【ACLプレビュー】調子の上がらない両者、浦和はアウェイゴールを奪って帰れるか《上海上港vs浦和レッズ》
2019.08.27 15:45 Tue
27日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2019の準々決勝・第1戦が開催。浦和レッズはアウェイで上海上港(中国)と対戦する。
◆不調極める浦和、流れを変えられるか
ラウンド16から2カ月ぶりの開催となったACL。浦和の相手は、中国の強豪である上海上港だ。2カ月前、浦和は韓国の蔚山現代を相手に2戦合計4-2で勝ち上がり、ベスト8へと進出した。
そんな浦和だが、現在はJ1で5戦未勝利。さらに連敗中と、調子が良いとは言えない。試合を決め切ることができない状態が続いており、前節の松本山雅FC戦も逆転負けを喫した。先発メンバーを入れ替えているという側面はありながらも、10戦未勝利の松本相手に力負けした感はある。上海上港との試合も厳しいものになるだろう。
しかし、上海上港は浦和にとって悪い相手ではない。2度目のアジア王者に輝いた2017年大会は、準決勝で対戦。2戦合計2-1で勝利を収め、後に大会を制した。180分間の戦いとなるものの、アウェイで負けることは避けたいところ。少なくとも、アウェイゴールを奪ってホームでの第2戦に臨みたいところだろう。
国内で結果が出ないときは海外で。蔚山現代を下したラウンド16のタイミングも、直前でリーグ戦4連敗を喫するなど状況が良かったとは言えない。そんな時こそ、シンプルに浦和のスタイルと見つめあって戦うことで、勝利に繋げて来た。今回もその気持ちを忘れずにピッチに立つことが重要だろう。
◆戦力も休養も十分な上海上港
それでも、週末のリーグ戦を回避し、1週間ぶりの試合となるだけに、浦和に比べて休養は十分と言えるだろう。
また、ブラジル代表経験者であるFWフッキ、MFオスカル、ウズベキスタン代表MFオディル・アフメドフに加え、今夏ウェストハムからオーストリア代表FWマルコ・アルナウトビッチを獲得。前線にパワーが増した状況だ。
そのアルナウトビッチは、加入後5試合に出場し4ゴールと結果を残しており、広州恒大へと移籍したFWエウケソンの代役として十分なパフォーマンスを見せている。
グループステージではJリーグを連覇している川崎フロンターレ相手に、1勝1分けと負けておらず、日本チームへの印象も悪くないはずだ。強力な攻撃陣を武器に、浦和ゴールに迫ってくるだろう。
◆浦和レッズ予想スタメン[3-4-2-1]
GK:西川周作
DF:岩波拓也、マウリシオ、槙野智章
MF:橋岡大樹、柴戸海、エヴェルトン、関根貴大
MF:長澤和輝、武藤雄樹
FW:興梠慎三
監督:大槻毅
別メニューとなっている青木拓矢の代役には、柴戸海が入ると予想。また、右ウイングバックには橋岡大樹が起用されると予想する。2シーズン前はインゴルシュタットへ移籍したことで、このラウンドに出場できなかった関根貴大の奮起に期待。強力な攻撃陣を抑えつつ、しっかりとアウェイゴールを奪いたいところだ。
◆注目選手
MF関根貴大(24)
浦和の注目選手は、MF関根貴大だ。前述の通り、浦和がアジア王者に輝いた2017年は夏にドイツへと渡り、チャンピオンチームの一員として戦うことはできなかった。そんな関根は、ドイツ、そしてベルギーでの経験を経て2年ぶりに浦和に帰還。リーグ戦では6試合連続で出場し、1ゴールを記録するなど、しっかりと戦力としてプレーしている。
一方で、チームの結果は芳しくなく、復帰後はわずかに1勝と、結果には貢献できていないと感じているだろう。海外で成長する姿は、海外チームとの対戦でも際立つ部分。アウェイでの難しい試合で、輝き放つ姿を見せられるかに期待だ。
◆不調極める浦和、流れを変えられるか
