フィテッセ電撃加入の本田圭佑がチーム、東京五輪、指導者との兼任を語る

2019.11.08 10:15 Fri
Getty Images
フィテッセへの加入が発表された元日本代表MF本田圭佑が、クラブのインタビューに応えた。
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6日、フィテッセは本田の獲得を発表。背番号は年齢と同じ「33」となり、今シーズン一杯の契約を結んだ。
現在のフィテッセは、CSKAモスクワで本田を指導したレオニード・スルツキー監督が指揮を執っており、今回の本田獲得にも一役買ったと見られ、再三自身のSNSでアピールを続けた本田の熱意が実った形だ。

2017年7月にミランを退団して以来、ヨーロッパへと戻った本田は、2010年1月以来のオランダ復帰にもなる。

クラブ公式のインタビューでフィテッセ加入について本田は、「興奮している。オランダに戻ってこられて嬉しい。前にここでプレーしていた2008年から長い時間が経っているけどね。プレーするのが待ちきれない」とコメント。オランダでのプレーを待ち望んでいると明かした。
また、VVVフェンロ時代には1度フィテッセと対戦経験がある本田は「VVVフェンロの選手の時に試合で来た事がある。11年前だけどね。その時に比べて、大きく変わっている。その時はビジターの選手だったけど、今はフィテッセの選手だ」とコメント。また、本拠地のアーネムについては「大きい街とは言えないけど、素晴らしいし、快適だよ」と印象を語った。

チームの中ではGKレムコ・パスフェール(36)に次ぐ年長選手となる本田は「チームのために、勝利のために最善を尽くしたい。このチームでは最年長の選手の1人だけど、できるだけ僕の経験を若い選手に伝えたい」と語り、若手選手へ自身のこれまでの経験を伝える役目も担うことを明かした。

また、予てから2020年の東京オリンピック出場を目指していると公言している本田。意気込みについては「そう思ってい流けど、簡単ではない。オリンピックでは23歳以上の選手は3人しかプレーできない。ただ、チャンスはあると思っている」とフィテッセで結果を残し、オーバーエイジでのメンバー入りに意気込みを見せた。

また、現在はカンボジア代表の監督兼GMを務めている本田だが、指導者との両立について問われると、「個人的にはサッカーをプレーするのが好き。ただ、教えるのも好き」とコメント。また、「サッカー選手は、毎日十分な時間がある。1日、6時間、7時間、8時間と練習するわけではない。だから、トレーニングの後は毎日十分に時間がある」と時間があることを語り、「僕が、他の多くのことを好きな理由はそこ。カンボジア代表のヘッドコーチになることは、生活の一部だ」と今後も、継続していることを語った。

また、指導するという事がプレー面にも繋がっている様子。「カンボジア代表のヘッドコーチになるということは、選手としての自分の助けにもなっている。通常、選手はヘッドコーチが何を考えているかは考えない」と監督、選手の両面で物事を考えられると語り、フィテッセでも生かせると考えているようだ。

「今、例えばスルツキー監督が何を考えているかわかる。選手の考えもわかる。僕は両方の側面を同時にこなす事ができる」

「この経験は、フィテッセの助けにもなると、僕は望んでいる」

フィテッセは、8日に日本代表DF板倉滉が所属するフローニンヘンと対戦。その後はインターナショナル・マッチウィーク明けの11月24日にスパルタ・ロッテルダムと対戦する。果たして本田のフィテッセデビューはいつになるだろうか。

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