【プレミア注目プレビュー】暫定指揮官ユングベリ、現役時代に最も得点挙げたシティ相手に金星なるか《アーセナルvsマンチェスター・シティ》
2019.12.15 14:30 Sun
プレミアリーグ第17節、アーセナルvsマンチェスター・シティが日本時間15日25:30にエミレーツ・スタジアムでキックオフされる。それぞれ9位と3位に甘んじる名門2チームが後半戦に向けて浮上のキッカケを探る悲壮感漂うビッグマッチだ。
一方、取りこぼしを一向に見せない絶好調の首位リバプールに大きく水をあけられているシティ(勝ち点32)は、ホーム開催となった前節のマンチェスター・ユナイテッドとのダービーで屈辱の1-2で敗戦。残り試合は20試合以上あるものの、リバプールとの勝ち点差は14ポイントに広がり、逆転での3連覇は絶望的な状況だ。チャンピオンズリーグ(CL)出場圏外の5位以下との勝ち点差に余裕はあるものの、シーズン残りのモチベーションを保つうえでも勝ち点3を積み上げ続ける必要がある。幸い、直近のCLディナモ・ザグレブ戦ではダービー敗戦のショックを払しょくする4-1の快勝を収めており、ひとまず落ち着いて今回のビッグマッチを戦えるはずだ。
昨シーズンの両者の対戦成績はシティの2戦2勝。さらに、リーグ戦における対戦ではシティが4連勝中であり、アーセナルが最後にシティに勝利したのは2015年12月に行われたホームゲーム。同試合ではFWウォルコットとFWジルーのゴールによって2-1のスコアで勝利している。なお、ユングベリ暫定監督はアーセナルでの現役時代に、シティとリーグ戦9試合を戦い6勝2分け1敗。また、その間に5ゴールを挙げており、プレミアリーグの対戦相手で最も多くゴールを挙げた相性の良い相手だ。指揮官としての初対戦ではその好相性を生かすことができるか…。
▽アーセナル予想スタメン
GK:レノ
DF:メイトランド=ナイルズ、チャンバース、パパスタソプーロス、コラシナツ
MF:グエンドウジ、トレイラ
MF:ペペ、エジル、マルティネッリ
FW:オーバメヤン
負傷者:DFベジェリン、ティアニー、ホールディング、MFジャカ、ダニ・セバージョス、FWペペ
出場停止者:なし
スタメンに関してはペペの状態次第でラカゼットが入り、オーバメヤンを右ウイングに置くか[4-4-2]への布陣変更も想定される。
▽マンチェスター・シティ予想スタメン
GK:エデルソン
DF:ウォーカー、オタメンディ、フェルナンジーニョ、ジンチェンコ
MF:デ・ブライネ、ロドリ、ギュンドアン
FW:マフレズ、ガブリエウ・ジェズス、スターリング
負傷者:GKエデルソン、DFストーンズ、ラポルテ、MFシルバ、ザネ、FWアグエロ
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関してはストーンズ、ラポルテ、ザネ、アグエロの4選手の欠場が決定。コンディションに問題を抱えるエデルソンとシルバに関して前者は復帰できる見込みだ。
スタメンに関しては左サイドバックとデ・ブライネの相棒、右ウイングの人選に注目。前述の3選手を予想したが、左サイドバックにメンディかアンヘリーニョ、インサイドハーフにフォーデン、右ウイングにベルナルド・シウバが入る可能性もある。
★注目選手
◆アーセナル:FWガブリエウ・マルティネッリ
アーセナルの注目プレーヤーは18歳の超新星マルティネッリだ。クラブOBで今季からテクニカル・ディレクターを務めるエドゥ氏の進言もあって、今夏ブラジル4部のイトゥアーノからアーセナル入りを果たしたシンデレラボーイ。プレシーズンからその才能の片りんを見せると、今季ここまでの公式戦15試合で8ゴール3アシストのブレイクを果たした。
とりわけ、“デビュー戦”への相性が良くEFLカップ(対ノッティンガム・フォレスト)、EL(対スタンダール・リエージュ)、プレミア初先発試合(ウェストハム)でいずれもゴールを記録。そして、ビッグマッチデビューが濃厚とされる今回のシティ戦でもその驚異的な勝負強さを発揮することが期待される。爆発的なスピードと勝負度胸、ブラジル人らしい創造性、確かな得点感覚を武器にマッチアップが予想されるウォーカーら格上の守備陣に対して臆せずプレーしたい。
◆マンチェスター・シティ:FWガブリエウ・ジェズス
シティの注目プレーヤーはもう1人のガブリエウだ。2017年1月の加入時に特大の輝きを放ちながらも、直近2シーズンはエースFWアグエロのバックアップ役がすっかり板についてしまった感もあるジェズス。ここ最近はブラジル代表においても自身が希望するセンターフォワードではなく右ウイングの起用が増えるなど、キャリアにおける停滞期に入っている印象だ。それでも、直近のCLでは持ち味の多彩なフィニッシュワークを武器に圧巻のハットトリックを記録するなど、コンディション自体は悪くはない。そして、今回のビッグマッチでジェズスを注目に推す大きな理由は同選手の驚異的なアウェイゲームでのスタッツだ。
ジェズスは前節のダービーを含めホームのエティハド・スタジアムで約1年近くリーグ戦でのゴールがない一方、アウェイゲームではきっちりゴールを記録。前述のディナモ・ザグレブ戦でのハットトリックを含め、直近の公式戦14ゴールすべてが敵地で奪ったものだ。そして、今回のアーセナル戦でも極端な外弁慶が発揮されるはずだ。なお、過去2度のエミレーツ・スタジアムでの試合ではいずれも出場時間が短くゴールを挙げていない。
PR
ウナイ・エメリ体制2年目で更なる飛躍が期待されたものの、開幕から低空飛行が続いたアーセナル(勝ち点22)は公式戦7戦未勝利の不振を受けて、先月末にスペイン人指揮官を解任。後任人事が難航を極める中、トップチームのアシスタントコーチを務めるユングベリ暫定指揮官の下での戦いが続き就任後の2試合では格下相手に1敗1分けと苦境は変わらず。それでも、前節のウェストハム戦では敵地で後半に3点を奪う3-1の逆転勝利で公式戦10試合ぶりの勝利。敵地で前半にビハインドを背負ってのリーグ戦逆転勝利は8年ぶりというオマケまで付いてきた。さらに、直近のヨーロッパリーグ(EL)では主力を温存し敵地でドローに持ち込み、グループ首位通過という最低限のノルマも果たした。昨シーズンの両者の対戦成績はシティの2戦2勝。さらに、リーグ戦における対戦ではシティが4連勝中であり、アーセナルが最後にシティに勝利したのは2015年12月に行われたホームゲーム。同試合ではFWウォルコットとFWジルーのゴールによって2-1のスコアで勝利している。なお、ユングベリ暫定監督はアーセナルでの現役時代に、シティとリーグ戦9試合を戦い6勝2分け1敗。また、その間に5ゴールを挙げており、プレミアリーグの対戦相手で最も多くゴールを挙げた相性の良い相手だ。指揮官としての初対戦ではその好相性を生かすことができるか…。
◆アーセナル◆
【4-2-3-1】
【4-2-3-1】
▽アーセナル予想スタメン
(C)CWS Brains, LTD.
GK:レノ
DF:メイトランド=ナイルズ、チャンバース、パパスタソプーロス、コラシナツ
MF:グエンドウジ、トレイラ
MF:ペペ、エジル、マルティネッリ
FW:オーバメヤン
負傷者:DFベジェリン、ティアニー、ホールディング、MFジャカ、ダニ・セバージョス、FWペペ
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関してはダニ・セバージョス、ホールディングに加え、前節ウェストハム戦でハムストリング、右肩、脳震とうのケガを負ったベジェリン、ティアニー、ジャカの欠場が決定的だ。一方、ヒザに打撲を負ったペペに関しては起用可能な模様だ。
スタメンに関してはペペの状態次第でラカゼットが入り、オーバメヤンを右ウイングに置くか[4-4-2]への布陣変更も想定される。
◆マンチェスター・シティ◆
【4-3-3】
【4-3-3】
▽マンチェスター・シティ予想スタメン
(C)CWS Brains, LTD.
GK:エデルソン
DF:ウォーカー、オタメンディ、フェルナンジーニョ、ジンチェンコ
MF:デ・ブライネ、ロドリ、ギュンドアン
FW:マフレズ、ガブリエウ・ジェズス、スターリング
負傷者:GKエデルソン、DFストーンズ、ラポルテ、MFシルバ、ザネ、FWアグエロ
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関してはストーンズ、ラポルテ、ザネ、アグエロの4選手の欠場が決定。コンディションに問題を抱えるエデルソンとシルバに関して前者は復帰できる見込みだ。
スタメンに関しては左サイドバックとデ・ブライネの相棒、右ウイングの人選に注目。前述の3選手を予想したが、左サイドバックにメンディかアンヘリーニョ、インサイドハーフにフォーデン、右ウイングにベルナルド・シウバが入る可能性もある。
★注目選手
◆アーセナル:FWガブリエウ・マルティネッリ
Getty Images
アーセナルの注目プレーヤーは18歳の超新星マルティネッリだ。クラブOBで今季からテクニカル・ディレクターを務めるエドゥ氏の進言もあって、今夏ブラジル4部のイトゥアーノからアーセナル入りを果たしたシンデレラボーイ。プレシーズンからその才能の片りんを見せると、今季ここまでの公式戦15試合で8ゴール3アシストのブレイクを果たした。
とりわけ、“デビュー戦”への相性が良くEFLカップ(対ノッティンガム・フォレスト)、EL(対スタンダール・リエージュ)、プレミア初先発試合(ウェストハム)でいずれもゴールを記録。そして、ビッグマッチデビューが濃厚とされる今回のシティ戦でもその驚異的な勝負強さを発揮することが期待される。爆発的なスピードと勝負度胸、ブラジル人らしい創造性、確かな得点感覚を武器にマッチアップが予想されるウォーカーら格上の守備陣に対して臆せずプレーしたい。
◆マンチェスター・シティ:FWガブリエウ・ジェズス
Getty Images
シティの注目プレーヤーはもう1人のガブリエウだ。2017年1月の加入時に特大の輝きを放ちながらも、直近2シーズンはエースFWアグエロのバックアップ役がすっかり板についてしまった感もあるジェズス。ここ最近はブラジル代表においても自身が希望するセンターフォワードではなく右ウイングの起用が増えるなど、キャリアにおける停滞期に入っている印象だ。それでも、直近のCLでは持ち味の多彩なフィニッシュワークを武器に圧巻のハットトリックを記録するなど、コンディション自体は悪くはない。そして、今回のビッグマッチでジェズスを注目に推す大きな理由は同選手の驚異的なアウェイゲームでのスタッツだ。
ジェズスは前節のダービーを含めホームのエティハド・スタジアムで約1年近くリーグ戦でのゴールがない一方、アウェイゲームではきっちりゴールを記録。前述のディナモ・ザグレブ戦でのハットトリックを含め、直近の公式戦14ゴールすべてが敵地で奪ったものだ。そして、今回のアーセナル戦でも極端な外弁慶が発揮されるはずだ。なお、過去2度のエミレーツ・スタジアムでの試合ではいずれも出場時間が短くゴールを挙げていない。
PR
|
関連ニュース