【J1ピックアッププレビュー】リーグ初白星を目指す王者、G大阪の新布陣崩せるか《川崎FvsG大阪》
2019.03.17 12:30 Sun
17日に明治安田生命J1リーグ第4節が開催。等々力陸上競技場では、13位・川崎フロンターレ(勝ち点3)と、11位・ガンバ大阪(勝ち点3)が激突する。
◆ACLの次はリーグ戦初白星を〜川崎フロンターレ〜
リーグ開幕3試合連続ドローと苦しい滑り出しとなっている王者・川崎F。前節の横浜F・マリノスとの神奈川ダービー(2-2△)では、FWレアンドロ・ダミアンのリーグ戦初ゴール含む2発で初白星にあと一歩のところまで迫ったが、試合終了間際にセットプレーから失点し、勝ち点3を掴むことができなかった。それでもミッドウィークに行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のシドニーFC戦(1-0◯)では、攻撃的姿勢を貫いてついに白星。停滞した時間帯もあったが、結果がついてきたことが何もより大きい。
連戦続きで疲労もピークに達する中、MF大島僚太やDF馬渡和彰といった負傷者が徐々に目につくように。それでもMF長谷川竜也やMF田中碧、FW知念慶ら控え選手たちがチームを活性化させているのは心強い。次に手にしたいのはリーグ戦初白星。リーグ2位の得点力を誇るG大阪相手に強固な守備で抑え、ゴールを奪えるか。昨シーズンの対戦でも5バックで対策されているだけに、要警戒だ。
◆王者戦で求められる守備改善〜ガンバ大阪〜
対するG大阪は開幕1勝2敗の黒星先行。前節の名古屋グランパス戦でも2-3の打ち合いに敗れ、またもホーム初勝利を逃した。ただ、攻撃陣は依然として好調。オウンゴールとPKからの得点だったが、いずれも崩しの形からのものであり、総得点2位の8得点を記録する攻撃面はかなり良い。その一方で、気になるのが守備面。開幕3試合連続で複数失点が続いており、局面の緩さが目立つ。
そういった背景もあり、宮本恒靖監督はミッドウィークのルヴァンカップで主力を大量投入して、右サイドバックに三浦弦太、ボランチの一角に倉田秋、トップ下に遠藤保仁、左サイドハーフにアデミウソンを置いた新布陣を試運転。そのなかで、チームに自信をもたらす公式戦3試合ぶりの白星を掴み、今節の王者川崎F戦に臨む。連戦となる主力のコンディションが気がかりだが、それはACLを戦った相手も一緒。王者相手といえども、チームの格的に勝利が求められる。
【予想スタメン&フォーメーション】
◆川崎フロンターレ[4-2-3-1]
DF:マギーニョ、奈良竜樹、谷口彰悟、車屋紳太郎
MF:守田英正、田中碧
MF:家長昭博、中村憲剛、長谷川竜也
FW:小林悠
監督:鬼木達
負傷者も続出し、ACLから中3日と読みづらい部分はある。最終ラインではDF車屋紳太郎が先発復帰し、マギーニョがリーグ開幕戦以来の出場か。前線ではここ最近、出色のパフォーマンスを披露している長谷川の先発を予想。G大阪守備陣を崩し切れるか注目だ。
◆ガンバ大阪[4-2-3-1]
DF:三浦弦太、菅沼駿哉、キム・ヨングォン、藤春廣輝
MF:倉田秋、今野泰幸、小野瀬康介、遠藤保仁、アデミウソン
FW:ファン・ウィジョ
監督:宮本恒靖
ポイントはルヴァンカップの戦いから中3日の今節に向け、布陣を継続するのかどうか。それ次第で、先発の顔ぶれも変わってくる。そして、ソシエダから加入した元U-19スペイン代表のダビド・コンチャは今節から出場可能。起用法に注目が集まる。
【注目選手】
◆小林悠(川崎フロンターレ)
◆小野瀬康介(ガンバ大阪)
◆ホームに強い川崎Fとアウェイに強いG大阪
リーグ戦初白星が欲しい川崎Fと、2勝目を目指すG大阪。通算成績では川崎Fが10勝5分け13敗と負け越している。しかし現在、川崎Fはホーム戦12試合連続無敗(9勝3分け)。一方のG大阪はアウェイ戦直近6試合で5勝だ。
強力攻撃陣を擁する両者。勝利するのは川崎Fか、G大阪か。キックオフは17日の15時に迎える。
◆ACLの次はリーグ戦初白星を〜川崎フロンターレ〜
リーグ開幕3試合連続ドローと苦しい滑り出しとなっている王者・川崎F。前節の横浜F・マリノスとの神奈川ダービー(2-2△)では、FWレアンドロ・ダミアンのリーグ戦初ゴール含む2発で初白星にあと一歩のところまで迫ったが、試合終了間際にセットプレーから失点し、勝ち点3を掴むことができなかった。それでもミッドウィークに行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のシドニーFC戦(1-0◯)では、攻撃的姿勢を貫いてついに白星。停滞した時間帯もあったが、結果がついてきたことが何もより大きい。
