スパーズ、B・フェルナンデス獲得失敗はやや無謀なボーナスの設定にあり?

2019.09.06 14:40 Fri
Getty Images
今夏、スポルティング・リスボンのポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデス(24)の獲得に動いていたトッテナムだが、交渉失敗の原因はやや無謀なボーナスの設定にあったようだ。
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今夏の移籍市場において人気株の1人だったB・フェルナンデスに関してはトッテナム、マンチェスター・ユナイテッド、レアル・マドリー、ミラン行きの可能性が盛んに報じられたが、最終的にいずれのクラブとの交渉もまとまらず、残留という結果に終わった。
そして、スポルティングのフェデリコ・ヴァランダス会長は移籍市場閉幕後にクラブ公式サイトを通じて、B・フェルナンデスを巡る今夏の交渉の詳細に関して言及。トッテナムから唯一公式オファーを受け取ったものの、やや無謀なボーナスの設定を嫌って拒否したことを明かした。海外版『GOAL』が同会長のコメントを伝えている。

「ブルーノ・フェルナンデスの残留は我々にとって不可能なことだと思われたが、我々はそれをやってのけた」

「彼に対して適切なプライスタグを設定し、売却の準備をしていた。その中で幾つかのオファーを受け取ったが、その中で唯一考慮すべき具体的なオファーはトッテナムからのものだった」
「彼らは4500万ユーロ(約53億1000万円)の移籍金に加えて、2000万ユーロ(約23億6000万円)のボーナスを掲示してきた。ただ、そのボーナスの条件は彼らがプレミアリーグかチャンピオンズリーグ(CL)を優勝した際に支払われるというものだった」

「それは達成が難しい目標であり、我々はこの提案を受け入れないことに決めた」

ヴァランダス会長の発言がすべて正しければ、トッテナムはスポルティングが最低価格に設定していたと言われる6500万ユーロ(約76億8000万円)を“間接的に”満たすオファーを掲示していたようだ。

ただ、昨季国内3冠達成のマンチェスター・シティ、CL優勝のリバプールならいざ知らず、ここ10年近くタイトルに恵まれていない状況を考えれば、前述のボーナス条件でスポルティングを説得するのはやや無謀だったと言わざるを得ない。

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