【プレミア注目プレビュー】エミレーツ初陣のアルテタ、ビッグロンドン・ダービーで初勝利なるか
2019.12.29 12:00 Sun
プレミアリーグ第20節、アーセナルとチェルシーによる“ビッグロンドン・ダービー”が日本時間29日23:00にエミレーツ・スタジアムでキックオフされる。ボトムハーフの11位に沈むアーセナル(勝ち点24)と、4位のチェルシー(勝ち点32)による2019年プレミアリーグ最後のビッグマッチだ。
とはいえ、現在チームはリーグ戦3戦未勝利とこれ以上の低迷は許されず、チャンピオンズリーグ(CL)圏内にいる4位チームとの直接対決での勝ち点3奪取は必須。アルテタ監督のエミレーツ初陣では内容以上に結果が求められる。
一方、前々節のトッテナム戦で連敗を止める会心の勝利を手にしたチェルシーだが、前節のサウサンプトン戦では下位相手にホームで不甲斐ないパフォーマンスに終始し、0-2の完敗。直近のリーグ戦7試合で5敗を喫する不調から脱することはできず。この敗戦によって5位以下との勝ち点差は縮まっており、ホームチーム同様に勝ち点3が必須だ。
昨シーズンの両者の対戦成績は1勝1敗の五分。エミレーツでの前回対戦はFWラカゼット、DFコシエルニーのフランス人コンビのゴールによってアーセナルが2-0の快勝を収めている。なお、現役時代にビッグロンドン・ダービーで鎬を削ったアルテタ監督とランパード監督は、ピッチ上で2度の直接対決があり、アルテタ監督の1勝1分けの戦績だ。指揮官としての初対決ではどちらに軍配が上がるか…。
▽アーセナル予想スタメン
GK:レノ
DF:ベジェリン、チャンバース、ダビド・ルイス、ブカヨ・サカ
MF:トレイラ、グエンドウジ
MF:ペペ、エジル、オーバメヤン
FW:ラカゼット
負傷者:DFベジェリン、ティアニー、コラシナツ、パパスタソプーロス、ホールディング、MFダニ・セバージョス、FWマルティネッリ
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関してはティアニーら長期離脱組に加えて、前節負傷欠場のマルティネッリ、脳震とうが疑われるパパスタソプーロスの欠場が濃厚となっている。一方、ハムストリングのケガが癒えたベジェリンに復帰の可能性が出てきている。
スタメンに関しては超過密日程ということもあり、ローテーションの可能性も十分に考えられるが、ダービーということもありアルテタ監督が手応えを口にしたボーンマス戦のメンバーで引き続き戦うとみる。ただ、その試合で力不足の感があったネルソンに代えてペペ、代理人が退団希望を公にしたジャカに代えてグエンドウジの起用を予想する。
▽チェルシー予想スタメン
GK:ケパ
DF:アスピリクエタ、リュディガー、トモリ、エメルソン
MF:カンテ、ジョルジーニョ、コバチッチ
FW:ウィリアン、エイブラハム、プリシッチ
負傷者:DFリース・ジェームズ、MFロフタス=チーク、FWジルー
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関しては前述の3選手以外の主力全員が起用可能だ。
前節のサウサンプトン戦では完勝したトッテナム戦の[3-4-3]を継続して完敗しており、本来の[4-3-3]に戻す可能性が高い。スタメンに関しては3バックのズマ(トモリ)がベンチに下がり、出場停止明けのコバチッチが復帰。また、左ウイングにプリシッチが復帰する見込みだ。
★注目選手
◆アーセナル:MFメスト・エジル
アーセナルの注目プレーヤーはアルテタ初陣で存在感を放ったエジルだ。今シーズン、エメリ前体制で干される状況が続いた31歳のドイツ人司令塔はユングベリ暫定体制でスタメンに返り咲いた。だが、マンチェスター・シティ戦でホームサポーターのヤジに対して手袋を蹴り上げてのまずい反発で再び不興を買うことになった。
それでも、アルテタ監督の初陣となったボーンマス戦でスタメン起用されると、元チームメートの抜擢に応えて持ち味のパスセンスを遺憾なく発揮し、とりわけ前半は精度の高いラストパスで多くの決定機を演出していた。今回のダービーでは前節同様に攻撃の起点となると共に、今シーズン初ゴールなど決定的な仕事を果たしたい。
◆チェルシー:MFマテオ・コバチッチ
チェルシーの注目プレーヤーは出場停止明けで休養十分のコバチッチだ。加入2年目となった今シーズン、MFジョルジーニョ、MFカンテを上回る存在感を放つクロアチア代表MFは、攻守両面で躍動したレアル・マドリー時代の全盛期を彷彿とさせる好パフォーマンスを継続中だ。直近の出場試合となったトッテナム戦では2ゴールのFWウィリアンにMOMを譲ったものの、中盤で巧みにボールを引き出しビルドアップの起点となると共に、強度の高い守備でチームの勝利に大きく貢献していた。
今回のダービーに向けてはチームが3バックか4バックを採用するかで役割が変わってくるが、前から圧力をかけてくる相手に対してトッテナム戦のように最終ラインからボールを引き出し的確に捌く仕事、相手のキーマンであるエジルを徹底監視する仕事が求められる。
