが巧みにターンし、GKと一対一の局面を作り出すと、冷静にゴール左に流し込んでゴールネットを揺らした。
清水のホーム通算700ゴール目となるティーラシン・デーンダーの移籍後初ゴールで先制した清水。対するFC東京は55分、三田を下げてアダイウトンを投入して攻撃の活性化を図る。すると56分、そのアダイウトンが後方からボールを引き出し、ボックス右手前でシュートを放つも、飛び出したGKネト・ヴォルピにブロックされた。さらにアダイウトンのクロスをディエゴ・オリヴェイラが頭で合わせたが、枠を捉えることはできない。
それでもFC東京は75分、左サイドでディエゴ・オリヴェイラが浮き球を競り勝つと、拾ったレアンドロがボックス内に侵攻。これに対して立田がスライディングで倒してしまい、PKを獲得する。これをキッカーのディエゴ・オリヴェイラが左に決めて追いついた。
これでFC東京が勢いづく。80分、自陣でレアンドロがアルトゥール・シルバからパスを受けると一気にドリブルで敵陣へ。ボックス左でパスを受けたディエゴ・オリヴェイラが立田の股を抜くパスを折り返し、最後はアダイウトンがプッシュした。
逆転に成功したFC東京は、試合終了間際にレアンドロが獲得したPKを自ら決めてトドメ。ブラジル人トリオ揃い踏みで3-1の勝利を収めたFC東京が悲願のJ1制覇に向けて、好スタートを切った。
清水エスパルス 1-3 FC東京
【清水】
ティーラシン・デーンダー(後2)
【FC東京】
ディエゴ・オリヴェイラ(後32)
アダイウトン(後35)
レアンドロ(後47)
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