イグアイン&ジョルジーニョ弾でチェルシーがフルアムに辛勝! 2019年リーグ初連勝《プレミアリーグ》

2019.03.04 01:00 Mon
Getty Images
チェルシーは3日、プレミアリーグ第29節でフルアムと対戦し、2-1で勝利した。
PR
6位のチェルシー(勝ち点53)が、先日ラニエリ監督を解任した19位のフルアム(勝ち点17)のホーム、クレイブン・コテージに乗り込んだ一戦。
前節のトッテナム戦の勝利で、最近の悪い流れを一旦ストップさせたチェルシー。今年初のリーグ戦連勝を目指す今節は、トッテナム戦からスタメンを5選手変更。選手交代を拒否した制裁としてスタメン落ちしていたケパがカバジェロに代わって先発に復帰したほか、クリステンセン、エメルソン、バークリー、ウィリアンが先発に顔をそろえた。

ファーストシュートはチェルシー。CKのこぼれ球をカンテがボックス手前右からシュート。さらにそのリフレクションをアスピリクエタがクロス。イグアインが頭で合わせたが左に外れた。

6分にはフルアムにチャンス。右サイドのバベルのクロスがカンテに当たってコースが変わると、ボックス中央のカーニーがシュート。しかし、これはブロックに遭い、跳ね返りをブライアンがボックスの外から狙ったが、惜しくも枠の左に逸れた。
試合は20分に動いた。右サイドに展開したチェルシーはウィリアンから縦に走るアスピリクエタにパスが渡る。アスピリクエタがこれをダイレクトで折り返すと、グラウンダーのクロスをイグアインが上手く合わせてGKセルヒオ・リコのニアを破った。

しかし、すぐに同点に追いつかれる。27分、リュディガーのパスが奪われると、右サイドのクロスからミトロビッチにシュートを許す。ここはGKケパがファインセーブで弾きだしたのだが、そのCKの場面、フルアムはショートコーナーを選択し、バベルが左サイドから右足でクロスを上げると、隙を突いてファーサイドに走り込んだチャンバースが完全にフリーとなり、楽々と押し込んで同点に追いついた。

それでもその4分後、チェルシーはジョルジーニョの自陣でのボール奪取から素早く攻撃に転じると、左サイドからドリブルで切り込んだアザールのラストパスをジョルジーニョがボックスの外からゴール右上を撃ち抜いて、再び勝ち越した。

その後もアザールやイグアインにビッグチャンスが訪れたものの、追加点は奪えず後半へ向かったチェルシーは、まずは48分にアザールがドリブルシュートでゴールに迫る。51分にはジョルジーニョの長いパス1本でウィリアンに好機。ボックス右からシュートを狙ったが、外のサイドネットを叩いた。

だが逆に66分には、フルアムはジョルジーニョからボールを奪った流れからカーニーがボックスの外からミドルシュート。枠を捉えていたが、GKケパが横っ飛びで弾き出した。

チェルシーは68分に1ゴールのジョルジーニョを下げてコバチッチを投入。そのままアンカーの位置に入った。ディフェンシブな交代カードを切ったチェルシーは、その後ブライアンにあわやのシュートを打たれるがGKケパが好セーブを見せる。74分にはアザールを下げてペドロをピッチへ。さらに、78分にはバークリーを下げてロフタス=チークを投入した。

後半は守勢に回るチェルシー。試合終盤の88分にミトロビッチのヘディングシュートがチェルシーゴールを襲うが、GKケパがここでもビッグセーブ。罰則明けの男が再三のピンチを救う。後半アディショナルタイムにはR・セセニョンについにネットを揺らされたかと思われたが、僅かな差でオフサイドに。

最後まで肝を冷やしたチェルシーだったが、最終的に2-1で勝利。リーグ戦2連勝とした。

PR
関連ニュース

エンソ・フェルナンデスが一足先にシーズン終了…コパ・アメリカ出場のため手術を決断

チェルシーのアルゼンチン代表MFエンソ・フェルナンデスが鼠径部の手術を決断したようだ。アルゼンチン『Ole』が報じている。 エンソ・フェルナンデスは以前から鼠径ヘルニアに苦しんでおり、スタッフとの話し合いで手術を決断。6月20日に開幕するコパ・アメリカに参加するためにこのタイミングでの手術を踏み切ったようだ。 なお、手術は木曜日に行われ、離脱期間は最低でも3週間を要し、今季中の復帰は絶望になると報じている。 昨夏にベンフィカからチェルシーに加入したエンソ・フェルナンデスは、ここまで公式戦40試合に出場し7ゴール3アシストを記録していた。 2024.04.26 00:15 Fri

