2戦連続ナポリ完封のアーセナルが連勝でベスト4進出! 準決勝ではエメリ古巣バレンシアと対戦《EL》
2019.04.19 06:09 Fri
ヨーロッパリーグ(EL)準々決勝2ndレグ、ナポリvsアーセナルが18日にサン・パオロで行われ、アウェイのアーセナルが0-1で勝利した。この結果、2戦合計0-3としたアーセナルの準決勝進出が決定した。
アンチェロッティ監督が痛烈に非難した前半の不出来が響いて厳しい状態でサン・パオロでのリターンマッチに臨むことになったナポリは、先週末のリーグ戦で最下位キエーボを3-1で下して公式戦4試合ぶりの勝利を手にした。3点差以上を付けての完勝が求められる今回の一戦では1stレグから先発3人を変更。ヒサイ、マリオ・ルイ、メルテンスに代えてキリケシュ、グラム、ミリクを起用した。
一方、2-0というスコア以上の内容で会心の勝利を手にしたアーセナルは、15日に行われたワトフォード戦でも今季リーグ戦初となるアウェイゲームでのクリーンシート達成で1-0の勝利を飾った。2点のアドバンテージを持って臨む苦手のアウェイゲームに向けてはエジルに代えてジャカを起用した以外、1stレグと同じメンバーとなった。
マクシモビッチを右サイドバック、ファビアン・ルイスを左サイドハーフに置く今季CLグループステージでも採用した可変式の[4-4-2]の布陣で臨んだナポリだが、前回対戦同様に前から圧力をかけてくるアーセナルの守備に手を焼く。逆に、相手のウイングバックに高い位置を取られて再三ボックス付近への侵攻を許す厳しい状況が続く。
この試合最初の決定機を逃したナポリだが、その後も質の高いボールの出し入れで相手のプレスをいなし始めると、インシーニェやジエリンスキを起点に決定機を作り出していく。24分、インシーニェのスルーパスに抜け出したミリクが冷静にシュートを流し込むが、ここはわずかにオフサイドラインを越えておりゴールは認められない。続く28分にはジエリンスキの浮き球クロスに反応したミリクにゴール前で決定機もフリーで放ったヘディングシュートは枠の左に外れる。
押し込んだ立ち上がりから一転して押し込まれる状況が続くアーセナルは30分過ぎにアクシデント。スプリントした際に左ハムストリングを痛めたラムジーがプレー続行不可能となり、34分にムヒタリアンの緊急投入を余儀なくされる。
好調のラムジーの負傷交代で嫌な空気が漂い始めるが、この直後に貴重なアウェイゴールが生まれる。36分、ボックス手前中央の好位置で得たFKの場面でキッカーのラカゼットが壁の逆側を狙った低い弾道のドライブ回転のシュートを狙うと、やや決め打ちの対応となったGKメレトの逆を突く形でゴール右隅に決まった。
この失点によって逆転には4点が必要となったナポリはハーフタイムにかけて攻勢を仕掛けていくが、カジェホンのシュートミスやジエリンスキらのシュートがことごとく相手のブロックに遭い、前半のうちにゴールをこじ開けることはできなかった。
迎えた後半、アンチェロッティ監督はマクシモビッチを下げてメルテンスを投入。この交代でカジェホンを右サイドバック、ファビアン・ルイスを右サイドハーフ、インシーニェを左サイドハーフ、メルテンスを2トップの一角に配した攻撃的な布陣にシフトする。
対して前半同様の布陣で臨んだアーセナルは開始直後の48分にビッグチャンスを迎える。ボックス右に抜け出したムヒタリアンが複数のDFを引き付けてゴール前にフリーで走り込むオーバメヤンにラストパス。だが、オーバメヤンのイージーフィニッシュはGKメレトのビッグセーブに阻まれた。
若き守護神メレトの汚名返上のビッグセーブを攻勢に繋げたいナポリは60分、ジエリンスキのスルーパスに抜け出したインシーニェにボックス内で決定機も当たり損ねのシュートはGKチェフに難なく対応される。その後、精彩を欠いたエースに代えてユネス、71分にはグラムを下げてマリオ・ルイを投入する。すると、72分には投入直後のマリオ・ルイがボックス左に抜け出して絶妙なクロスを供給するが、ファーに飛び込んだミリクはこの絶好機を合わせ切れない。
一方、逃げ切りを図るアーセナルはジャカに代えてエルネニー、ラカゼットに代えてイウォビをピッチに送り出す。後半半ばを過ぎるとマリオ・ルイの投入で活性化された相手の左サイドから崩される場面が増えるが、コシエルニーを中心とする守備陣が最後のところでやらせない。
その後、試合終盤にかけては単調なナポリの攻めをアーセナル守備陣が撥ね返し続けるこう着状態が続いたが、アーセナルの集中力がナポリの攻撃を上回って試合はこのままタイムアップ。コシエルニーを中心とする守備陣の活躍で2戦連続クリーンシートを達成したアーセナルが試合巧者の戦いぶりでナポリに2連勝。2戦合計3-0の快勝でエメリ監督の古巣バレンシアが待つ準決勝進出を果たした。