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エメリ前監督、ユングベリ暫定体制で5勝5敗8分けの11位に低迷するアーセナルは今月20日、クラブOBで前マンチェスター・シティ副官のアルテタ新監督を招へい。監督業初挑戦となったスペイン人新指揮官は、ボクシング・デー開催となったボーンマス戦を1-1のドローで終え、初陣を白星で飾ることはできなかったが、司令塔エジルを起点として崩しやチーム全体が示した気迫など、一筋の光明をグーナーに示した。一方、前々節のトッテナム戦で連敗を止める会心の勝利を手にしたチェルシーだが、前節のサウサンプトン戦では下位相手にホームで不甲斐ないパフォーマンスに終始し、0-2の完敗。直近のリーグ戦7試合で5敗を喫する不調から脱することはできず。この敗戦によって5位以下との勝ち点差は縮まっており、ホームチーム同様に勝ち点3が必須だ。
昨シーズンの両者の対戦成績は1勝1敗の五分。エミレーツでの前回対戦はFWラカゼット、DFコシエルニーのフランス人コンビのゴールによってアーセナルが2-0の快勝を収めている。なお、現役時代にビッグロンドン・ダービーで鎬を削ったアルテタ監督とランパード監督は、ピッチ上で2度の直接対決があり、アルテタ監督の1勝1分けの戦績だ。指揮官としての初対決ではどちらに軍配が上がるか…。
◆アーセナル◆
【4-2-3-1】
【4-2-3-1】
▽アーセナル予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:レノ
DF:ベジェリン、チャンバース、ダビド・ルイス、ブカヨ・サカ
MF:トレイラ、グエンドウジ
MF:ペペ、エジル、オーバメヤン
FW:ラカゼット
負傷者:DFベジェリン、ティアニー、コラシナツ、パパスタソプーロス、ホールディング、MFダニ・セバージョス、FWマルティネッリ
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関してはティアニーら長期離脱組に加えて、前節負傷欠場のマルティネッリ、脳震とうが疑われるパパスタソプーロスの欠場が濃厚となっている。一方、ハムストリングのケガが癒えたベジェリンに復帰の可能性が出てきている。
スタメンに関しては超過密日程ということもあり、ローテーションの可能性も十分に考えられるが、ダービーということもありアルテタ監督が手応えを口にしたボーンマス戦のメンバーで引き続き戦うとみる。ただ、その試合で力不足の感があったネルソンに代えてペペ、代理人が退団希望を公にしたジャカに代えてグエンドウジの起用を予想する。
◆チェルシー◆
【4-3-3】
【4-3-3】
▽チェルシー予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:ケパ
DF:アスピリクエタ、リュディガー、トモリ、エメルソン
MF:カンテ、ジョルジーニョ、コバチッチ
FW:ウィリアン、エイブラハム、プリシッチ
負傷者:DFリース・ジェームズ、MFロフタス=チーク、FWジルー
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関しては前述の3選手以外の主力全員が起用可能だ。
前節のサウサンプトン戦では完勝したトッテナム戦の[3-4-3]を継続して完敗しており、本来の[4-3-3]に戻す可能性が高い。スタメンに関しては3バックのズマ(トモリ)がベンチに下がり、出場停止明けのコバチッチが復帰。また、左ウイングにプリシッチが復帰する見込みだ。
★注目選手
◆アーセナル:MFメスト・エジル
Getty Images
アーセナルの注目プレーヤーはアルテタ初陣で存在感を放ったエジルだ。今シーズン、エメリ前体制で干される状況が続いた31歳のドイツ人司令塔はユングベリ暫定体制でスタメンに返り咲いた。だが、マンチェスター・シティ戦でホームサポーターのヤジに対して手袋を蹴り上げてのまずい反発で再び不興を買うことになった。
それでも、アルテタ監督の初陣となったボーンマス戦でスタメン起用されると、元チームメートの抜擢に応えて持ち味のパスセンスを遺憾なく発揮し、とりわけ前半は精度の高いラストパスで多くの決定機を演出していた。今回のダービーでは前節同様に攻撃の起点となると共に、今シーズン初ゴールなど決定的な仕事を果たしたい。
◆チェルシー:MFマテオ・コバチッチ
Getty Images
チェルシーの注目プレーヤーは出場停止明けで休養十分のコバチッチだ。加入2年目となった今シーズン、MFジョルジーニョ、MFカンテを上回る存在感を放つクロアチア代表MFは、攻守両面で躍動したレアル・マドリー時代の全盛期を彷彿とさせる好パフォーマンスを継続中だ。直近の出場試合となったトッテナム戦では2ゴールのFWウィリアンにMOMを譲ったものの、中盤で巧みにボールを引き出しビルドアップの起点となると共に、強度の高い守備でチームの勝利に大きく貢献していた。
今回のダービーに向けてはチームが3バックか4バックを採用するかで役割が変わってくるが、前から圧力をかけてくる相手に対してトッテナム戦のように最終ラインからボールを引き出し的確に捌く仕事、相手のキーマンであるエジルを徹底監視する仕事が求められる。
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