連戦続きで疲労もピークに達する中、MF大島僚太やDF馬渡和彰といった負傷者が徐々に目につくように。それでもMF長谷川竜也やMF田中碧、FW知念慶ら控え選手たちがチームを活性化させているのは心強い。次に手にしたいのはリーグ戦初白星。リーグ2位の得点力を誇るG大阪相手に強固な守備で抑え、ゴールを奪えるか。昨シーズンの対戦でも5バックで対策されているだけに、要警戒だ。
◆王者戦で求められる守備改善〜ガンバ大阪〜
対するG大阪は開幕1勝2敗の黒星先行。前節の名古屋グランパス戦でも2-3の打ち合いに敗れ、またもホーム初勝利を逃した。ただ、攻撃陣は依然として好調。オウンゴールとPKからの得点だったが、いずれも崩しの形からのものであり、総得点2位の8得点を記録する攻撃面はかなり良い。その一方で、気になるのが守備面。開幕3試合連続で複数失点が続いており、局面の緩さが目立つ。
そういった背景もあり、宮本恒靖監督はミッドウィークのルヴァンカップで主力を大量投入して、右サイドバックに三浦弦太、ボランチの一角に倉田秋、トップ下に遠藤保仁、左サイドハーフにアデミウソンを置いた新布陣を試運転。そのなかで、チームに自信をもたらす公式戦3試合ぶりの白星を掴み、今節の王者川崎F戦に臨む。連戦となる主力のコンディションが気がかりだが、それはACLを戦った相手も一緒。王者相手といえども、チームの格的に勝利が求められる。
【予想スタメン&フォーメーション】
◆川崎フロンターレ[4-2-3-1]
(c) CWS Brains, LTD.
GK:チョン・ソンリョンDF:マギーニョ、奈良竜樹、谷口彰悟、車屋紳太郎
MF:守田英正、田中碧
MF:家長昭博、中村憲剛、長谷川竜也
FW:小林悠
監督:鬼木達
負傷者も続出し、ACLから中3日と読みづらい部分はある。最終ラインではDF車屋紳太郎が先発復帰し、マギーニョがリーグ開幕戦以来の出場か。前線ではここ最近、出色のパフォーマンスを披露している長谷川の先発を予想。G大阪守備陣を崩し切れるか注目だ。
◆ガンバ大阪[4-2-3-1]
(c) CWS Brains, LTD.
GK:東口順昭DF:三浦弦太、菅沼駿哉、キム・ヨングォン、藤春廣輝
MF:倉田秋、今野泰幸、小野瀬康介、遠藤保仁、アデミウソン
FW:ファン・ウィジョ
監督:宮本恒靖
ポイントはルヴァンカップの戦いから中3日の今節に向け、布陣を継続するのかどうか。それ次第で、先発の顔ぶれも変わってくる。そして、ソシエダから加入した元U-19スペイン代表のダビド・コンチャは今節から出場可能。起用法に注目が集まる。
【注目選手】
◆小林悠(川崎フロンターレ)
(c) CWS Brains, LTD.
リーグ戦初白星に向けて鍵となる選手はキャプテンのFW小林悠だ。今シーズンは強力ストライカーのレアンドロ・ダミアンが加入したことで2トップの一角や右サイドを担うことが増加。しかし、周囲との連携や自身の決定力不足もあり、ここまでゴールに絡めない日々が続いていた。それでも前節には頭でレアンドロ・ダミアンのゴールをアシスト。チャンスに顔を出すことはできている。今節はG大阪が新たな対策を練ってくる可能性もあるだけに、自身の動き出しでほん弄し、今シーズン初ゴールを決めたいところだ。◆小野瀬康介(ガンバ大阪)
(c)J.LEAGUE PHOTOS
G大阪のキープレーヤーは在籍2年目の小野瀬康介だ。昨夏にレノファ山口FCからやってきた元横浜FCの逸材はG大阪加入2年目の今年、より攻撃面で存在感を際立たせており、J1開幕2戦連発の活躍をみせるなど、既に公式戦3得点をマーク。仕掛けからのクロッサーとしてだけでなく、積極果敢なミドルシュートやストライカー陣が作り出すマイナスのスペースを使った動き出しでも異彩を放ち、ファン・ウィジョやアデミウソンとともに強力な攻撃陣トリオの一角を担う。ボールの主導権を握られることが予想される王者戦でファン・ウィジョやアデミウソンらと共に爪痕を残せるか。注目だ。◆ホームに強い川崎Fとアウェイに強いG大阪
リーグ戦初白星が欲しい川崎Fと、2勝目を目指すG大阪。通算成績では川崎Fが10勝5分け13敗と負け越している。しかし現在、川崎Fはホーム戦12試合連続無敗(9勝3分け)。一方のG大阪はアウェイ戦直近6試合で5勝だ。
強力攻撃陣を擁する両者。勝利するのは川崎Fか、G大阪か。キックオフは17日の15時に迎える。
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