【ラ・リーガ注目プレビュー】好対照の状況で迎える今季公式戦3度目の“マドリード・ダービー”!
2020.02.01 12:00 Sat
ラ・リーガ第22節、レアル・マドリーとアトレティコ・マドリーによる“マドリード・ダービー”が日本時間2月1日24:00にサンティアゴ・ベルナベウでキックオフされる。先月のスーペル・コパ・デ・エスパーニャ決勝で死闘を演じた首位のエルブランコ(勝ち点46)と、5位のロヒブランコ(勝ち点36)による今季公式戦3度目の対戦だ。
一方、シーズンを通じて深刻な得点力不足に悩まされるアトレティコは、スーペル・コパ決勝での敗戦以降、エイバル(0-2)、レガネス(0-0)相手にいずれも無得点に終わりラ・リーガ2戦未勝利。さらに、コパ・デル・レイ3回戦では3部のレオネッサ相手に屈辱の敗退を強いられ、直近の公式戦3敗1分けと泥沼の状況が続く。そのため、辛辣な現地メディアを中心にシメオネ監督の進退問題が騒がしくなっており、仮に今回のダービーで大敗を喫するようなことがあれば、シーズン途中での解任という可能性もあり得る状況だ。
公式戦20試合無敗と公式戦4戦未勝利と好対照のチーム状況の両者だが、今季ここまでの2度の対戦ではPK戦の結果、マドリーに軍配が上がっているものの、210分間の戦いを通じては互いに1ゴールも奪えておらず、試合内容もほぼ互角だ。したがって、3戦目にして完全決着が期待される今回の一戦では先制点の行方が勝敗を大きく左右するはずだ。その先制点が下馬評で劣勢のアトレティコに決まるようなことがあれば、絶好調のマドリーの無敗ストップも十二分に考えられる。
▽レアル・マドリー予想スタメン
GK:クルトワ
DF:カルバハル、ヴァラン、セルヒオ・ラモス、メンディ
MF:バルベルデ、カゼミロ、クロース
MF:モドリッチ、イスコ
FWベンゼマ
負傷者:FWアセンシオ、マリアーノ
出場停止者:なし
システムに関しては[4-3-3]、[4-3-1-2]、[4-3-2-1]の3通りのプランが想定される中、自慢の中盤5選手を同時起用可能なクリスマスツリー型の[4-3-2-1]の採用を予想する。ただ、中央を固める相手をサイドに広げる戦いを選択する場合、ベイルやロドリゴをウイングに配した[4-3-3]の形も十分に考えられる。
▽アトレティコ・マドリー予想スタメン
GK:オブラク
DF:トリッピアー、サビッチ、フェリペ、ロージ
MF:コレア、エレーラ、トーマス、サウール
FW:モラタ、ビトロ
負傷者:DFヴルサリコ
出場停止者:DFヒメネス、アリアス、トリッピアー、MFコケ、エレーラ、FWジエゴ・コスタ、フェリックス
出場停止者はいない。負傷者に関してはヒメネスとアリアス、ジエゴ・コスタ、フェリックスの4選手の欠場が確定。また、練習復帰したばかりのコケ、コンディションに不安を抱えるトリッピアー、エレーラの2選手に関しても欠場の可能性があるようだ。
スタメンに関してはトリッピアーとエレーラの状態次第でヴルサリコとマルコス・ジョレンテ(コケ)が代役を担う。前線に関してはモラタの相棒にコレア、ビトロのいずれを起用するかが注目ポイントだ。
★注目選手
◆レアル・マドリー:MFフェデリコ・バルベルデ
レアル・マドリーの注目プレーヤーはスーペル・コパでMVPに輝いたバルベルデだ。今季、第6節オサスナ戦での初先発以降、ジダン監督の信頼をがっちりと掴む21歳はチャンピオンズリーグ(CL)のパリ・サンジェルマン戦、バルセロナとのエル・クラシコとビッグマッチにおける存在感が抜群だ。そして、先月行われたスーペル・コパでの前回対戦では延長後半にモラタの完璧な裏抜けを退場覚悟のプロフェッショナルファウルで阻止し、チームの今季初タイトルに大きく貢献した。
今回の一戦は本拠地ベルナベウで行われるものの、対戦相手、アウェイサポーターの双方から徹底マークを受けることは想像に難くない。その中で先発か途中投入かは不明だが、若きウルグアイ代表がどのようなパフォーマンスを見せるか注目したい。
◆アトレティコ・マドリー:FWアルバロ・モラタ
アトレティコの注目プレーヤーはスーペル・コパで主役になり切れなかったモラタだ。現在、アトレティコではジエゴ・コスタとフェリックスの主力アタッカー2人が負傷離脱を強いられ、今冬の加入が期待されたFWカバーニの交渉も不調に終わり、得点力不足が顕著なチームにおいて27歳のスペイン代表FWにかかる期待は非常に大きくなっている。
前述のスーペル・コパではバルベルデに主役の座を奪われ、今季ラ・リーガでの前回対戦では出場停止による欠場とダービーでは思うような活躍を見せられていないが、ユベントス時代にはCL準決勝で古巣相手を敗退に追い込む2試合連続ゴールを記録しており、決して相性が悪い相手ではない。今回の試合ではかつての本拠地でチームを勝利に導く躍動を期待したい。
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前節、バジャドリー相手に伏兵DFナチョのゴールで競り勝ったマドリーは16週ぶりにバルセロナを抜き首位に浮上。また、直近のコパ・デル・レイでは格下レアル・サラゴサを4-0のスコアで一蹴し、昨年10月末から継続する公式戦無敗記録を「20」の大台に乗せた。ひと試合毎のパフォーマンスは決して安定していないが、守護神クルトワを中心とする堅守と現役時代から続くジダン監督の驚異的な勝負強さを武器に“負けにくい”チームに変貌を遂げている。公式戦20試合無敗と公式戦4戦未勝利と好対照のチーム状況の両者だが、今季ここまでの2度の対戦ではPK戦の結果、マドリーに軍配が上がっているものの、210分間の戦いを通じては互いに1ゴールも奪えておらず、試合内容もほぼ互角だ。したがって、3戦目にして完全決着が期待される今回の一戦では先制点の行方が勝敗を大きく左右するはずだ。その先制点が下馬評で劣勢のアトレティコに決まるようなことがあれば、絶好調のマドリーの無敗ストップも十二分に考えられる。
◆レアル・マドリー◆
【4-3-2-1】
【4-3-2-1】
▽レアル・マドリー予想スタメン
(C)CWS Brains, LTD.
GK:クルトワ
DF:カルバハル、ヴァラン、セルヒオ・ラモス、メンディ
MF:バルベルデ、カゼミロ、クロース
MF:モドリッチ、イスコ
FWベンゼマ
負傷者:FWアセンシオ、マリアーノ
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関してはアセンシオ、マリアーノが別メニュー調整となっているが、アザールが全体練習に復帰したことでそれ以外の主力全員が起用可能だ。
システムに関しては[4-3-3]、[4-3-1-2]、[4-3-2-1]の3通りのプランが想定される中、自慢の中盤5選手を同時起用可能なクリスマスツリー型の[4-3-2-1]の採用を予想する。ただ、中央を固める相手をサイドに広げる戦いを選択する場合、ベイルやロドリゴをウイングに配した[4-3-3]の形も十分に考えられる。
◆アトレティコ・マドリー◆
【4-4-2】
【4-4-2】
▽アトレティコ・マドリー予想スタメン
(C)CWS Brains, LTD.
GK:オブラク
DF:トリッピアー、サビッチ、フェリペ、ロージ
MF:コレア、エレーラ、トーマス、サウール
FW:モラタ、ビトロ
負傷者:DFヴルサリコ
出場停止者:DFヒメネス、アリアス、トリッピアー、MFコケ、エレーラ、FWジエゴ・コスタ、フェリックス
出場停止者はいない。負傷者に関してはヒメネスとアリアス、ジエゴ・コスタ、フェリックスの4選手の欠場が確定。また、練習復帰したばかりのコケ、コンディションに不安を抱えるトリッピアー、エレーラの2選手に関しても欠場の可能性があるようだ。
スタメンに関してはトリッピアーとエレーラの状態次第でヴルサリコとマルコス・ジョレンテ(コケ)が代役を担う。前線に関してはモラタの相棒にコレア、ビトロのいずれを起用するかが注目ポイントだ。
★注目選手
◆レアル・マドリー:MFフェデリコ・バルベルデ
Getty Images
レアル・マドリーの注目プレーヤーはスーペル・コパでMVPに輝いたバルベルデだ。今季、第6節オサスナ戦での初先発以降、ジダン監督の信頼をがっちりと掴む21歳はチャンピオンズリーグ(CL)のパリ・サンジェルマン戦、バルセロナとのエル・クラシコとビッグマッチにおける存在感が抜群だ。そして、先月行われたスーペル・コパでの前回対戦では延長後半にモラタの完璧な裏抜けを退場覚悟のプロフェッショナルファウルで阻止し、チームの今季初タイトルに大きく貢献した。
今回の一戦は本拠地ベルナベウで行われるものの、対戦相手、アウェイサポーターの双方から徹底マークを受けることは想像に難くない。その中で先発か途中投入かは不明だが、若きウルグアイ代表がどのようなパフォーマンスを見せるか注目したい。
◆アトレティコ・マドリー:FWアルバロ・モラタ
Getty Images
アトレティコの注目プレーヤーはスーペル・コパで主役になり切れなかったモラタだ。現在、アトレティコではジエゴ・コスタとフェリックスの主力アタッカー2人が負傷離脱を強いられ、今冬の加入が期待されたFWカバーニの交渉も不調に終わり、得点力不足が顕著なチームにおいて27歳のスペイン代表FWにかかる期待は非常に大きくなっている。
前述のスーペル・コパではバルベルデに主役の座を奪われ、今季ラ・リーガでの前回対戦では出場停止による欠場とダービーでは思うような活躍を見せられていないが、ユベントス時代にはCL準決勝で古巣相手を敗退に追い込む2試合連続ゴールを記録しており、決して相性が悪い相手ではない。今回の試合ではかつての本拠地でチームを勝利に導く躍動を期待したい。
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