インテルウルトラス、ルカクへの人種差別でカリアリ側を擁護
2019.09.04 17:15 Wed
1日に行われたカリアリ戦で起こったベルギー代表FWロメル・ルカクに対する人種差別の件に関して、インテルのウルトラスはカリアリ側を擁護する姿勢を見せている。『フットボール・イタリア』が伝えた。
イタリアも例外ではなく、上述のようにルカクがその対象に。同選手はインスタグラムで人種差別根絶を訴えたが、それを後押しするはずのインテルサポーターの一部、いわゆる過激派のウルトラスは、カリアリの人種差別チャントに理解を示している。以下、『フットボール・イタリア』に紹介されているインテルウルトラスの声明文だ。
「やあロメウ。我々はクルバ・ノルドを代表してこれを書く。君がミラノに到着した時歓迎した者たちだよ」
「カリアリで起こったことを君が人種差別と考えていることが本当に残念だ。君は、人種差別が真に問題となっている北ヨーロッパとはイタリアは違うということを理解しないといけない」
「我々は多民族のサポーター組織であり、常に世界中の選手を歓迎している。ただし、昔から相手チームの選手にその方法を使ってきたからこれからもそうである可能性がある」
「我々は人種差別主義者ではないし、カリアリのファンでもない」
「イタリアのすべてのスタジアムで、人々はチームを応援すると同時に相手を挑発している。だがそれは人種差別ではなくサポートだ。それを君は理解する必要がある」
「これは相手のサポーターが君が得点するのを恐れているからであって、君を嫌ったり人種差別をしたいわけではない。イタリアのファンにとってこれがひとつの敬意の形なんだと考えてほしい」
「人種差別とは何か、イタリアのファンは人種差別主義者ではないことを明確にしてほしい」
「実際の人種差別との戦いは、スタジアムではなく学校で始めなければならない。ファンは単なるファンであり、スタジアムでは普段の生活とは対照的に異なる態度をとることがある」
「対戦相手に対する彼らの言動は、実生活で出会う誰かに向けられることはないことを保証する」
「イタリアのファンは完ぺきではないかもしれない。この表現に対する君の思いを理解することはできるが、彼らは決して人種差別主義者ではない」
「もう一度、ようこそロメウ」
しかしこれらは彼らの主張であって、選手が人種差別と捉えればそれは人種差別にほかならない。チームを応援するためとはいえ、最近の事例はあまりに行き過ぎた行為だと言える。
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サッカー界で悪化の一途をたどっている人種差別。最近ではマンチェスター・ユナイテッドの選手を中心にイングランドで被害が広がっており、クラブが具体的な対策に講じる動きを示している。「やあロメウ。我々はクルバ・ノルドを代表してこれを書く。君がミラノに到着した時歓迎した者たちだよ」
「カリアリで起こったことを君が人種差別と考えていることが本当に残念だ。君は、人種差別が真に問題となっている北ヨーロッパとはイタリアは違うということを理解しないといけない」
「君にはあれが人種差別に思えたかもしれないがそうじゃない。イタリアでは『チームを助ける』ためにいくつかの『手段』を利用する。あれは人種差別ではなく、相手に緊張を与えるものなんだ」
「我々は多民族のサポーター組織であり、常に世界中の選手を歓迎している。ただし、昔から相手チームの選手にその方法を使ってきたからこれからもそうである可能性がある」
「我々は人種差別主義者ではないし、カリアリのファンでもない」
「イタリアのすべてのスタジアムで、人々はチームを応援すると同時に相手を挑発している。だがそれは人種差別ではなくサポートだ。それを君は理解する必要がある」
「これは相手のサポーターが君が得点するのを恐れているからであって、君を嫌ったり人種差別をしたいわけではない。イタリアのファンにとってこれがひとつの敬意の形なんだと考えてほしい」
「人種差別とは何か、イタリアのファンは人種差別主義者ではないことを明確にしてほしい」
「実際の人種差別との戦いは、スタジアムではなく学校で始めなければならない。ファンは単なるファンであり、スタジアムでは普段の生活とは対照的に異なる態度をとることがある」
「対戦相手に対する彼らの言動は、実生活で出会う誰かに向けられることはないことを保証する」
「イタリアのファンは完ぺきではないかもしれない。この表現に対する君の思いを理解することはできるが、彼らは決して人種差別主義者ではない」
「もう一度、ようこそロメウ」
しかしこれらは彼らの主張であって、選手が人種差別と捉えればそれは人種差別にほかならない。チームを応援するためとはいえ、最近の事例はあまりに行き過ぎた行為だと言える。
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