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優勝候補同士による注目の初戦はホームのアーセナルが猛攻を見せた前半に2点を奪い、後半持ち直したナポリの反撃を凌ぎ切って2-0の先勝を収めた。一方、2-0というスコア以上の内容で会心の勝利を手にしたアーセナルは、15日に行われたワトフォード戦でも今季リーグ戦初となるアウェイゲームでのクリーンシート達成で1-0の勝利を飾った。2点のアドバンテージを持って臨む苦手のアウェイゲームに向けてはエジルに代えてジャカを起用した以外、1stレグと同じメンバーとなった。
マクシモビッチを右サイドバック、ファビアン・ルイスを左サイドハーフに置く今季CLグループステージでも採用した可変式の[4-4-2]の布陣で臨んだナポリだが、前回対戦同様に前から圧力をかけてくるアーセナルの守備に手を焼く。逆に、相手のウイングバックに高い位置を取られて再三ボックス付近への侵攻を許す厳しい状況が続く。
それでも、時間の経過と共に相手2トップ+トップ下のラムジーのプレッシングに対して3バックによるビルドアップが安定し始めたホームチームは17分、相手CKからのロングカウンターでオーバメヤンからボールを奪ったDFクリバリがそのまま豪快に持ち上がって一度左に流れてボールを受け直し絶妙なグラウンダークロスをファーに走り込んだカジェホンに通す。だが、GKチェフの股間を狙ったシュートは好守に阻まれる。
この試合最初の決定機を逃したナポリだが、その後も質の高いボールの出し入れで相手のプレスをいなし始めると、インシーニェやジエリンスキを起点に決定機を作り出していく。24分、インシーニェのスルーパスに抜け出したミリクが冷静にシュートを流し込むが、ここはわずかにオフサイドラインを越えておりゴールは認められない。続く28分にはジエリンスキの浮き球クロスに反応したミリクにゴール前で決定機もフリーで放ったヘディングシュートは枠の左に外れる。
押し込んだ立ち上がりから一転して押し込まれる状況が続くアーセナルは30分過ぎにアクシデント。スプリントした際に左ハムストリングを痛めたラムジーがプレー続行不可能となり、34分にムヒタリアンの緊急投入を余儀なくされる。
好調のラムジーの負傷交代で嫌な空気が漂い始めるが、この直後に貴重なアウェイゴールが生まれる。36分、ボックス手前中央の好位置で得たFKの場面でキッカーのラカゼットが壁の逆側を狙った低い弾道のドライブ回転のシュートを狙うと、やや決め打ちの対応となったGKメレトの逆を突く形でゴール右隅に決まった。
この失点によって逆転には4点が必要となったナポリはハーフタイムにかけて攻勢を仕掛けていくが、カジェホンのシュートミスやジエリンスキらのシュートがことごとく相手のブロックに遭い、前半のうちにゴールをこじ開けることはできなかった。
迎えた後半、アンチェロッティ監督はマクシモビッチを下げてメルテンスを投入。この交代でカジェホンを右サイドバック、ファビアン・ルイスを右サイドハーフ、インシーニェを左サイドハーフ、メルテンスを2トップの一角に配した攻撃的な布陣にシフトする。
対して前半同様の布陣で臨んだアーセナルは開始直後の48分にビッグチャンスを迎える。ボックス右に抜け出したムヒタリアンが複数のDFを引き付けてゴール前にフリーで走り込むオーバメヤンにラストパス。だが、オーバメヤンのイージーフィニッシュはGKメレトのビッグセーブに阻まれた。
若き守護神メレトの汚名返上のビッグセーブを攻勢に繋げたいナポリは60分、ジエリンスキのスルーパスに抜け出したインシーニェにボックス内で決定機も当たり損ねのシュートはGKチェフに難なく対応される。その後、精彩を欠いたエースに代えてユネス、71分にはグラムを下げてマリオ・ルイを投入する。すると、72分には投入直後のマリオ・ルイがボックス左に抜け出して絶妙なクロスを供給するが、ファーに飛び込んだミリクはこの絶好機を合わせ切れない。
一方、逃げ切りを図るアーセナルはジャカに代えてエルネニー、ラカゼットに代えてイウォビをピッチに送り出す。後半半ばを過ぎるとマリオ・ルイの投入で活性化された相手の左サイドから崩される場面が増えるが、コシエルニーを中心とする守備陣が最後のところでやらせない。
その後、試合終盤にかけては単調なナポリの攻めをアーセナル守備陣が撥ね返し続けるこう着状態が続いたが、アーセナルの集中力がナポリの攻撃を上回って試合はこのままタイムアップ。コシエルニーを中心とする守備陣の活躍で2戦連続クリーンシートを達成したアーセナルが試合巧者の戦いぶりでナポリに2連勝。2戦合計3-0の快勝でエメリ監督の古巣バレンシアが待つ準決勝進出を果たした。
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