酒井高徳が試合中にやってしまった“ポカ“とは?監督の指示が書かれた紙を捨てた場所は…

2019.03.06 15:40 Wed
ハンブルガーSV(HSV)は現地時間4日に行われたブンデスリーガ2部第24節でグロイター・フュルトに1-0で辛勝。この試合での元日本代表DF酒井高徳を巡るワンシーンが話題を呼んでいる。

HSVのハネス・ヴォルフ監督はこの一戦では酒井を中盤に起用。38分に韓国代表FWファン・ヒチャンの負傷交代を余儀なくされると、酒井に指示が書かれた紙を渡す。しかし、同選手は驚くべき行為をとってしまう。

内容を確認した酒井だが、紙を丸めてからそれをよりによってグロイターのベンチ前のサイドラインに向けて投げ捨ててしまったのだ。相手のアシスタントを務めるアンドレ・ミヤトビッチ氏はそれを見逃すわけがなく、紙を確保したことで、ヴォルフ監督の指示が相手に伝わってしまった。

『ハンブルガー・アーベントブラット』によれば、グロイターのラチド・アズージSD(スポーツディレクター)は「彼は日本の料理のレシピでも書かれていると思ったのだろう」と冗談を交えながらのコメントを残したという。また、「ハンブルクはフォーメーションを変えなければいけなかったようだ」と実際の内容についても示唆している。

一方で、『シュポルト1』によると、ヴォルフ監督は戦略情報が相手に渡ったことについて「どうだっていい。いずれにしても後半からは位置取りを変えるつもりだったのだからね」と言及。後半開始とともにMFルイス・ホルトビーの代わりにDFギデオン・ユングを投入し、そのユングが酒井とWボランチを組むことになった。

なお73分からはMF伊藤達哉が途中出場したHSVだが、85分にはMFアーロン・ハントがゴールを決めている。酒井も、前半の“ポカ”が結果に影響しなかったことで安堵したかもしれない。


提供:goal.com

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