【ELプレビュー】優勝候補が上手くバラけたラウンド16、日本人勢はイタリアの強豪と対決!
2019.03.07 12:00 Thu
ヨーロッパリーク(EL)・ラウンド16のファーストレグが7日に開催される。チャンピオンズリーグ(CL)から回ってきた8チームを加えた計36チームで争われた決勝トーナメント1回戦のラウンド32では、チェルシーやアーセナル、ナポリ、インテルといった優勝候補が順当に勝ち上がった。そして、今回のラウンド16では、それら優勝候補が上手くバラけた組み合わせとなった。
▽3/7(木)
《26:55》
フランクフルト vs インテル
レンヌ vs アーセナル
セビージャ vs スラビア・プラハ
ディナモ・ザグレブ vs ベンフィカ
ゼニト vs ビジャレアル
《29:00》
ナポリ vs ザルツブルク
チェルシー vs ディナモ・キエフ
バレンシア vs クラスノダール
★国内リーグで熾烈なCL出場権争いを演じるロンドン勢はこちらに活路も
優勝候補筆頭のチェルシーとアーセナルのロンドン勢はそれぞれディナモ・キエフとレンヌと戦うことになった。ラウンド32でマルメに快勝したチェルシーだが、2019年の成績を見ると本調子とは程遠い状況だ。国内ではマンチェスター・シティとマンチェスター・ユナイテッドに悉く完敗を喫し、サッリ監督の進退にまで影響が出るほどに。それでも、直近のリーグ戦ではトッテナムとフルアムに今年初のリーグ戦連勝を収めており、良い流れでウクライナの雄と対峙することになった。
一方、アーセナルはラウンド32でBATEボリゾフにファーストレグで苦杯を舐めながらも、セカンドレグではきっちり逆転勝利し駒を進めた。その試合からこちら4試合は3勝1分けで、直近のトッテナム戦では1-1のドローを演じた。次の相手は現在リーグ・アン10位のレンヌ。下馬評ではアーセナル有利であるが、3日後に控えるユナイテッド戦を睨んでターンオーバーしてくる可能性もある。
★日本人勢はイタリアの強豪と対決
長谷部誠擁するフランクフルト、南野拓実のザルツブルクはそれぞれインテル、ナポリと激突する。フランクフルトはラウンド32で国際大会の常連シャフタール・ドネツクに合計スコア6-3で勝利した2試合を含め、公式戦ここ9試合で負けなし。直近のリーグ戦では終盤に2得点を挙げ、ホッフェンハイムに粘り勝ちしている。対して、低調なパフォーマンスを続けるインテルは、リーグ戦ではカリアリに黒星を喫し2試合勝利なし。また、キャプテンマークを剥奪されたイカルディがまたも遠征メンバー入りを拒否したとの報道も出ている。
ラウンド32でクラブ・ブルージュと対戦したザルツブルクはセカンドレグで逆転して16強に進出。途中出場した南野もアシストを記録し勝利に貢献した。一方、CLから回ってきたナポリはラウンド32でチューリッヒに快勝して駒を進めた。チェルシーやアーセナルに並ぶ優勝候補のひとつであるが、国内リーグではユベントスとの頂上戦に敗れ王者の8連覇はほぼ確実となってしまっている。
★最多3チームが残るリーガ勢は揃ってベスト8進出なるか
国別最多の3チームが残るスペイン勢。もはや「ELといえばこのチーム」というレッテルが付くぐらいお馴染みとなったセビージャはチェコのスラビア・プラハの対戦する。ラウンド32で強豪ラツィオを破ったセビージャだが、国内リーグではここ5試合で1分け4敗と、今年に入って成績が伸び悩み6位に転落。得意のELで調子を取り戻したいところだ。
リーグ戦ではそのセビージャの下に付けるバレンシアはロシアのクラスノダールと激突。セルティックを下してベスト16に進んだバレンシアは、公式戦11試合負けなしと好調で、相手は現在ロシア2位のチームだが、公式戦ここ7試合勝ち星なし。今の勢いのまま勝ち切れるか。
残るひとつはビジャレアル。リーグ戦では18位と乏しい成績となっているが、ELでは強敵スポルティング・リスボンに競り勝ってラウンド16に勝ち進んだ。とはいえ、国内ではやはり低調のままで現在2連敗中。今度の相手はロシアで首位を走るゼニトだ。
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◆ラウンド16・1stレグ◆▽3/7(木)
《26:55》
フランクフルト vs インテル
レンヌ vs アーセナル
セビージャ vs スラビア・プラハ
ディナモ・ザグレブ vs ベンフィカ
ゼニト vs ビジャレアル
ナポリ vs ザルツブルク
チェルシー vs ディナモ・キエフ
バレンシア vs クラスノダール
★国内リーグで熾烈なCL出場権争いを演じるロンドン勢はこちらに活路も
Getty Images
優勝候補筆頭のチェルシーとアーセナルのロンドン勢はそれぞれディナモ・キエフとレンヌと戦うことになった。ラウンド32でマルメに快勝したチェルシーだが、2019年の成績を見ると本調子とは程遠い状況だ。国内ではマンチェスター・シティとマンチェスター・ユナイテッドに悉く完敗を喫し、サッリ監督の進退にまで影響が出るほどに。それでも、直近のリーグ戦ではトッテナムとフルアムに今年初のリーグ戦連勝を収めており、良い流れでウクライナの雄と対峙することになった。
一方、アーセナルはラウンド32でBATEボリゾフにファーストレグで苦杯を舐めながらも、セカンドレグではきっちり逆転勝利し駒を進めた。その試合からこちら4試合は3勝1分けで、直近のトッテナム戦では1-1のドローを演じた。次の相手は現在リーグ・アン10位のレンヌ。下馬評ではアーセナル有利であるが、3日後に控えるユナイテッド戦を睨んでターンオーバーしてくる可能性もある。
そして、そのアーセナルとユナイテッド、さらにチェルシー、トッテナムを巻き込んで、イングランドでは熾烈なCL出場権争いが繰り広げられている。この4チームの内、上位2チームのみが来季のCL出場権を獲得できる中で、チェルシーとアーセナルはELで優勝した場合でもその権利は得られる。かつて、ユナイテッドを率いたモウリーニョ監督がそうしたように、青と赤のロンドン勢はこちらに照準を絞る手もあるが…。
★日本人勢はイタリアの強豪と対決
Getty Images
長谷部誠擁するフランクフルト、南野拓実のザルツブルクはそれぞれインテル、ナポリと激突する。フランクフルトはラウンド32で国際大会の常連シャフタール・ドネツクに合計スコア6-3で勝利した2試合を含め、公式戦ここ9試合で負けなし。直近のリーグ戦では終盤に2得点を挙げ、ホッフェンハイムに粘り勝ちしている。対して、低調なパフォーマンスを続けるインテルは、リーグ戦ではカリアリに黒星を喫し2試合勝利なし。また、キャプテンマークを剥奪されたイカルディがまたも遠征メンバー入りを拒否したとの報道も出ている。
ラウンド32でクラブ・ブルージュと対戦したザルツブルクはセカンドレグで逆転して16強に進出。途中出場した南野もアシストを記録し勝利に貢献した。一方、CLから回ってきたナポリはラウンド32でチューリッヒに快勝して駒を進めた。チェルシーやアーセナルに並ぶ優勝候補のひとつであるが、国内リーグではユベントスとの頂上戦に敗れ王者の8連覇はほぼ確実となってしまっている。
★最多3チームが残るリーガ勢は揃ってベスト8進出なるか
Getty Images
国別最多の3チームが残るスペイン勢。もはや「ELといえばこのチーム」というレッテルが付くぐらいお馴染みとなったセビージャはチェコのスラビア・プラハの対戦する。ラウンド32で強豪ラツィオを破ったセビージャだが、国内リーグではここ5試合で1分け4敗と、今年に入って成績が伸び悩み6位に転落。得意のELで調子を取り戻したいところだ。
リーグ戦ではそのセビージャの下に付けるバレンシアはロシアのクラスノダールと激突。セルティックを下してベスト16に進んだバレンシアは、公式戦11試合負けなしと好調で、相手は現在ロシア2位のチームだが、公式戦ここ7試合勝ち星なし。今の勢いのまま勝ち切れるか。
残るひとつはビジャレアル。リーグ戦では18位と乏しい成績となっているが、ELでは強敵スポルティング・リスボンに競り勝ってラウンド16に勝ち進んだ。とはいえ、国内ではやはり低調のままで現在2連敗中。今度の相手はロシアで首位を走るゼニトだ。
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