G大阪vs川崎Fは2-2の白熱ドロー…王者は3連覇遠のく《J1》
2019.10.19 16:20 Sat
明治安田生命J1リーグ第29節のガンバ大阪vs川崎フロンターレが19日にパナソニック スタジアム 吹田で行われ、2-2の引き分けに終わった。
ここまで8勝10分け10敗で12位につけるG大阪(勝ち点34)と、12勝11分け5敗で5位に位置する川崎F(勝ち点47)が激突した。前節の北海道コンサドーレ札幌戦を5-0で大勝し、大阪ダービー敗戦のショックを払しょくしたG大阪。しかし、直後に行われた同クラブとのYBCルヴァンカップ準決勝では、2-2の同点もアウェイゴール差で敗れる悔しい思いをした。再び反発力が問われることとなった川崎F戦に向けては、カップ戦から先発メンバーを3人変更。菅沼、負傷のアデミウソンと宇佐美に代えて、キム・ヨングォン、藤春、渡邊を起用した。
一方、前節の湘南ベルマーレ戦を5-0と大勝した川崎Fは、ルヴァンカップ準決勝で鹿島アントラーズを3-1で破り、2年ぶりの決勝進出を決めた。同大会初優勝に向けて、今節は連勝で弾みをつけたいところ。G大阪戦へカップ戦から3人のメンバーを変更。阿部、下田、小林に代わり、長谷川と大島、レアンドロ・ダミアンが先発した。
試合は宮本恒靖体制での川崎Fとの2試合で完封勝利を収めているG大阪がいきなり牙を向く。5分、相手のパスを敵陣でカットした小野瀬がボックス左手前から右足で強烈なミドルシュート。これがクロスバーを2度叩くと、最後は渡邉がこぼれ球をプッシュした。これで渡邉は4試合3ゴール。
出鼻を挫かれた川崎Fはその後、パスを回しながらG大阪の隙を探る。すると19分、この日センターバックに起用された山村が敵陣中央からレアンドロ・ダミアンとのパス交換で打開を図る。これはつながらなかったが、最後はボックス右で相手のクリアボールを拾った登里が左足でシュート。しかし、これがわずかにゴール左外へ外れ、同点ゴールとはならない。
それでもG大阪も粘り強く対応し続け、1-0のリードを維持して試合を折り返した。追いかける川崎Fは後半開始から守田を下げて田中を投入し、反撃に出る。
すると川崎Fは51分、左サイドでボールを持った車屋が強引に縦へ突破してクロス。中央のレアンドロ・ダミアンが競ったボールがゴール前左に落ち、そこに走り込んでいた大島が、GK東口の飛び出しにも焦らず、冷静にゴール右に流し込んだ。
ようやく追いついた川崎Fが63分に逆転。右サイドの家長からパスを受けた登里がボックス右からゴール前にグラウンダーのクロスを送る。これを収めたレアンドロ・ダミアンが屈強なフィジカルで相手を弾き飛ばし、反転シュートをゴール左に決めた。
しかし、G大阪も一歩も引かない。65分、右サイドの小野瀬がパスを受けると、ゴール前に絶妙なクロスを供給する。これを倉田が頭で合わせ、ゴール左へ。これでスコアは2-2。だが、この際、倉田と登里の頭が接触し、倉田は失神して前から倒れてしまう。その後、意識こそ取り戻すも、朦朧としたまま。登里は自らの足でピッチの外に出たものの、プレー続行不可能となり、G大阪は高江、川崎Fは脇坂を投入する。
嫌な雰囲気が会場を包んだが、両者の攻防はその後、激しさを増す。73分に脇坂のスルーパスを受けた家長がボックス右からシュートを放つが、枠を捉えきれず。対するG大阪も76分、ボックス右からのシュートがゴール左を捉えるも相手DFに阻まれてしまう。
2-2のままスコアは動かずに試合は終盤へ。川崎Fは82分、脇坂がドリブルで持ち上がり、相手を引きつけてスルーパス。受けた家長がボックス右でGK東口と一対一を迎えるが、右足で放ったシュートはゴール左外へ。しかし、決めきることができない。