「厳しい言葉が必要」大敗も選手への言及避けるポチェッティーノ監督に疑問の声「メッセージが届いていない」

大敗したチェルシーのマウリシオ・ポチェッティーノ監督に対しては、そのマネジメントに疑問の声もあるようだ。イギリス『デイリー・メール』が伝えている。 ここまで思うようなシーズンを送れず、先週末のFAカップも敗退したことで無冠が確定したチェルシー。23日に行われたプレミアリーグ第29節の延期分では、優勝争い中のアーセナルにプライドを示したいところだったが、後半に守備が崩壊し0-5の大敗を喫した。 試合後にはポチェッティーノ監督も「チームは諦めてしまっていた」と落胆の姿勢を示しつつ、「選手たちを責めることはできないし、そのつもりもない」と選手を擁護する姿勢は崩さず。若いチームは成長段階であることを強調していた。 しかし、これについては異議を唱える声もあるようだ。『TNTスポーツ』に出演したアーセナルOBの元イングランド代表DFマーティン・キーオン氏は、こうした指揮官の姿勢がチームの弱体化につながっているとの見方を示している。 「チェルシーの強化策はバランスがおかしく、チームに対して10億ポンドもの大金を費やした。だからこそ、今の彼らの姿は信じられないものだ。これは厳しい言葉が必要であり、それは監督からもたらされるべきだろう」 「監督は選手たちに口を出さないようにしているが、それによって自分自身が追い詰められている。彼が気を使っているのはわかるが、両ハーフとも試合の立ち上がりが悪かったのを見ると、選手たちにメッセージが届いていないのだろう」 2024.04.24 16:40 Wed

「間違いなく努力している」屈辱的大敗のチェルシー…ファンからの批判にギャラガーは「次につなげなければ…」

チェルシーのイングランド代表MFコナー・ギャラガーは、屈辱的な大敗にも自分たちは成長中のチームであることを強調した。イギリス『デイリー・メール』が伝えている。 チェルシーは23日に行われたプレミアリーグ第29節の延期分でアーセナルと対戦。先週末にはFAカップ準決勝で敗退したこともあり、ロンドンのライバルクラブ相手に意地を見せたいところだったが、優勝争い中のチーム相手に歯が立たず、終わってみれば0-5の大敗となった。 試合中には、チェルシーファンの子供が「ユニフォームは欲しくない。ファンのため戦いたいと思ってほしい。UTC(アップ・ザ・チェルシー)」と書かれたプラカードを掲げる姿も話題に。チームに対するファンからの不満の高まりを象徴するような場面となった。 この試合に先発フル出場したギャラガーは試合後、こうした批判に対してチームは努力していると主張。経験の少ない若いチームであることを訴え、成長に向けて全力で取り組んでいると語った。 「(ファンの掲げたプラカードについて問われ)そうだね…僕たちは間違いなく努力していると思う。これが選手全員にとって、どれだけの意味があるかは理解しているよ。ただ、何度も言われてきたことではあるけど、このチームは非常に若いチームなんだ。プレミアリーグでのチームとしての経験はあまりない」 「僕たちはここまで、多くの浮き沈みを経験してきたと思う。チームはまだ改善の最中なんだ。次のレベルに到達するため、みんなで協力しているよ」 「ただ、今日はそれとは程遠い日の一つになってしまった。僕たちは自分を奮い立たせ、パフォーマンスと改善点、そしてすべてのミスを見つめ直し、次につなげなければならない」 2024.04.24 15:45 Wed

「酷いチャレンジ」「なぜまだピッチに?」 冨安健洋への悪質なチャージ、足首踏みつけもお咎めなしのチェルシーFWにレジェンドたちも疑問「信じられない」「レッドカードだ」

