【真実はどこに?】赤い悪魔を蘇らせたバックパス/超WS捜査官 File.1
2019.03.10 00:00 Sun
数多くのゴールの裏には隠された真実がある。
今回スタートする新企画では、試合の中で起こった印象的なプレーの「真実を検証していく」もの。
超ワールドサッカー編集部が気になったシーンの要因を捜査していく。
【事件ファイルNo.1】
赤い悪魔を蘇らせたバックパス
◆事件発生日/現場
3/6(水)/パルク・デ・プランス
パリ・サンジェルマン vs マンチェスター・ユナイテッド
◆事件概要
パリ・サンジェルマン(PSG)の右サイドバックを務めたティロ・ケーラーがバックパスを行うも、ボールはGKジャンルイジ・ブッフォンとDFチアゴ・シウバの間の中途半端な位置へ。
後方からスプリントしたFWロメル・ルカクがボールに先に触れると、そのまま持ち込みGKブッフォンをかわして無人のゴールへシュートを決めた。
◆容疑者
ティロ・ケーラー(パリ・サンジェルマン)
◆捜査官主張
試合の立ち上がり、1stレグでリードしているという油断もあったのか、軽率なバックパスをしてしまったケーラーが容疑者だ。チアゴ・シウバに繋いでビルドアップを狙ったように見えたが、このタイミングであれば、ブッフォンへのバックパスでも良かった。
映像を見る限り、ブッフォンではなくチアゴ・シウバへ向けたパスであり、ゴールを決めたルカクのポジショニングを全く気にしていないことも見て取れる。
よって、ゴールへと繋がる曖昧なパスを出したケーラーが犯人である。
◆弁護人主張
ケーラーの無罪を主張
確かに、軽率なバックパスではあったが、ルカクをマークするチアゴ・シウバが早々に目線を切り、マークを外していたことが原因。そして、ルカクにボールが渡った後、一旦は追いつくも、止めることはできなかったことも要因となっている。
また、GKブッフォンのポジジョニングにも疑いをかけるべきではないか。
バックパスの選択が濃厚だった状況で、自分へのパスを促すポジショニングを取っていないと思われる。ポジショニングが中途半端だったこと、そしてミスパスとなった時にも中途半端なポジションを取っていたため、チアゴ・シウバの対応を迷わせてしまった。
よって、ケーラーのプレーが動機づけになったことは認めるが、真犯人はブッフォンであると主張する。
◆判決
ケーラーの有罪
ケーラーはドラクスラーからパスを受けた際、余裕のある状況であったが、明らかにブッフォンではなく、チアゴ・シウバへのパスを選択していた。
しかし、中央の状況には目もくれず、ルカクのポジションを気にする素振りはなかった。
チアゴ・シウバやブッフォンのベテラン勢の対応にも問題がないとは言えないが、中途半端なコースへのバックパスが全ての要因であると考えられるため、ケーラーを有罪とする。
捜査官の見立て通り、ケーラーへは有罪判決が下った。みなさんの判決はいかがだろうか。是非、ご意見をお聞かせいただきたい。
PR
周到な準備、誤ったプレー、優れた判断力…その他、様々な要因でゴールは生まれる。超ワールドサッカー編集部が気になったシーンの要因を捜査していく。
【事件ファイルNo.1】
赤い悪魔を蘇らせたバックパス
◆事件発生日/現場
3/6(水)/パルク・デ・プランス
チャンピオンズリーグ ラウンド16
パリ・サンジェルマン vs マンチェスター・ユナイテッド
◆事件概要
パリ・サンジェルマン(PSG)の右サイドバックを務めたティロ・ケーラーがバックパスを行うも、ボールはGKジャンルイジ・ブッフォンとDFチアゴ・シウバの間の中途半端な位置へ。
後方からスプリントしたFWロメル・ルカクがボールに先に触れると、そのまま持ち込みGKブッフォンをかわして無人のゴールへシュートを決めた。
◆容疑者
ティロ・ケーラー(パリ・サンジェルマン)
Getty Images
◆捜査官主張
試合の立ち上がり、1stレグでリードしているという油断もあったのか、軽率なバックパスをしてしまったケーラーが容疑者だ。チアゴ・シウバに繋いでビルドアップを狙ったように見えたが、このタイミングであれば、ブッフォンへのバックパスでも良かった。
映像を見る限り、ブッフォンではなくチアゴ・シウバへ向けたパスであり、ゴールを決めたルカクのポジショニングを全く気にしていないことも見て取れる。
よって、ゴールへと繋がる曖昧なパスを出したケーラーが犯人である。
◆弁護人主張
ケーラーの無罪を主張
Getty Images
確かに、軽率なバックパスではあったが、ルカクをマークするチアゴ・シウバが早々に目線を切り、マークを外していたことが原因。そして、ルカクにボールが渡った後、一旦は追いつくも、止めることはできなかったことも要因となっている。
また、GKブッフォンのポジジョニングにも疑いをかけるべきではないか。
バックパスの選択が濃厚だった状況で、自分へのパスを促すポジショニングを取っていないと思われる。ポジショニングが中途半端だったこと、そしてミスパスとなった時にも中途半端なポジションを取っていたため、チアゴ・シウバの対応を迷わせてしまった。
よって、ケーラーのプレーが動機づけになったことは認めるが、真犯人はブッフォンであると主張する。
◆判決
ケーラーの有罪
ケーラーはドラクスラーからパスを受けた際、余裕のある状況であったが、明らかにブッフォンではなく、チアゴ・シウバへのパスを選択していた。
しかし、中央の状況には目もくれず、ルカクのポジションを気にする素振りはなかった。
チアゴ・シウバやブッフォンのベテラン勢の対応にも問題がないとは言えないが、中途半端なコースへのバックパスが全ての要因であると考えられるため、ケーラーを有罪とする。
捜査官の見立て通り、ケーラーへは有罪判決が下った。みなさんの判決はいかがだろうか。是非、ご意見をお聞かせいただきたい。
【真実はどこに?】赤い悪魔を蘇らせたバックパス/#超WS 捜査官
— 超ワールドサッカー (@ultrasoccer) 2019年3月9日
⚽️チャンピオンズリーグ ラウンド16⚽#パリ・サンジェルマン vs #マンチェスター・ユナイテッド#ロメル・ルカク の先制点の犯人は?
みなさんのご意見をお聞かせください
PR
|
関連ニュース