その後、両者は最後まで激しくゴールに迫るも、どちらにも歓喜の瞬間は訪れず。2-2で勝ち点1を分け合った。川崎Fにとっては優勝が遠のく痛い引き分けに。残り5試合で首位との勝ち点差は「8」となっている。
ここまで8勝10分け10敗で12位につけるG大阪(勝ち点34)と、12勝11分け5敗で5位に位置する川崎F(勝ち点47)が激突した。前節の北海道コンサドーレ札幌戦を5-0で大勝し、大阪ダービー敗戦のショックを払しょくしたG大阪。しかし、直後に行われた同クラブとのYBCルヴァンカップ準決勝では、2-2の同点もアウェイゴール差で敗れる悔しい思いをした。再び反発力が問われることとなった川崎F戦に向けては、カップ戦から先発メンバーを3人変更。菅沼、負傷のアデミウソンと宇佐美に代えて、キム・ヨングォン、藤春、渡邊を起用した。
試合は宮本恒靖体制での川崎Fとの2試合で完封勝利を収めているG大阪がいきなり牙を向く。5分、相手のパスを敵陣でカットした小野瀬がボックス左手前から右足で強烈なミドルシュート。これがクロスバーを2度叩くと、最後は渡邉がこぼれ球をプッシュした。これで渡邉は4試合3ゴール。
出鼻を挫かれた川崎Fはその後、パスを回しながらG大阪の隙を探る。すると19分、この日センターバックに起用された山村が敵陣中央からレアンドロ・ダミアンとのパス交換で打開を図る。これはつながらなかったが、最後はボックス右で相手のクリアボールを拾った登里が左足でシュート。しかし、これがわずかにゴール左外へ外れ、同点ゴールとはならない。
川崎Fはさらに25分、ボックス右外から家長が絶妙なクロスをゴール前に供給。ニアサイドでレアンドロ・ダミアンがヘディングで合わせるも、今度はわずかにゴール右外へ。決めきることできなかったが、川崎Fが徐々にゴールを匂わせる。
それでもG大阪も粘り強く対応し続け、1-0のリードを維持して試合を折り返した。追いかける川崎Fは後半開始から守田を下げて田中を投入し、反撃に出る。
すると川崎Fは51分、左サイドでボールを持った車屋が強引に縦へ突破してクロス。中央のレアンドロ・ダミアンが競ったボールがゴール前左に落ち、そこに走り込んでいた大島が、GK東口の飛び出しにも焦らず、冷静にゴール右に流し込んだ。
ようやく追いついた川崎Fが63分に逆転。右サイドの家長からパスを受けた登里がボックス右からゴール前にグラウンダーのクロスを送る。これを収めたレアンドロ・ダミアンが屈強なフィジカルで相手を弾き飛ばし、反転シュートをゴール左に決めた。
しかし、G大阪も一歩も引かない。65分、右サイドの小野瀬がパスを受けると、ゴール前に絶妙なクロスを供給する。これを倉田が頭で合わせ、ゴール左へ。これでスコアは2-2。だが、この際、倉田と登里の頭が接触し、倉田は失神して前から倒れてしまう。その後、意識こそ取り戻すも、朦朧としたまま。登里は自らの足でピッチの外に出たものの、プレー続行不可能となり、G大阪は高江、川崎Fは脇坂を投入する。
嫌な雰囲気が会場を包んだが、両者の攻防はその後、激しさを増す。73分に脇坂のスルーパスを受けた家長がボックス右からシュートを放つが、枠を捉えきれず。対するG大阪も76分、ボックス右からのシュートがゴール左を捉えるも相手DFに阻まれてしまう。
2-2のままスコアは動かずに試合は終盤へ。川崎Fは82分、脇坂がドリブルで持ち上がり、相手を引きつけてスルーパス。受けた家長がボックス右でGK東口と一対一を迎えるが、右足で放ったシュートはゴール左外へ。しかし、決めきることができない。
その後、両者は最後まで激しくゴールに迫るも、どちらにも歓喜の瞬間は訪れず。2-2で勝ち点1を分け合った。川崎Fにとっては優勝が遠のく痛い引き分けに。残り5試合で首位との勝ち点差は「8」となっている。
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