アーセナルのファンは日本代表DF冨安健洋へのファウルに怒り心頭だ。 23日、プレミアリーグ第29節延期分のアーセナルvsチェルシーが行われ、優勝を争うアーセナルが5-0で圧勝。チェルシーとの“ビッグロンドン・ダービー”を制していた。 冨安はこの試合に先発出場。先週末のウォルバーハンプトン戦を欠場しただけに心配されたが、大一番で攻守にわたって活躍を見せた。 しかし、試合の序盤に心配なシーンが。8分、冨安がデクラン・ライスからのパスを受けると、ややトラップが大きくなりルーズボールに。これを冨安が拾いに行った中、チェルシーのFWニコラス・ジャクソンも奪いにくる。 ボールにいち早く触った冨安に対し、ジャクソンは思い切り足首を踏みつける形に。スロー映像では、完全に足首を踏み、冨安は捻っているようにも見える。 しかし、このシーンに対してVARチェックが入ったにも関わらず、ジャクソンには何もなし。レッドカードはおろか、イエローカードすら出ないこととなった。 危険な行為は、故意かどうかに関係なく厳しく取り締られている中で、ただのファウルで終わることに。これにはイギリス『talkSPORT』の解説を務めた元イングランド代表DFダニー・ミルズ氏は「あれはレッドカードだ。ぜひVARを見てみたい」とコメントしていた。 また、『TNTスポーツ』で解説した元イングランド代表DFリオ・ファーディナンド氏も「あのチャレンジがVARさえ考慮されないことは信じられない」とコメント。アーセナルOBの元イングランド代表DFマーティン・キーオン氏も「驚くべきこと」と同意していた。 当然この判定にはアーセナルのファンが怒り浸透。X(旧ツイッター)では「ジャクソンの酷いタックル。辞めるべきだ」、「ニコラス・ジャクソンはレッドカードだろう。冨安健洋への酷いチャレンジだ」、「ニコラス・ジャクソンがどうしてまだピッチに立っているのかわからない」、「見れば見るほどレッドカード。衝撃的」というコメントが集まっている。 冨安は72分で途中交代。その後問題なくプレーしていたため、大きなケガにはなっていないと思われるが、最悪の結末が待っていた可能性もあっただけに、今後判定について何かが起こるのか注目が集まる。 <span class="paragraph-title">【動画】一歩間違えれば重傷の危機…冨安健洋が足首を踏みつけられる</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="u4Nzm2_34WM";var video_start = 65;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.24 14:52 Wed

「相変わらず堅実」「ベストの左SB」先発復帰の冨安健洋、攻守の好パフォーマンスは現地でも高評価「この試合の先発に相応しい」

アーセナルの日本代表DF冨安健洋は高い評価を受けている。 23日、プレミアリーグ第29節の延期分でアーセナルはチェルシーをホームに迎えた。 “ビッグロンドン・ダービー”となった一戦。冨安は前節のウォルバーハンプトン戦を欠場。2試合ぶりの出場となった。 チャンピオンズリーグ(CL)のバイエルン戦では先発出場していた冨安。再びビッグマッチで先発起用されると、攻守にわたって存在感を示し、守備ではノニ・マドゥエケとの一対一を封じると、攻撃では何度となくチャンスメイクを見せ、惜しいシュートも放っていた。 チームは5-0で圧勝した中、富安も高評価。イギリス『フットボール・ロンドン』は8点(10点満点)をつけた。 「ウルブス戦を欠場した後、この試合の先発に相応しかった。とても良く見えた」 「ボールの扱いが印象的で、1vs1の守備は相変わらず堅実だった」 イギリス『ロンドン・イブニング・スタンダード』は7点(10点満点)をつけている。 「打撲から回復した後、サイドに戻ってきた。堅実なパフォーマンスを見せており、現時点のアーセナルでベストの左サイドバックに見える」 また、イギリス『デイリー・メール』は7点(10点満点)をつけた。 「9分にニコラス・ジャクソンと衝突。相手にはレッドカードが与えられるはずだった。それでもピッチに留まり続けられて良かった」 冨安は9分ごろ、ニコラス・ジャクソンに足首を踏まれて捻る場面もあったが、72分までプレーを続けている。 <span class="paragraph-title">【動画】攻守に躍動!冨安健洋のチェルシー戦パフォーマンス集</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="u4Nzm2_34WM";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.24 10:40 Wed
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly