開幕から大波乱…! アジア王者鹿島にエース藤本2発の昇格組大分が競り勝つ《J1》
2019.02.23 16:55 Sat
明治安田生命J1リーグ開幕節の鹿島アントラーズvs大分トリニータが23日に県立カシマサッカースタジアムで行われ、2-1で大分が勝利した。
昨シーズンを3位で終えたアジア王者鹿島が、J2を2位でフィニッシュして6年ぶりにJ1昇格を果たした大分をホームに迎えた一戦。
19日に行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)プレーオフ・ニューカッスル・ジェッツ戦(4-1で鹿島勝利)から中3日でJ1開幕を迎えた鹿島は、その試合からスタメンを2名変更。町田、土居に代えて、犬飼、遠藤を起用した。
対する大分は、最後尾に高木、ディフェンスラインに岩田、鈴木、福森、中盤に松本、前田、ティティパン、高山、2シャドーに小塚、伊藤、最前線に藤本を起用。新戦力のうちティティパン、高山、小塚、伊藤涼の4名が先発に名を連ね、昨季J2で22得点を挙げた注目のオナイウはベンチスタートとなった。
試合開始早々、3分にセルジーニョからの横パスを受けた遠藤がボックス手前中央からダイレクトで狙えば、直後にも左サイドからカットインした安部が強引に右足を振り抜く。戦前の予想通り鹿島が主導権を握りつつ、大分が耐える構図となる。
その後も鹿島が得点を奪い切れずにいると、大分が勢いそのままに波乱を起こす。18分、カウンターから細かく繋ぎボックス手前中央でボールを受けた藤本が左足でシュート。これが左隅を射抜き、大きな先制点とした。
浮足立つ鹿島は22分にFKの流れからボックス内の山本がシュートを放つが、上手くミート出来ない。力無いシュートはGK高木に阻まれた。
鹿島はその後も前に圧力をかけていくが、決定的なシーンは迎えられず。むしろ、高いテンションで臨む大分が時折カウンターからシューまで持ち込む回数を増やし始める。
折り返して迎えた後半、0-1のビハインドを背負う鹿島がギアを上げる。48分に大分陣内右サイドでFKを獲得し、キッカーの永木がボックス内にクロスを蹴り込む。犬飼が頭で落とすと、反応した伊藤翔が滑り込むようにして同点弾を押し込んだ。
勝ち切りに行く鹿島は56分にもチャンスを作る。ボックス右で後ろ向きにボールを受けた安部が反転して素早く右足でシュート。これは枠を外れたが、大分を押し込み始める。
勝ち点3の奪取を目論む大分は、62分に伊藤涼に代えてオナイウを投入。オナイウは最前線に入り、藤本と横並びの2トップを組む。
すると69分、指揮官の采配が的中する。GK高木からのフィードに左サイドのオナイウが抜け出し、右足のアウトサイドで中央にスルーパスを供給。綺麗にカーブしたグラウンダーのパスに反応した藤本がボックス中央で一対一を迎えると、冷静にGKクォン・スンテとの駆け引きを制し勝ち越し弾とした。
鹿島が71分に安部に代えて土居、76分に遠藤に代えて山口を投入すると、大分も72分にティティパンに代えて丸谷を起用。追う鹿島に大分が逃げ切りを図る。
刻一刻と時計の針が進む中、鹿島は大分の決死のディフェンスに穴を見付けることが出来ない。試合終盤にはほぼ大分陣内で試合が進行するものの、鹿島ペースとは言い切れない展開が続く。逆に、試合終盤にはカウンターから再び藤本がGKクォン・スンテとの一対一を迎える。しかし、この場面ではGKクォン・スンテに軍配が上がり、ハットトリックとはいかなかった。
それでも結局、鹿島が再び追いつくことは出来ずに試合が終了。2017年までJ3でプレーしていた藤本の2得点の活躍により、昇格組の大分が見事にアジア王者に土を付けてみせた。
昨シーズンを3位で終えたアジア王者鹿島が、J2を2位でフィニッシュして6年ぶりにJ1昇格を果たした大分をホームに迎えた一戦。
対する大分は、最後尾に高木、ディフェンスラインに岩田、鈴木、福森、中盤に松本、前田、ティティパン、高山、2シャドーに小塚、伊藤、最前線に藤本を起用。新戦力のうちティティパン、高山、小塚、伊藤涼の4名が先発に名を連ね、昨季J2で22得点を挙げた注目のオナイウはベンチスタートとなった。
試合開始早々、3分にセルジーニョからの横パスを受けた遠藤がボックス手前中央からダイレクトで狙えば、直後にも左サイドからカットインした安部が強引に右足を振り抜く。戦前の予想通り鹿島が主導権を握りつつ、大分が耐える構図となる。
それでも11分、GK高木のロングフィード一本に藤本が最終ラインを抜け出す。ボックス右で迎えた一対一の場面ではGKクォン・スンテに軍配が上がったものの、大分の鋭い攻撃が鹿島をヒヤリとさせた。
その後も鹿島が得点を奪い切れずにいると、大分が勢いそのままに波乱を起こす。18分、カウンターから細かく繋ぎボックス手前中央でボールを受けた藤本が左足でシュート。これが左隅を射抜き、大きな先制点とした。
浮足立つ鹿島は22分にFKの流れからボックス内の山本がシュートを放つが、上手くミート出来ない。力無いシュートはGK高木に阻まれた。
鹿島はその後も前に圧力をかけていくが、決定的なシーンは迎えられず。むしろ、高いテンションで臨む大分が時折カウンターからシューまで持ち込む回数を増やし始める。
折り返して迎えた後半、0-1のビハインドを背負う鹿島がギアを上げる。48分に大分陣内右サイドでFKを獲得し、キッカーの永木がボックス内にクロスを蹴り込む。犬飼が頭で落とすと、反応した伊藤翔が滑り込むようにして同点弾を押し込んだ。
勝ち切りに行く鹿島は56分にもチャンスを作る。ボックス右で後ろ向きにボールを受けた安部が反転して素早く右足でシュート。これは枠を外れたが、大分を押し込み始める。
勝ち点3の奪取を目論む大分は、62分に伊藤涼に代えてオナイウを投入。オナイウは最前線に入り、藤本と横並びの2トップを組む。
すると69分、指揮官の采配が的中する。GK高木からのフィードに左サイドのオナイウが抜け出し、右足のアウトサイドで中央にスルーパスを供給。綺麗にカーブしたグラウンダーのパスに反応した藤本がボックス中央で一対一を迎えると、冷静にGKクォン・スンテとの駆け引きを制し勝ち越し弾とした。
鹿島が71分に安部に代えて土居、76分に遠藤に代えて山口を投入すると、大分も72分にティティパンに代えて丸谷を起用。追う鹿島に大分が逃げ切りを図る。
刻一刻と時計の針が進む中、鹿島は大分の決死のディフェンスに穴を見付けることが出来ない。試合終盤にはほぼ大分陣内で試合が進行するものの、鹿島ペースとは言い切れない展開が続く。逆に、試合終盤にはカウンターから再び藤本がGKクォン・スンテとの一対一を迎える。しかし、この場面ではGKクォン・スンテに軍配が上がり、ハットトリックとはいかなかった。
それでも結局、鹿島が再び追いつくことは出来ずに試合が終了。2017年までJ3でプレーしていた藤本の2得点の活躍により、昇格組の大分が見事にアジア王者に土を付けてみせた。
|
関連ニュース