【セリエA第8節プレビュー】首位浮上のユーベが冨安欠場のボローニャと対戦

2019.10.18 23:00 Fri
Getty Images
代表ウィーク前に行われた前節、ユベントスが開幕からの連勝を続けていたインテルとのイタリア・ダービーを制し、首位に浮上した。そして、ここまで4敗と躓いていたミランがジャンパオロ監督を解任し、ピオリ監督を招へい。また、最下位のサンプドリアがディ・フランチェスコ監督を解任し、ラニエリ監督を招へいしている。迎える第8節、ユベントスが、日本代表戦で太ももを負傷し欠場となるDF冨安所属のボローニャと対戦する。

インテル戦では先発起用に応えたFWディバラと途中出場のFWイグアインのゴールで勝ち切ったユベントス。サッリ監督の采配も冴えた中、序盤の大一番を制して首位に浮上したチームは、10位ボローニャ(勝ち点9)とホームで対戦する。代表戦では目立ったケガ人も出なかった中、火曜にはチャンピオンズリーグ(CL)のロコモティフ・モスクワ戦を控えるが、まずは首位キープのために、ここ4試合勝利のないボローニャを下したい。
一方、連勝を止められ首位陥落となった2位インテル(勝ち点18)は、代表戦でFWサンチェスとDFダンブロージオが負傷。ダービーで負傷したMFセンシに加え、主力3選手を失ったチームは、日曜のランチタイムに15位サッスオーロ(勝ち点6)とアウェイで対戦する。インテルは翌水曜にドルトムントとのCLを控えており、サッスオーロ戦に集中しきれないかもしれないが、勝利を取り戻しユベントスにしっかりと追走したい。

そして今節は6位ラツィオ(勝ち点11)と3位アタランタ(勝ち点16)の好カードが組まれている。ラツィオは前節ボローニャ戦を2度リードされながらもFWインモービレのドッピエッタで引き分けた。退場したMFルーカス・レイバが出場停止となるが、勝利を取り戻せるか。対するアタランタはリーグ戦3連勝中。火曜にはマンチェスター・シティとのCLを控えているが、まずはリーグ戦での連勝を伸ばしておきたい。

トリノ相手に攻めあぐね、公式戦2試合連続ゴールレスドローに終わった4位ナポリ(勝ち点13)は、10位ヴェローナ(勝ち点9)をホームに迎える。ナポリは水曜にCLザルツブルク戦を控えるが、上位に食らいつくためにも勝利は必須となる。
カリアリ寄りの厳しい判定が目立ち、引き分けに終わった5位ローマ(勝ち点12)は、最下位サンプドリア(勝ち点3)とのアウェイ戦に臨む。昨季終盤、ローマを率いていたラニエリ監督が就任したサンプドリア相手に勝利を取り戻せるか。

何とか連敗を3で止めたものの、代表ウィーク中にジャンパオロ監督の解任に踏み切ったミランは、フィオレンティーナやインテル、ボローニャなどで指揮を執ったピオリ監督を招へい。そのミランは18位レッチェ(勝ち点6)をホームに迎えるが、新体制初陣を白星で飾れるか。

◆セリエA第8節
▽10/19(土)
《22:00》
ラツィオ vs アタランタ
《25:00》
ナポリ vs ヴェローナ
《27:45》
ユベントス vs ボローニャ

▽10/20(日)
《19:30》
サッスオーロ vs インテル
《22:00》
カリアリ vs SPAL
ウディネーゼ vs トリノ
サンプドリア vs ローマ
《25:00》
パルマ vs ジェノア
《27:45》
ミラン vs レッチェ

▽10/21(月)
《27:45》
ブレシア vs フィオレンティーナ
関連ニュース

プレミア4クラブを筆頭に20歳FWイリング・ジュニア争奪戦? ユベントスがしぶしぶ売却受け入れか

ユベントスのU-21イングランド代表FWサミュエル・イリング・ジュニア(20)は今夏の移籍の可能性が高まっているようだ。イギリス『フットボール・インサイダー』が報じた。 チェルシーのアカデミー出身で、2020年夏にユベントスへ移籍した逸材アタッカーのイリング・ジュニア。2022年10月にファーストチームデビューを果たすと、同年12月にはプロ契約を締結し、2025年6月までの契約を結んだ。 これまでも度々ビッグクラブからの関心が報じられてきた中、途中出場がメインながら今シーズンここまで公式戦19試合でプレー。さらなる飛躍が期待されると同時に、U-21イングランド代表でのパフォーマンスで評価を高めている。 ところが、イリング・ジュニアとの契約が残り1年に迫るユベントスは、フリーでの移籍を防ぐため、今夏の売却をしぶしぶ受け入れているとのこと。かねてから獲得への動きを見せていたトッテナムやエバートンの他、ウェストハムやブライトン&ホーブ・アルビオンなど、プレミアリーグのクラブが獲得を検討しているという。 また、ドイツ方面のクラブも興味を示しているようで、レバークーゼンとバイエルンが動向を注視。移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、イタリアのクラブも移籍先の候補に挙がっている模様だ。 なお、ユベントスは1月の移籍市場においても、1700万ポンド(約32億5000万円)のオファーがあれば売却を受け入れていた見込み。今度こそいずれかのクラブが獲得へ漕ぎ着けるのだろうか。 2024.03.28 15:32 Thu

