敵地で惨敗アーセナルが突破に黄色信号…古巣凱旋チェフ孤軍奮闘もソクラティス退場響く…《EL》
2019.03.08 05:01 Fri
ヨーロッパリーグ(EL)のラウンド16・1stレグ、スタッド・レンヌvsアーセナルが7日に行われ、ホームのレンヌが3-1で先勝した。
先週末に行われたトッテナムとのノースロンドン・ダービーをドローで終えたアーセナルは、今週末にマンチェスター・ユナイテッドとの重要な一戦を控える中で敵地での初戦に臨んだ。そのトッテナム戦からは先発4人を変更。古巣初対戦のGKチェフが起用されたほか、グエンドウジ、ラムジーに代わってトレイラ、エジル、ELでは2試合出場停止となるラカゼットに代わってオーバメヤンが起用された。
一方、レンヌはニアン、ハマリ・トラオレと2人の主力を出場停止で欠くも、グルニエ、ベン・アルファという元フランス代表にセネガル代表の若手アタッカーのサールらがスタメンに入った。
試合は開始早々に動く。4分、左サイド深くでモンレアルとパス交換したイウォビがボックス左から逆サイドのオーバメヤンを狙った右足インスウィングの低いクロスを入れると、これがそのままゴール右隅に吸い込まれた。
その後もアーセナルがエジル、オーバメヤンを起点に主導権を握るが、レンヌもカウンターと3人の好プレースキッカーを生かした攻めから反撃に転じていく。14分にグルニエが得意のブレ球FKを放つと、その後もベン・アルファの左足の直接FKでGKチェフのゴールを脅かす。
前半終盤にかけては互いにカウンターの応酬からゴールに迫っていく中、41分にはアーセナルにアクシデント。相手のカウンターでサールに背後のスペースへ抜け出されると、DFパパスタソプーロスが後ろから引き倒してボックス手前左でFKを献上。このファウルで2枚目の警告を受けたパパスタソプーロスが退場処分に。
さらにこのFKの流れから直接FKが壁に当たったこぼれ球をブリゴーにゴール前の密集を射抜く圧巻のミドルシュートでゴール右隅に突き刺され、同点ゴールを許した。
アウェイゴールは手にしたものの数的不利の1-1のスコアで試合を折り返したアーセナルは、ムスタフィをセンターバック、ムヒタリアンを右サイドバックに移した[4-4-1]のスクランブル布陣で後半を戦う。
しかし、立ち上がりから右サイドのサールの個人技を起点に攻勢を仕掛けるレンヌを前に防戦一方の状況を強いられる。それでも、古巣凱旋のチェフがブリゴーらの決定機を再三の好守で凌ぎ何とか耐える。
流れを変えたいエメリ監督はイウォビに代えてグエンドウジを投入し、中盤の守備を強化するが、65分に不運な形から逆転ゴールを許す。レンヌの波状攻撃を受けた中、右サイド深くでゼファーヌをフリーにして簡単にクロスを入れられると、ニアでクリアを試みたDFモンレアルにディフレクトしたボールがファーポストに吸い込まれた。
痛恨のオウンゴールでリードを許したアーセナルはその後も一気呵成に攻め込んでくるレンヌに完全に押し込まれ続ける。その流れの中でエジルに代えてラムジー、79分にはオーバメヤンを下げてコラシナツを投入。カウンターからのゴールを諦め、このままの点差をキープする守備的なプランへ移行する。
しかし、試合終了間際の88分には相手陣内深い位置からロングカウンターを許すと、左サイド深くに抜け出したシリキに精度の高いクロスを入れられる。グエンドウジの緩慢な対応もあってボックス右にフリーで飛び込んだサールにこれをダイビングヘッドで流し込まれ、厳しい3点目を与えてしまった。
そして、試合はこのままタイムアップ。アウェイゴールこそ奪ったものの敵地で惨敗のアーセナルはベスト8進出に黄色信号が灯り、厳しいチーム状態の中で10日のユナイテッド戦に挑むことになった。
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ラウンド32でそれぞれベティスとBATEボリソフを破ったレンヌとアーセナルによるベスト8進出を懸けた初戦。一方、レンヌはニアン、ハマリ・トラオレと2人の主力を出場停止で欠くも、グルニエ、ベン・アルファという元フランス代表にセネガル代表の若手アタッカーのサールらがスタメンに入った。
試合は開始早々に動く。4分、左サイド深くでモンレアルとパス交換したイウォビがボックス左から逆サイドのオーバメヤンを狙った右足インスウィングの低いクロスを入れると、これがそのままゴール右隅に吸い込まれた。
やや幸運な形からアウェイゴールを奪ったアーセナルは勢いづいて追加点を目指すと、12分にはボックス内でトレイラ、オーバメヤンと際どいシュートを浴びせる。
その後もアーセナルがエジル、オーバメヤンを起点に主導権を握るが、レンヌもカウンターと3人の好プレースキッカーを生かした攻めから反撃に転じていく。14分にグルニエが得意のブレ球FKを放つと、その後もベン・アルファの左足の直接FKでGKチェフのゴールを脅かす。
前半終盤にかけては互いにカウンターの応酬からゴールに迫っていく中、41分にはアーセナルにアクシデント。相手のカウンターでサールに背後のスペースへ抜け出されると、DFパパスタソプーロスが後ろから引き倒してボックス手前左でFKを献上。このファウルで2枚目の警告を受けたパパスタソプーロスが退場処分に。
さらにこのFKの流れから直接FKが壁に当たったこぼれ球をブリゴーにゴール前の密集を射抜く圧巻のミドルシュートでゴール右隅に突き刺され、同点ゴールを許した。
アウェイゴールは手にしたものの数的不利の1-1のスコアで試合を折り返したアーセナルは、ムスタフィをセンターバック、ムヒタリアンを右サイドバックに移した[4-4-1]のスクランブル布陣で後半を戦う。
しかし、立ち上がりから右サイドのサールの個人技を起点に攻勢を仕掛けるレンヌを前に防戦一方の状況を強いられる。それでも、古巣凱旋のチェフがブリゴーらの決定機を再三の好守で凌ぎ何とか耐える。
流れを変えたいエメリ監督はイウォビに代えてグエンドウジを投入し、中盤の守備を強化するが、65分に不運な形から逆転ゴールを許す。レンヌの波状攻撃を受けた中、右サイド深くでゼファーヌをフリーにして簡単にクロスを入れられると、ニアでクリアを試みたDFモンレアルにディフレクトしたボールがファーポストに吸い込まれた。
痛恨のオウンゴールでリードを許したアーセナルはその後も一気呵成に攻め込んでくるレンヌに完全に押し込まれ続ける。その流れの中でエジルに代えてラムジー、79分にはオーバメヤンを下げてコラシナツを投入。カウンターからのゴールを諦め、このままの点差をキープする守備的なプランへ移行する。
しかし、試合終了間際の88分には相手陣内深い位置からロングカウンターを許すと、左サイド深くに抜け出したシリキに精度の高いクロスを入れられる。グエンドウジの緩慢な対応もあってボックス右にフリーで飛び込んだサールにこれをダイビングヘッドで流し込まれ、厳しい3点目を与えてしまった。
そして、試合はこのままタイムアップ。アウェイゴールこそ奪ったものの敵地で惨敗のアーセナルはベスト8進出に黄色信号が灯り、厳しいチーム状態の中で10日のユナイテッド戦に挑むことになった。
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