準決勝に続きフィルミノが値千金決勝ゴール!リバプールが延長戦でフラメンゴを下し世界一に!!《CWC》

2019.12.22 05:25 Sun
Getty Images
クラブ・ワールドカップ(CWC)・決勝戦、リバプール(イングランド)vsフラメンゴ(ブラジル)が21日に行われ、1-0で勝利したリバプールが初優勝を果たした。
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1981年のトヨタカップ以来、38年振りに相まみえる両チーム。欧州王者として臨むリバプールは、準決勝で北中米カリブ海王者のモンテレイと対戦。終盤まで1-1の状態が続いたが、後半アディショナルタイムにフィルミノが値千金の決勝ゴールを挙げ、決勝進出を決めた。

対する南米王者フラメンゴは、アジア王者のアル・ヒラルを3-1で下し決勝進出。1点ビハインドで試合を折り返したが、後半にデ・アラスカエタやブルーノ・エンリケら強力攻撃陣が点を取り、逆転勝利を収めた。
準決勝と同じメンバーを揃えたフラメンゴに対し、リバプールは4人変更。モンテレイ戦を欠場したファン・ダイクやアレクサンダー=アーノルドが先発に名を連ねた他、サラー、フィルミノ、マネのトリデンテがスタメンに並んだ。

どちらも勝てば初優勝となる決勝戦。立ち上がりにいきなりフィルミノがチャンスを迎えたリバプールは、5分にもサラーが味方のロングパスに飛び出しボックスへ侵入すると、マイナスのパスをケイタがダイレクトシュート。こちらも決定機だったが、シュートは大きく枠を越えた。

序盤はリバプールの勢いに呑まれていたフラメンゴだったが、徐々にリズムに乗り始めると、20分あたりからシュートシーンを連発。ブルーノ・エンリケが果敢にリバプールゴールへ向かっていく。30分頃にはフラメンゴの支配率は6割超える。
その後、リバプールもやや盛り返して迎えた後半、前半の立ち上がりと同じように、浮き球のパス一本でフィルミノにビッグチャンスが。前半は上手くシュートを打てなかったが、今度は巧みなタッチで相手を躱しシュートに繋げる。しかし、ボールは左ポストを直撃。

寝起きの悪さが露呈してしまったフラメンゴだが、53分にこれまで影の薄かったガブリエウ・バルボサがボックス右からシュートへ。ゴール左を突いていたがGKアリソンがビッグセーブを見せた。

これが初の枠内シュートとなったフラメンゴは69分にはバルボサのオーバーヘッドシュートが炸裂。こちらも枠に飛んだが、GKアリソンの守備範囲。

一方、リバプールはここまで枠内シュートはゼロ。厳しい試合を強いられているが、後半はここまで相手の2倍のシュート数を誇る。すると86分に、ヘンダーソンが味方のパスをダイレクトで狙ったシュートがゴール右上へ。威力もコースも申し分なかったが、GKジエゴ・アウベスがビッグセーブ。試合は0-0のまま後半アディショナルタイムへ。

5分の追加時間が与えられた中、ここで決定的なシーンが訪れる。ゴール前に抜け出したマネがシュートの際にラフィーニャのスライディングタックルを見舞われて転倒。主審は即座にPKを指し示したが、VAR確認の結果ノーファウルに変わり、試合はついに延長戦へ突入した。

なおも互角の戦いを続ける両チーム。だが、ようやく試合の均衡が崩れる。カウンターを発動したリバプールは、自陣右サイドのヘンダーソンから最前線に張っていたマネへ見事なスルーパスが通る。マネはタメを作り、駆け上がってきたフィルミノにパス。ボックス中央に侵入したフィルミノは、切り返しでDFとGKの体勢を崩してからフィニッシュ。ブラジル代表FWの2試合連続ゴールで、リバプールが先制した。

リバプールは直後にケイタを下げてミルナーを投入。延長後半開始時には殊勲のフィルミノを下げてオリジをピッチへ。対して、リンコンを投入したフラメンゴは、そのリンコンがドリブル突破からチャンスメイクしたが、モノに出来ず試合終了。

欧州王者のリバプールが南米王者フラメンゴを1-0で下して世界一に。38年振りの再戦は、リバプールがリベンジを果たした。

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