ユベントスは今夏のゴレツカ獲得を希望? バイエルンとの契約は2026年夏まで

ユベントスがバイエルンのドイツ代表MFレオン・ゴレツカ(29)に関心を示しているようだ。『フットボール・イタリア』が伝えている。 今シーズン、セリエAで29試合を消化して3位につけるユベントス。首位インテルとの勝ち点差は「17」にまで広がっており、スクデット獲得は絶望的な状況となっている。 クラブはチームの競争力を高めるため、すでに夏の移籍市場での強化を模索。ドイツ『キッカー』によると、昨夏にも関心を向けていたゴレツカをターゲットとしており、スカウトも派遣しているとのことだ。 これまでもゴレツカに関心を示し続けてきたユベントスだが、選手側も6シーズン過ごしたバイエルンを離れ、新たなチャレンジを望む可能性がある模様。ただし、バイエルンとの契約を2026年夏まで残していることから、クラブ間ではタフな交渉が必要になるだろう。 ゴレツカは今シーズンのバイエルンで、公式戦31試合4ゴール9アシストを記録。チームは首位レバークーゼンに10ポイント差をつけられての2位と苦戦している中で、個人としては存在感を発揮している。 2024.03.27 13:15 Wed

ユナイテッドでのアムラバトは今季限りか 存在感薄く返却決意

マンチェスター・ユナイテッドがモロッコ代表MFソフィアン・アムラバト(27)の買取りを見送ったようだ。イタリア『カルチョメルカート』が報じた。 カタール・ワールドカップ(W杯)4強入りのモロッコで躍動し、昨夏にフィオレンティーナからユナイテッドにローン移籍したアムラバト。この移籍が実現するまで動向が注目される人気株だったが、インパクトを欠く。 もちろん、サイドバックで使われたりのチーム事情もあるが、今やコビー・メイヌーの台頭に押され、影薄く…。中盤の軸と目されたカゼミロも常時出場が叶わずにいるなかで、あまり活躍ができずにここまできている。 ローン移籍に900万ユーロ(約14億7000万円)を投じたユナイテッドは2000万ユーロ(約32億8000万円)+アドオン500万ユーロ(約8億2000万円)の買取オプションを持つが、行使しないことを決めたという。 となれば、2025年夏まで契約を残すフィオレンティーナに舞い戻るのが既定路線だが、ユベントス行きの可能性も。ミランもその候補だが、他の選手に重きを置き、ユベントスの方はスポーツディレクター(SD)のクリスティアーノ・ジュントリ氏がファンのようだ。 2024.03.26 16:55 Tue

「僕はスペイン人」18歳ハイセンが母国オランダに決別…2月にスペイン国籍取得でU-21代表デビュー

ローマDFディーン・ハイセン(18)が自らのアイデンティティを語った。オランダ『Voetbal International』が伝えている。 セリエAでメキメキ頭角を表す197cmの両利きセンターバック・ハイセン。16歳でマラガからユベントスへ移籍し、トップ昇格の今季は後半戦からローマへ武者修行…順調に出場機会を得ている。 そんなハイセン、U-17オランダ代表の一員として2022年にU-17欧州選手権準優勝などなど、これまでは世代別オランダ代表の常連。 しかし、今回の代表ウィークはU-21スペイン代表に招集…元アヤックスの父ドン・ハイセン氏を含めて一家揃ってオランダ出身だが、自身が5歳の時にスペイン・アンダルシア州へ移住し、今年2月にはスペイン国籍を取得しているのだ。 そして、21日に行われたU-21スロバキア代表との国際親善試合でラ・ロヒタ(世代別スペイン代表の愛称)デビュー。スペイン『マルカ』のインタビューでは「僕はスペイン人」と明言した。 「そうだね。僕は自分がスペイン人だと感じているよ。5歳からマラガで育ち、今回スペイン代表の一員になれて嬉しい。いずれスペイン代表でトロフィーを勝ち取りたいよ」 ハイセンをDFヴィルヒル・ファン・ダイクやDFステファン・デ・フライ、DFマタイス・デ・リフトらに続く新時代のディフェンスリーダーと捉えていたオランダ側から見れば、今回の所信表明は痛い。 2024.03.26 16:35 Tue

ユベントスがコープマイネルス獲得へ18歳逸材を譲渡も?

ユベントスはアタランタからオランダ代表MFトゥン・コープマイネルス(26)の獲得を目指し、様々なプランを検討しているようだ。 ユベントスが獲得に本腰を入れるコープマイネルス。たびたび優れた人材を輩出するオランダのAZから2021年夏にアタランタ入りした攻撃的MFは、今季のセリエAで2桁得点10ゴールを記録し、ヨーロッパリーグ(EL)でもベスト8進出を掴んだチームをけん引している。 イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、関心を寄せるはユベントスだけでなく、今やインテルとミラン、さらにリバプールとマンチェスター・ユナイテッドからも熱視線が。移籍先として現実的なのは、現状ユベントスかリバプールとのことだ。 リバプールについてはEL準々決勝でアタランタと対戦予定となっており、この機会を利用してクラブ間協議に臨む可能性も。 一方のユベントスは、あくまでプランの1つとして、下部組織から育て上げた超逸材、U-21スペイン代表DFディーン・ハイセン(18)をアタランタとの交渉で提示する案を練っている模様。ローマにレンタル移籍中のハイセンは、ダニエレ・デ・ロッシ監督の下で順調に成長中だ。 「ハイセンをアタランタに提示」が移籍金引き下げを狙ったものであることは明白だが、1年レンタルなのか、完全移籍での譲渡なのか、あるいは買い戻しオプション付帯での譲渡なのか…今のところ詳細は不明。 ハッキリしているのは、“個を伸ばすスペシャリスト”アタランタのジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督が、ハイセンを大変気に入っているということだ。 ローマも買い取りを目指すとされるハイセンだが、今夏の動向やいかに。コープマイネルスとともに、これから目が離せなくなりそうだ。 2024.03.26 13:40 Tue
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly