鹿島、J2長崎との接戦制す! 3年ぶり決勝進出で神戸が待つ新国立へ《天皇杯》
2019.12.21 18:15 Sat
第99回天皇杯全日本サッカー選手権準決勝の鹿島アントラーズvsV ・ファーレン長崎が県立カシマサッカースタジアムで行われ、3-2で鹿島が勝利。この結果、鹿島が3年ぶりの決勝進出を決めた。
先月行われた準々決勝で、静岡県代表のHonda FCに1-0で辛勝した鹿島。今月11日に今シーズン限りでの退任が発表された大岩剛監督は、GKに曽ヶ端を置き、4バックに右から永木、ブエノ、犬飼、町田を並べた。中盤にはセルジーニョ、三竿、レオ・シルバ、白崎が名を連ね、前線に伊藤と土居を配置した。
一方、準々決勝でヴァンフォーレ甲府とのJ2対決を2-1で制して、初の4強進出を果たした長崎。GKに富澤を起用し、最終ラインは右から徳永、角田、鹿山、両ウイングバックに米田と亀川を起用した。ダブルボランチはカイオ・セザールと磯村がコンビを組み、2シャドーに吉岡と澤田、ワントップに畑を並べた。
試合は鹿島が4分にスコアを動かす。土居からのパスを受けた三竿がボックス中央手前からミドルシュート。これがボックス内の伊藤に当たって、ボックス右へボールがこぼれると、最後はセルジーニョが右足で蹴り込んで先制に成功する。
22分にセットプレーから決定機を創出した鹿島は、その1分後に敵陣中央左サイドでFKを獲得。レオ・シルバがインスイングのボールを供給すると、クリアを試みた畑のオウンゴールを誘発し、リードを広げる。
それでも長崎は37分に1点を返して見せる。畑のパスを受けた吉岡がバイタルエリアで囲まれながらも、ボックス右へスルーパス。走り込んだ米田がワンタッチで、対峙した白崎を振り切ると、GK曽ヶ端の股下を射抜き、1点差に詰め寄る。
後半開始から土居を下げて名古を投入した鹿島はボールを保持し、最終ラインから徐々に長崎陣内に侵攻していく。その中で61分には巧みなパスワークでボックス左まで持ち運ぶと、セルジーニョがシュート性のクロスを供給する。相手DFのクリアボールがクロスバーに当たり、この跳ね返りを伊藤が合わせ、ゴールネットを揺らすも、オフサイドの判定となってしまう。
長崎の攻撃に手を焼いた鹿島だったが73分、右CKを獲得すると永木がアウトスイングのクロスを供給。ボックス中央で角田のマークを振り切ったブエノが高打点のヘディングシュートを放つ。これがゴール左に吸い込まれ、リードを再び2点に広げて長崎を突き放す。
押せ押せの状況で突き放されてしまった長崎。それでもその3分後、磯村のスルーパスに抜け出した途中出場の呉屋がボックス右から右足を振り抜く。クロスバーに嫌われた跳ね返りを澤田が押し込んで、再び1点差に迫る。
1点差に詰め寄られた鹿島はその後、選手交代や敵陣深い位置でボールをキープしながら時計の針を進めて逃げ切り成功。鹿島が粘る長崎を3-2で退け、3年ぶりの決勝進出を決めた。鹿島は2020年1月1日(水・祝)に新国立競技場で行われる決勝戦でヴィッセル神戸と3年ぶり6度目の優勝を目指して戦う。
先月行われた準々決勝で、静岡県代表のHonda FCに1-0で辛勝した鹿島。今月11日に今シーズン限りでの退任が発表された大岩剛監督は、GKに曽ヶ端を置き、4バックに右から永木、ブエノ、犬飼、町田を並べた。中盤にはセルジーニョ、三竿、レオ・シルバ、白崎が名を連ね、前線に伊藤と土居を配置した。
試合は鹿島が4分にスコアを動かす。土居からのパスを受けた三竿がボックス中央手前からミドルシュート。これがボックス内の伊藤に当たって、ボックス右へボールがこぼれると、最後はセルジーニョが右足で蹴り込んで先制に成功する。
22分にセットプレーから決定機を創出した鹿島は、その1分後に敵陣中央左サイドでFKを獲得。レオ・シルバがインスイングのボールを供給すると、クリアを試みた畑のオウンゴールを誘発し、リードを広げる。
格上相手に2点ビハインドとなった長崎も反撃。犬飼がボックス内で浮き球の処理をミスすると、畑がボールを奪う。粘って後方に落とすと、最後は走り込んだカイオ・セザールが右足で狙ったが、枠を捉えることができない。
それでも長崎は37分に1点を返して見せる。畑のパスを受けた吉岡がバイタルエリアで囲まれながらも、ボックス右へスルーパス。走り込んだ米田がワンタッチで、対峙した白崎を振り切ると、GK曽ヶ端の股下を射抜き、1点差に詰め寄る。
後半開始から土居を下げて名古を投入した鹿島はボールを保持し、最終ラインから徐々に長崎陣内に侵攻していく。その中で61分には巧みなパスワークでボックス左まで持ち運ぶと、セルジーニョがシュート性のクロスを供給する。相手DFのクリアボールがクロスバーに当たり、この跳ね返りを伊藤が合わせ、ゴールネットを揺らすも、オフサイドの判定となってしまう。
長崎の攻撃に手を焼いた鹿島だったが73分、右CKを獲得すると永木がアウトスイングのクロスを供給。ボックス中央で角田のマークを振り切ったブエノが高打点のヘディングシュートを放つ。これがゴール左に吸い込まれ、リードを再び2点に広げて長崎を突き放す。
押せ押せの状況で突き放されてしまった長崎。それでもその3分後、磯村のスルーパスに抜け出した途中出場の呉屋がボックス右から右足を振り抜く。クロスバーに嫌われた跳ね返りを澤田が押し込んで、再び1点差に迫る。
1点差に詰め寄られた鹿島はその後、選手交代や敵陣深い位置でボールをキープしながら時計の針を進めて逃げ切り成功。鹿島が粘る長崎を3-2で退け、3年ぶりの決勝進出を決めた。鹿島は2020年1月1日(水・祝)に新国立競技場で行われる決勝戦でヴィッセル神戸と3年ぶり6度目の優勝を目指して戦う。
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