【囲み取材】「東京五輪世代の最終的にメンバーに絡んでくる選手たち」森保監督、選手選考に言及…Jクラブの派遣にも感謝《トゥーロン国際大会》

2019.05.17 18:24 Fri
©超ワールドサッカー
日本サッカー協会(JFA)は17日、フランスで行われる第47回トゥーロン国際大会2019に臨むU-22同国代表メンバー22名を発表した。

U-22日本代表は6月1日から15日にかけて開催されるトゥーロン国際大会に出場。5月下旬に直前キャンプを行い、本大会では、イングランド代表(6月1日)、チリ代表(4日)、ポルトガル代表(7日)と激突する。
メンバー発表後、U-22日本代表を指揮する森保一監督がメディア陣による囲み取材に応対。メンバー選考などについて言及した。

──今回、多くの大会が重なる中でのメンバー選考の基準は
「東京オリンピック世代の選手たちです。今後、伸びる可能性のある選手ということと、各チームのJ1、J2、そして大学生でメンバーを編成させて貰いました。自チームで良いプレーをして、活動している選手を選ばせていただきました」

──東京五輪まであと1年ちょっとだが、この大会でどういう風にプレーしたいか
「これまで、東京オリンピック世代のチームを見てきてくださった方々は、このトゥーロンに行くメンバーを見て、『まだまだ他にもいるんじゃないのかな』ということを感じている方がいらっしゃると思います」
「最終的に東京オリンピックの本大会になったときに、メンバー選考の対象になるであろう選手はたくさんいますので、枠の中から選んでいるという部分があります」

──今回選ばれていない東京五輪世代の有力な選手がいます。その選手たちは、より高いカテゴリーで見てみたいという考え方か
「そうですね。そこは、キリンチャレンジカップのメンバー発表やコパ・アメリカのメンバー発表が控えていますので、皆さんで考えていただければ良いなと思います」

「トゥーロンでは、先ほども言いましたけど、東京オリンピック世代の最終的にメンバーに絡んでくるであろう選手たちに来てもらって、プレーは期待を込めて見ています。イングランドやチリやポルトガルといったグループリーグだけでも非常に素晴らしいチームと対戦ができるので、対戦相手との中でチームとしての結果にこだわること、そして個々のパフォーマンスで高いものを見せて貰えるように期待しています」

──DF田中駿汰(大阪体育大学)は大学選抜との視察に訪れた時に観始めたのか
「そうですね。それまでも大学の方には情報をいただいていました。実際、大学選抜の試合を見させていただいて、短期間ですけど『見ていこう』ということで、スタッフで手分けして選手のレベルという部分を追っていました。今回のトゥーロンのメンバーで、チームの戦力として十分できるだろうということです。また、『もっともっと成長してくれる選手かな』ということで選びました」

──田中の魅力は
「左利きで、フィジカル的にも大型な選手です。我々が試合を観た時には、センターバックもボランチもやっていて、複数のポジションもできます。大型で左利きの守備的な選手というところでは、日本の中になかなかいないので、そういう選手に出てきて貰えればなっていう期待も込めています。守備ももちろんですけど、攻撃になった時に左利き特有の、新たな展開ができるようにということを含めて、彼には期待しています」

──Jクラブから選出についての要望は
「1人、2人とかではなくて、今回もJ1、J2そして大学の選手が所属しているチームは、シーズンの最中で試合がある中、代表活動に協力していただき、選手を派遣しいただけるということで、本当に感謝しないといけないと思っています。選手の所属クラブがあって、我々がこういった活動ができるということで、選手たちには良い経験をしてもらい、短期間で少しでも成長してもらう。そして、トゥーロン国際大会という素晴らしい大会での経験を持って、所属クラブで、その経験を糧にさらに成長してもらう。あるいは、他の選手にも良い刺激を持ってもらい、クラブが活性化するようにといった願いを持って活動していきたいと思います」

「各クラブ1人とか2人とかというのは、ルールで何かあるというわけではないです。このチームを作るにあたって選手の所属クラブと協会の関係者の方々が話をしていただき、Jクラブが理解をしていただいて、選手を派遣してもらえたことに感謝したいと思います。クラブの関係者は1人出すというのは、シーズンをやっている中で、試合にも絡んでいる選手たちですし、痛いところだと思います。いろんなことを考えて、日本のサッカーの発展を考えて、選手の成長を考えて、出して貰えたと思います」

──去年から活躍していたMF相馬勇紀(名古屋グランパス)に期待すること
「攻撃なところです。仕掛けができる選手だと思います。風間(八宏監督)さんにいろいろなポジションで起用されていますので、いろいろなポジションで、経験をして貰いたいです。攻撃的な選手ですけど、DFラインのことだったりとか、学びながら成長している選手だと思います。まずは攻撃的な良い部分を出して貰いたいと思いますけど、チームでやっていることをトゥーロンのメンバーの中でも出して欲しいと思います」

──大学生の選手がいるから、コーチ陣にも大学の先生がいるのか
「この時期に、各カテゴリー大会が重なっていて、いろんなイベント等があったりということで、スタッフ編成が難しいということが1つあります。日本協会のナショナルコーチングスタッフやナショナルトレセンのスタッフ等々、スタッフの形があり、その中でやり繰りしていく。トゥーロン国際大会のコーチングスタッフとして形成していると思います」

「難しい状況の中で、日本のサッカーを支えてくださる大学の方と一緒に日本のサッカーを作っていくというのは、良い機会だなと思います。本来の形があって、『そこがどうかっていうのは』とおっしゃられる方は、いると思います。私は指導者の垣根を越えて日本のサッカーを作り上げていく仲間なんだという意識を持って貰えるという部分では、日本代表のスタッフと大学のスタッフが一緒に活動して、サッカーの色を一緒に考えてやろうとすることを共有できるというのは素晴らしい機会だと思います」

「先ほども言いましたが、大学も活動があると思います。コーチの方々も見ている選手もいる中で見れない、状況になるというになりますので、チームの活動を置いて来てくださることに感謝したいと思います。また、選手だけではなくて、コーチの方々にも、トゥーロン国際大会は本当に良い大会だと思います。世界の国際大会を通して指導者の方々にも経験を感じていただき、チームに帰った時、大学での活動の時に生かしていただければと思います」

──4つの大会が重なっていることでの選手のやり繰りは
「いろいろなシュミレーションをしてますけど、なかなか難しいので、答えとして何かお話できるということはないです。もし案があったら教えて下さい(笑) 大会がこうある中で、選手のやり繰りということと、優先順位でなにを考えてチーム作りをしていくかということを我々はしっかりと考えます。活動が少しでも、ポジションでプラスになっていくものになれるようにしていきたいと思います。そこは選手のコンディションも踏まえて考えていきたいと思います」

──MF松岡大起(サガン鳥栖)に期待することは
「先日、鳥栖に行って試合を観てきました。彼は右サイドハーフで試合に出てましたけど、チームの勝利に貢献していました。ハードワークできる選手で十分トゥーロンのメンバーとして、来てもらっても彼はできるだろうということで選ばせていただきました。U-20に選ばれてもおかしくなかったということに関しては、選ぶ選ばないというのは、私が決めることではないです。実際そこに行っていない中で、まだまだ良い選手はいると思います。A代表も含めてですけど、現時点で選ばれる選手とそうでない選手がいますし、選びたい選手はメンバーの中により多くの選手がいると思いますので、今回トゥーロンのチームに選ばせて貰いました。その先の代表に繋げてもらったり、チームの活動につなげてもらいたいと思います。そして年齢は関係ないと思います。できるだけ、その選手がふさわしく一番適した所でプレーしてもらえるようにところを考えています」
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