そんな浦和だが、現在はJ1で5戦未勝利。さらに連敗中と、調子が良いとは言えない。試合を決め切ることができない状態が続いており、前節の松本山雅FC戦も逆転負けを喫した。先発メンバーを入れ替えているという側面はありながらも、10戦未勝利の松本相手に力負けした感はある。上海上港との試合も厳しいものになるだろう。
しかし、上海上港は浦和にとって悪い相手ではない。2度目のアジア王者に輝いた2017年大会は、準決勝で対戦。2戦合計2-1で勝利を収め、後に大会を制した。180分間の戦いとなるものの、アウェイで負けることは避けたいところ。少なくとも、アウェイゴールを奪ってホームでの第2戦に臨みたいところだろう。
チーム事情としては、MF青木拓矢が別メニュー、DFマウリシオも問題を抱えている状況。それでも、選手層には問題なく、シーズンを通してターンオーバーを行ってきたこともあり、誰が出場しても大きな穴になることはないはずだ。
国内で結果が出ないときは海外で。蔚山現代を下したラウンド16のタイミングも、直前でリーグ戦4連敗を喫するなど状況が良かったとは言えない。そんな時こそ、シンプルに浦和のスタイルと見つめあって戦うことで、勝利に繋げて来た。今回もその気持ちを忘れずにピッチに立つことが重要だろう。
◆戦力も休養も十分な上海上港
Getty Images
対するホームの上海上港も、調子が良い状況とは言えない。現在は中国スーパーリーグで3位につけているが、8月は公式戦5試合でわずか1勝。20日に行われた中国FAカップでは山東魯能相手に0-2で敗れている。それでも、週末のリーグ戦を回避し、1週間ぶりの試合となるだけに、浦和に比べて休養は十分と言えるだろう。
また、ブラジル代表経験者であるFWフッキ、MFオスカル、ウズベキスタン代表MFオディル・アフメドフに加え、今夏ウェストハムからオーストリア代表FWマルコ・アルナウトビッチを獲得。前線にパワーが増した状況だ。
そのアルナウトビッチは、加入後5試合に出場し4ゴールと結果を残しており、広州恒大へと移籍したFWエウケソンの代役として十分なパフォーマンスを見せている。
グループステージではJリーグを連覇している川崎フロンターレ相手に、1勝1分けと負けておらず、日本チームへの印象も悪くないはずだ。強力な攻撃陣を武器に、浦和ゴールに迫ってくるだろう。
◆浦和レッズ予想スタメン[3-4-2-1]
GK:西川周作
DF:岩波拓也、マウリシオ、槙野智章
MF:橋岡大樹、柴戸海、エヴェルトン、関根貴大
MF:長澤和輝、武藤雄樹
FW:興梠慎三
監督:大槻毅
別メニューとなっている青木拓矢の代役には、柴戸海が入ると予想。また、右ウイングバックには橋岡大樹が起用されると予想する。2シーズン前はインゴルシュタットへ移籍したことで、このラウンドに出場できなかった関根貴大の奮起に期待。強力な攻撃陣を抑えつつ、しっかりとアウェイゴールを奪いたいところだ。
◆注目選手
MF関根貴大(24)
Getty Images
浦和の注目選手は、MF関根貴大だ。前述の通り、浦和がアジア王者に輝いた2017年は夏にドイツへと渡り、チャンピオンチームの一員として戦うことはできなかった。そんな関根は、ドイツ、そしてベルギーでの経験を経て2年ぶりに浦和に帰還。リーグ戦では6試合連続で出場し、1ゴールを記録するなど、しっかりと戦力としてプレーしている。
一方で、チームの結果は芳しくなく、復帰後はわずかに1勝と、結果には貢献できていないと感じているだろう。海外で成長する姿は、海外チームとの対戦でも際立つ部分。アウェイでの難しい試合で、輝き放つ姿を見せられるかに期待だ。
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