メッシが2G2Aの大暴れを見せたバルセロナがリヨンに快勝でスペイン勢唯一のベスト8進出!《CL》
2019.03.14 07:07 Thu
チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦2ndレグ、バルセロナvsリヨンが13日にカンプ・ノウで行われ、ホームのバルセロナが5-1で勝利した。この結果、2戦合計5-1としたバルセロナの準々決勝進出が決定した。
アウェイゴールを奪えずアドバンテージなしの形で初戦を終えたバルセロナだが、以降の公式戦ではレアル・マドリーとの敵地でのクラシコ2連戦を連勝で飾るなど公式戦4連勝を達成。5連勝でベスト8進出を目指すこの一戦に向けては直近のラージョ戦から先発3選手を変更。ユムティティ、ネウソン・セメド、ビダルに代えてラングレ、セルジ・ロベルト、ラキティッチが復帰。前線はメッシ、スアレス、コウチーニョの南米トリデンテとなった。
一方、初戦を守備的な戦い方でうまく凌ぎ切ったリヨンだが、以降の国内リーグでは1勝1敗1分けと流れを掴み切れず。直近2敗1分けと苦手とするアウェイゲームに向けては1stレグで出場停止だったエースでキャプテンのフェキルが復帰。また、システムを[3-4-1-2]に変更してきた。
システムを変更したリヨンの出方を窺う入りとなったホームのバルセロナだが、自慢のトリデンテがいきなり相手ゴールに襲い掛かる。4分、コウチーニョ、スアレスの連携からボックス手前でパスを受けたメッシが左足のシュートをゴール左隅に飛ばすが、ここはGKアントニー・ロペスが見事な反応で弾き出した。
一方、先制を許したリヨンは失点直後の19分に反撃。カウンターからデパイとのコンビでボックス中央でパスを受けたムサ・デンベレが右足を振り抜くが、ここはDFラングレに触られてしまい枠を捉えきれない。すると、直後には裏へのボールに抜け出したコウチーニョと交錯したGKアントニー・ロペスが脳震盪のような意識朦朧な様子を見せて試合が一時中断。
その後、数分間の中断を経てアントニー・ロペスがプレー復帰を果たすも集中力を切らさなかったバルセロナが押し込む展開の中で2点目を奪う。バイタルエリア左でボールを持ったアルトゥールがペナルティアーク付近でボールを呼び込むスアレスの足元へ丁寧なパスを入れると、半身から素早くボックス内にボールを運んだスアレスがGKとDFを引き付けてゴール前でドフリーのコウチーニョに繋ぎこれをブラジル代表MFが難なく流し込んだ。
厳しい2失点目を喫したリヨンはさらにアントニー・ロペスが自ら交代を要求。涙を浮かべてピッチを去った守護神に代わってCLデビューのゴルジェランが緊急投入される。対して相手のアクシデントにも手を緩めないバルセロナは、絶好調のスアレスが圧巻の存在感で攻撃を牽引。37分には抜け目ない動きでルーズボールをかっさらい決定的なシュートを放つが、これはわずかに枠の左。40分にはブスケッツのスルーパスに抜け出したメッシがボックス内でGKと一対一も、ここはゴルジェランがビッグセーブで阻んだ。
バルセロナの2点リードで折り返した試合は後半もバルセロナペースで進む。開始直後の47分にはハイラインの背後を取ったアルトゥールがボックス付近で潰れてメッシに繋ぐと、メッシがGKを外してチップキックをゴールに飛ばすが、ここはゴールライン手前でDFマルカルのカバーに阻まれる。
一方、後半も苦境が続くリヨンだったが、セットプレーのワンチャンスを生かして1点を返す。58分、左CKの場面でキッカーのデパイのクロスをファーでマルセロが頭で折り返して混戦が生まれると、ブスケッツの短いクリアをゴール前で胸トラップしたトゥザールが抑えの利いた右足シュートで流し込んだ。
ここまで完璧な試合運びを見せながらもアウェイゴールを与えてしまったバルセロナは、勢いづくアウェイチーム相手にこの試合初めて押し込まれる状況を強いられる。この流れの中でフェキルらに際どいシュートを許すが、何とか2失点目は許さない。
流れを変えたいバルベルデ監督はコウチーニョ、アルトゥールのブラジル人コンビを下げてウスマーヌ・デンベレ、ビダルを続けて投入。試合を落ち着かせに入ると、頼れるエースが本領を発揮する。
まずは78分、中盤でのボール奪取からブスケッツがバイタルエリアでフリーのメッシに縦パスを通すと、そのままボックス内に持ち込んだメッシが細かい切り返しでDF2枚をかわして利き足とは逆の右足でシュート。GKゴルジェランの手を弾いたボールがそのままゴール左隅に吸い込まれた。
この3点目で突破を大きく近づけた中、81分には相手セットプレーのロングカウンターからジョルディ・アルバのミドルパスを受けたメッシが長い距離をドリブルで運んでボックス右で複数のDFを引き付けると、ファーに猛然と走り込んできたピケへ絶妙なラストパスを通して4点目を演出。さらに86分には再びカウンターから中央を持ち上がったアルゼンチン代表FWはデンベレのダメ押しの5点目までお膳立てして見せた。
そして、終盤のエースの躍動でリヨンの心を完全に折ったバルセロナが終わってみれば、5-1の圧勝で順当にベスト8進出を果たした。
