サッリ、直近5戦3敗のアウェイ戦の出来に苦言 「ホームとの違いは明白」

2020.02.09 15:10 Sun
Getty Images
ユベントスを率いるマウリツィオ・サッリ監督は、今季3敗目を喫したヴェローナ戦後にアウェイゲームにおけるチームパフォーマンスの悪さに苦言を呈した。

ユベントスは8日、セリエA第23節でヴェローナとのアウェイ戦に臨み、1-2で逆転負けを喫した。
前節フィオレンティーナ戦をFWクリスティアーノ・ロナウドの2ゴールの活躍などで快勝した首位のユベントスは、前節と同じスタメンで臨んだ。

試合を通して主導権を掴み切れない難しい展開の中、65分には35歳を迎えたばかりのC・ロナウドが見事な個人技でセリエA10試合連続ゴールを達成し、先制に成功した。

このままユベントスの逃げ切り濃厚と思われたが、76分にFWファビオ・ボリーニに同点ゴールを許すと、84分にはDFレオナルド・ボヌッチがボックス内でハンドを犯してPK献上。これをキッカーのFWジャンパオロ・パッツィーニに決められ、試合巧者らしからぬ逆転負けで今季3敗目を喫した。
サッリ監督は直近のセリエAのアウェイゲーム5試合で3敗目となったヴェローナ戦の敗戦を受けて、チームのアプローチの仕方が問題であると主張している。老将がイタリア『DAZN』のインタビューで語っている。

「我々がホームとアウェイの試合で異なるパフォーマンス、結果となっていることは明白だ。今日は非常に難しい試合だった。我々は試合前からそのことを覚悟していたし、ヴェローナは試合序盤から我々を苦しめた」

「それでも、我々は何とか戦い、枠に直撃した2度のシュートを含めリードを奪うことに成功した。しかし、幾つかのソフトなミスで勝ち点を失うことは許容できない」

「最初の失点は不可解なものだった。そして、ユベントスが勝ち続けるためには表面的な態度によるミスを続けることは許されない。そういった悪癖は絶対に克服しなければならない」

さらに、サッリ監督はセリエA8連覇という圧倒的な戦績がリーグ戦での戦いにおいて慢心を生んでいると指摘。その中で2位のインテルや3位のラツィオの追い上げが緊張感をもたらすことを期待しているのかもしれない。

「我々は勝利が当然のことではないということを、改めて理解する必要がある。ハードワークをする必要があるし、時には泥臭く戦うことも求められる。そして、自分たちの圧倒的な実績に胡坐をかいてはならない」

「ここ数年、このチームは快適に勝利することに慣れてしまっている。だが、今後に向けてはこれ以上勝ち点を無駄に失う余裕がないことを頭に入れておかなければならない」
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