【J1ピックアッププレビュー】注目の“師弟対決”、前節黒星のチームに“福”をもたらせるのは《札幌vs大分》

2019.04.06 09:00 Sat
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6日、明治安田生命J1リーグ第6節の北海道コンサドーレ札幌vs大分トリニータが札幌ドームで行われる。

ここまで2勝3敗の勝ち点6で13位に位置する札幌と、昇格組ながら3勝2敗の勝ち点9で8位に位置する大分の対戦。J1の最北端と最南端のチーム同士の対決となる。

◆J1では11年ぶりの対決
昨シーズンはあと一歩でAFCチャンピオンズリーグの出場権を得られる5位に終わった札幌。そして、大混戦のJ2リーグを2位で終え、自動昇格で2013年以来のJ1に挑戦中だ。

互いの入れ違いもあり、J1での対戦は2008年にまで遡る。当時は札幌のホームでゴールレスドロー、大分のホームで3-2で大分が勝利している状況だ。今回の対決にも注目が集まる。

また、札幌を率いるミハイロ・ペトロヴィッチ監督、大分を率いる片野坂知宏監督は、サンフレッチェ広島時代の2010年、2011年は監督とコーチの間柄であり、いわば“師弟対決”となる。採用するシステムも[3-4-2-1]と同じであり、今節もミラーゲームとなることが予想される。

◆止まらない失点…打ち勝ちを狙うか~北海道コンサドーレ札幌~
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第2節、第3節と攻撃的なサッカーを前面に出し、連勝を飾った札幌。好調を維持していたFW鈴木武蔵が日本代表に初招集されるなど明るいニュースが続いていたが、第4節の鹿島アントラーズ戦は1-3で敗戦。続く第5節の名古屋グランパス戦は0-4と大敗。2試合で1得点7失点と、守備陣が崩壊している。

攻撃的なサッカーを掲げてスタートさせたシーズンだけに、失点数の多さもさることながら、得点が奪えていないことも気になる。どちらも立て直すことは難しいものの、守備面での改善が見られなければ、勝ち点を積み重ねることが難しくなるだろう。

魅力的な攻撃サッカーを繰り広げる大分が相手だけに、守備陣の奮闘は欠かせない。ホームの声援を力に変え、シーズン3勝目を挙げたいところだ。

◆躍動の攻撃陣が北の大地で暴れるか~大分トリニータ~
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対する大分は、ここまで4失点を喫しているものの、複数失点はない状況。加えて、勝ち試合は複数得点、負け試合は無得点と、勝敗の分かれ目がハッキリしている状態だ。

前節は昨シーズン2位の広島相手に、攻撃陣が沈黙し0-1で敗戦。しかし、決定機を作り出せていなかったわけではなく、どちらに白星が転ぶかわからない展開だった。この敗戦に気落ちすることなく、しっかりと今節で勝利を収めたいところだ。

ここまで2敗を喫しているものの、どの試合でもゴールのにおいがする攻撃陣は好調。エースであるFW藤本憲明は5ゴールを記録しており、相手にとって常に脅威となっている。FW三平和司も戦列復帰し、昨季J2を魅惑した2桁カルテット(藤本憲明、後藤優介、馬場賢治、三平)も復活。大分らしさを出して、今節は勝利したい。

【予想スタメン&フォーメーション】
◆北海道コンサドーレ札幌[3-4-2-1]
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GK:ク・ソンユン
DF:進藤亮佑、宮澤裕樹、福森晃斗
MF:ルーカス・フェルナンデス、荒野拓馬、深井一希、菅大輝
MF:アンデルソン・ロペス、チャナティップ
FW:鈴木武蔵
監督:ミハイロ・ペトロヴィッチ
2連敗中の札幌は、これまでと変わらないメンバーが先発すると予想。ここ2試合無得点と元気がない鈴木武蔵が1トップに入り、チャナティップ、アンデルソン・ロペスと3本の矢で大分の堅守を崩しにかかる。

◆大分トリニータ[3-4-2-1]
©️CWS Brains, LTD.
GK:高木駿
DF:岩田智輝、鈴木義宜、福森直也
MF:松本怜、ティティパン、前田凌佑、星雄次
MF:小林成豪、小塚和季
FW:藤本憲明
監督:片野坂知宏
ここまでのスターティングメンバーから若干の変更があると予想。左ウイングバックには昨季のレギュラーである星雄次が初先発と予想する。また、2シャドーの一角には小林成豪が入ると見る。1トップの藤本憲明をいかにサポートできるか、ベンチに控える攻撃のカードにも期待が懸かる。

【注目選手】
◆福森晃斗(北海道コンサドーレ札幌)
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ホーム札幌の注目選手は、攻守両面での活躍が期待される福森晃斗をピックアップ。今シーズンも3バックの左を任されている福森は、タイトな守備に加え、その正確な左足のキックも武器の1つ。特にセットプレーのキック精度は高く、直接FKでの得点に期待はかかる。今シーズンはまだその左足のキックからゴールがないものの、得点に繋がるプレーに期待。また、2試合で7失点の守備立て直しにもしっかりと貢献したいところだ。

◆福森直也(大分トリニータ)
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連敗を避けたい大分の注目選手は、3バックの左を務める福森直也だ。奇しくも、ミラーゲームとなる札幌の同じポジションには、同じ年で同じ左利きの福森が君臨し、初の“福森ダービー”になる。今シーズンは課題の攻撃参加も徐々に改善され、第3節のジュビロ磐田戦ではアシストを記録。札幌の福森同様に、攻守両面での活躍でチームに勝利をもたらせられるか。

◆相手守備を崩すためのチョイスに注目
試合の見所は、“師弟対決”、“福森ダービー”と様々あるものの、互いにどのような変化を試合中に見せるかだ。札幌は3人の攻撃ユニットが中央からどのように攻めるか、そしてサイドアタックとの絡み方をどう構築するかだ。

一方の大分は両ウイングバックの働きが重要に。ポゼッションをしながら、サイドで差し込み、1トップの藤本をどう生かしていくかが重要だ。

また、守備面では不安定な札幌に対し、安定している大分と両者の状況は正反対。とはいえ、守備重視で戦うことはないため、どのような手で相手の陣形を崩すか、その指示を出す両指揮官の手腕にも注目が集まる。

広島時代に監督、コーチとして師弟関係にあった2人の采配は、どちらに白星をもたらせるのか。試合は6日の13時00分にキックオフを迎える。
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