セリエA王者ユベントスを下したラツィオが2年ぶり5度目の優勝!《スーペル・コッパ・イタリアーナ》

2019.12.23 03:55 Mon
Getty Images
スーペル・コッパ・イタリアーナ、ユベントスvsラツィオが22日にサウジアラビアのキング・サウド・ユニバーシティ・スタジアムで行われ、1-3で勝利したラツィオが優勝を果たした。
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セリエA8連覇中のユベントスは、ここ7大会で4度の優勝を誇る。同じサウジアラビアが舞台となった昨シーズンはミランと対戦し、C・ロナウドのゴールで勝利した。
一方、ラツィオは最後にセリエAを優勝して臨んだ2000年以降7度目の出場に。その間3度優勝し、最後に出場した2017年はユベントスを破っている。

近年では4度目となる同カードによるスーペル・コッパ・イタリアーナ。ユベントスは直近のサンプドリア戦からスタメンを3人変更。対してラツィオは1-2で勝利したカリアリ戦と同じ11人を起用した。なお、7日に行われたセリエA第15節の同カードでは、ホームのラツィオが勝利している。

8分にルイス・アルベルトがボックス手前から放った初シュートがクロスバーを掠めたラツィオは17分、ボックス左で相手を振り切ったルリッチのクロスがファーサイドのサビッチに渡ると、マイナスの折り返しをL・アルベルトが決めて先制に成功する。
ユベントスは30分にディバラのFKでゴールに迫るも、33分にホアキン・コレアのシュートでGKシュチェスニーのセーブを強いられると、39分にもサビッチに危険なシュートを許す。

ラツィオのコンパクトな守備もあり、なかなか攻勢に出られない中、45分にボックス手前でボールを持ったC・ロナウドが強引にシュート。GKストラコシャが弾かれるも、こぼれ球をディバラが押し込んで同点に。ディバラは大会最多の4得点目を記録した。

1-1で迎えた後半、ユベントスは立ち上がりにC・ロナウドのドリブルのこぼれ球をダイレクトで狙ったディバラのシュートでゴールに迫る。ラツィオはホアキン・コレアのヘディングシュートやクロスに合わせたルリッチのボレーシュートで狙いにいく。

そんな中、先に動いたのはユベントス。55分にデ・シリオを下げてグアドラードを投入し、アクセントを加える。それでも停滞感が続き、65分あたりでラツィオは2枚替え、ユベントスもイグアインを下げてラムジーを投入する。

するとこの交代でポジションをより中央に移したC・ロナウドがラムジーのパスを受けてシュートに。ヒヤリとしたラツィオは73分に右サイドから攻撃を仕掛ける。ラッツァーリが左足で上げたクロスがニアでディフレクションすると、ボックス左にいたルリッチが右足で押し込んで再び勝ち越しに成功した。

その後、ユベントスはマテュイディを下げてドグラス・コスタをピッチに送り、最後の交代カードを切る。ラツィオはフンにインモービレを下げてカイセドを投入すると、直後にコレアがネットを揺らすもオフサイドの判定に。

何としても追いつきたいユベントスはアレックス・サンドロのクロスにディバラがダイビングヘッド。速いボールに上手く合わせたが、シュートはGKの正面に。90分のFKに合わせたボヌッチのヘディングシュートは右ポストを掠めた。

勝敗が見えてきた中で、後半アディショナルタイムにユンベントスはベンタンクールがファウルで2枚目のイエローカード受け退場に。そして、ラツィオはこのFKを途中出場のカタルディが直接決めてとどめの一撃。

結局、1-3で勝利したラツィオが2年ぶり5度目の優勝。シモーネ・インザーギ監督はイタリア史上、最年少タイトルホルダーとなった。

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