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先月19日に行われたリヨンホームでの1stレグは互いに攻撃を特長とするチーム同士の対戦だけに打ち合いも予想されたが、両守護神の奮闘もあってゴールレスドローに終わった。一方、初戦を守備的な戦い方でうまく凌ぎ切ったリヨンだが、以降の国内リーグでは1勝1敗1分けと流れを掴み切れず。直近2敗1分けと苦手とするアウェイゲームに向けては1stレグで出場停止だったエースでキャプテンのフェキルが復帰。また、システムを[3-4-1-2]に変更してきた。
システムを変更したリヨンの出方を窺う入りとなったホームのバルセロナだが、自慢のトリデンテがいきなり相手ゴールに襲い掛かる。4分、コウチーニョ、スアレスの連携からボックス手前でパスを受けたメッシが左足のシュートをゴール左隅に飛ばすが、ここはGKアントニー・ロペスが見事な反応で弾き出した。
その後は相手のプレスをいなして陣地を進めながら5バックで守る相手の守備のギャップを効果的に突いていくバルセロナ。すると、幾つかサイドを起点に良い崩しを見せた中、18分に先制点を奪う。左サイドでメッシとのワンツーに抜け出したスアレスが遅れての対応となったDFデナイヤーに足をかけられてPKを獲得。これをキッカーのメッシが絶妙なパネンカで決め切った。
一方、先制を許したリヨンは失点直後の19分に反撃。カウンターからデパイとのコンビでボックス中央でパスを受けたムサ・デンベレが右足を振り抜くが、ここはDFラングレに触られてしまい枠を捉えきれない。すると、直後には裏へのボールに抜け出したコウチーニョと交錯したGKアントニー・ロペスが脳震盪のような意識朦朧な様子を見せて試合が一時中断。
その後、数分間の中断を経てアントニー・ロペスがプレー復帰を果たすも集中力を切らさなかったバルセロナが押し込む展開の中で2点目を奪う。バイタルエリア左でボールを持ったアルトゥールがペナルティアーク付近でボールを呼び込むスアレスの足元へ丁寧なパスを入れると、半身から素早くボックス内にボールを運んだスアレスがGKとDFを引き付けてゴール前でドフリーのコウチーニョに繋ぎこれをブラジル代表MFが難なく流し込んだ。
厳しい2失点目を喫したリヨンはさらにアントニー・ロペスが自ら交代を要求。涙を浮かべてピッチを去った守護神に代わってCLデビューのゴルジェランが緊急投入される。対して相手のアクシデントにも手を緩めないバルセロナは、絶好調のスアレスが圧巻の存在感で攻撃を牽引。37分には抜け目ない動きでルーズボールをかっさらい決定的なシュートを放つが、これはわずかに枠の左。40分にはブスケッツのスルーパスに抜け出したメッシがボックス内でGKと一対一も、ここはゴルジェランがビッグセーブで阻んだ。
バルセロナの2点リードで折り返した試合は後半もバルセロナペースで進む。開始直後の47分にはハイラインの背後を取ったアルトゥールがボックス付近で潰れてメッシに繋ぐと、メッシがGKを外してチップキックをゴールに飛ばすが、ここはゴールライン手前でDFマルカルのカバーに阻まれる。
一方、後半も苦境が続くリヨンだったが、セットプレーのワンチャンスを生かして1点を返す。58分、左CKの場面でキッカーのデパイのクロスをファーでマルセロが頭で折り返して混戦が生まれると、ブスケッツの短いクリアをゴール前で胸トラップしたトゥザールが抑えの利いた右足シュートで流し込んだ。
ここまで完璧な試合運びを見せながらもアウェイゴールを与えてしまったバルセロナは、勢いづくアウェイチーム相手にこの試合初めて押し込まれる状況を強いられる。この流れの中でフェキルらに際どいシュートを許すが、何とか2失点目は許さない。
流れを変えたいバルベルデ監督はコウチーニョ、アルトゥールのブラジル人コンビを下げてウスマーヌ・デンベレ、ビダルを続けて投入。試合を落ち着かせに入ると、頼れるエースが本領を発揮する。
まずは78分、中盤でのボール奪取からブスケッツがバイタルエリアでフリーのメッシに縦パスを通すと、そのままボックス内に持ち込んだメッシが細かい切り返しでDF2枚をかわして利き足とは逆の右足でシュート。GKゴルジェランの手を弾いたボールがそのままゴール左隅に吸い込まれた。
この3点目で突破を大きく近づけた中、81分には相手セットプレーのロングカウンターからジョルディ・アルバのミドルパスを受けたメッシが長い距離をドリブルで運んでボックス右で複数のDFを引き付けると、ファーに猛然と走り込んできたピケへ絶妙なラストパスを通して4点目を演出。さらに86分には再びカウンターから中央を持ち上がったアルゼンチン代表FWはデンベレのダメ押しの5点目までお膳立てして見せた。
そして、終盤のエースの躍動でリヨンの心を完全に折ったバルセロナが終わってみれば、5-1の圧勝で順当にベスト8進出を果たした。
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