1stレグに続きジルー&バークリーがゴール! サッリ解任危機のチェルシーが快勝で16強入り!《EL》

2019.02.22 06:55 Fri
Getty Images
ヨーロッパリーグ(EL)・ラウンド32の2ndレグ、チェルシーvsマルメが21日にスタンフォード・ブリッジで行われ、ホームのチェルシーが3-0で勝利。この結果、2戦合計5-1としてチェルシーのラウンド16進出が決定した。

優勝候補筆頭となるチェルシーは敵地で行われたスウェーデン王者との初戦をバークリーとジルーのゴールによって2-1で先勝。ただ、苦戦を強いられる国内の戦いでは直近のFAカップでマンチェスター・ユナイテッドにホームで0-2の完敗。先日のマンチェスター・シティ相手の0-6の惨敗を含め、ここ最近の低調ぶりにサッリ監督の解任報道が盛んに伝えられている。
サッリ体制継続のため必勝が求められる今回の一戦に向けては前回対戦から先発4人を変更。いずれもコンディションに問題を抱えるGKケパとペドロに代わってGKカバジェロ、ハドソン=オドイ、ダビド・ルイスとジョルジーニョに代えてリュディガーとカンテが起用された。

ここ最近の不振の影響か、リスクを冒して前に出るマルメに対して受け身の入りを強いられたホームのチェルシー。13分にはボックス内でDFを外したロセンベリに際どいシュートを許すが、これはわずかに枠の左に外れて事なきを得る。

その後、時間の経過と共にボール支配率を高めるチェルシーだが、球際の勝負を強調する相手の素早い出足に苦戦。なかなか良い形でフィニッシュまで持ち込めず、逆に相手のカウンターに晒される。
それでも、30分を過ぎると相手の出足が鈍ったこともあり、落ち着いたボール回しから相手ボックス付近でのプレー機会を増やし、ハドソン=オドイの果敢な仕掛けやジルーの強さを生かした攻めでフィニッシュに持ち込む。しかし、バークリーのシュートが相手GKのセーブに遭うなど、前半のうちにゴールを奪うまでには至らず。

互いに選手交代なしで迎えた後半も試合展開に大きな変化はなし。しかし、ワンチャンスを生かしたホームチームが見事な高速カウンターからゴールを陥れる。55分、ハーフウェイライン付近で相手のクリアボールを奪ったカンテが豪快に中央を持ち上がって左サイドにフリーで走り込むウィリアンにパス。そして、ウィリアンからの丁寧な折り返しにゴール前で反応したジルーが利き足とは逆の右足ワンタッチシュートで流し込み、1stレグに続いてEL5試合連続ゴールとした。

この得点をキッカケに勢いに乗ったチェルシーはカンテの中央突破からバークリーがゴールネットを揺らすが、ここはオフサイドの判定で認められず。それでも、73分にはエメルソン・パルミエリの仕掛けからボックス手前やや左の好位置でFKを獲得。これをキッカーのバークリーが壁の上から落としてゴール左上隅の絶妙なコースに突き刺し、決定的な追加点を挙げた。

ジルーに続くバークリーの2試合連続ゴールで試合を決めたチェルシーは、そのFKの場面で2枚目の警告を受けた相手DFベングションが退場したこともあり、カンテ、バークリー、アスピリクエタを下げてロフタス=チーク、ジョルジーニョ、アンパドゥを一気に投入。アザールやイグアインを温存することに成功した。

その後、83分には左サイドのウィリアンから大きなサイドチェンジを受けたハドソン=オドイがそのままボックス内に切り込んで角度のないところから右足のシュートをゴール左隅に流し込み、トドメの3点目とした。そして、10人のマルメに3-0で快勝のチェルシーが2戦合計5-1でベスト16進出を決め、24日に控えるEFLカップ(カラバオ・カップ)決勝のシティ戦に弾みを付けた。
関連ニュース

チェルシー移籍後出場1試合のみ…ラヴィアが今季絶望に想い綴る 「愛情、応援、サポート、そして批判をありがとう」

チェルシーのベルギー代表MFロメオ・ラヴィアがファンにメッセージを送った。 昨夏サウサンプトンから移籍金総額5800万ポンド(現レートで約110億8000万円)でチェルシーに加入した20歳のラヴィア。しかし、シーズン序盤に足首のケガを負うと、これが長引いてしまい、2023年12月27日のプレミアリーグ第19節クリスタル・パレス戦までチェルシーデビューがずれ込むこととなった。 ところが、デビュー後に今度はハムストリングを負傷。再び長期離脱の運びとなる中、27日にはチェルシーがラヴィアのシーズンアウトを発表している。 チェルシーへのステップアップを果たしながら、出場わずか1試合と無念のシーズンを送ることになったラヴィアは、インスタグラムを通じてコメントしている。 「こんにちは、チェルシーファミリーの皆さん。ご存知だと思うけど、数え切れないほどの努力にもかかわらず、僕は今シーズンの残りを欠場することになった。チームメイトの力になれず、悔しいシーズンだった」 「このチームやこのエンブレム、そしてピッチに立つことを何よりも愛している。復帰するために毎日全力を尽くしてきたことを信じてほしい。愛情、応援、サポート、そして批判をありがとう。その全てが僕にポジティブな影響を与えてくれたし、前進させてくれた」 「早く恩返しをし、たくさんの特別な瞬間を一緒に分かち合いたい。それではまた」 2024.03.28 15:09 Thu

チェルシーがアヤックスに勝利しベスト4進出! リヨンはベンフィカを下す【UWCL】

27日、UEFA女子チャンピオンズリーグ(UWCL)の準々決勝2ndレグの2試合が行われた。 FA女子スーパーリーグ(FAWSL)で首位に立つチェルシーはアヤックスと対戦。1stレグはアウェイゲームながら0-3で快勝していたチェルシーは余裕を持って2ndレグに臨んだ。 なでしこジャパンFW浜野まいかはメンバー外となった中、試合は33分にマイラ・ラミレスのゴールでチェルシーが先制。65分にチャシティ・グラントにゴールを奪われるも1-1で終了。2戦合計4-1でチェルシーが勝利し、準決勝に駒を進めた。 もう1試合はリヨンvsベンフィカのカードとなり、1stレグはリヨンが1-2で先勝していた。 リヨンのホームで迎えた2ndレグは43分にデルフィーヌ・カスカリーノのゴールでリヨンが先制。しかし45分にベンフィカはマリー・アリドゥのゴールで追いつく。 2戦合計でもまだリヨンがリードしていた中、51分にカスカリーノが2点目を奪い勝ち越すと、アディショナルタイムにはカディディアトゥ・ディアニが2ゴールを奪う活躍を見せて、4-1で勝利。2戦合計6-2でリヨンがベスト4に進出した。 なお、28日には準々決勝の2試合が予定されており、バルセロナとブラン、パリ・サンジェルマン(PSG)とヘッケンが対戦。バルセロナ、PSGがそれぞれ2-1で1stレグを勝利していた。 ◆UEFA女子チャンピオンズリーグ準々決勝2ndレグ ▽3/27(水) リヨン 4-1(AGG:6-2) ベンフィカ 【リヨン】 デルフィーヌ・カスカリーノ(43分、51分) カディディアトゥ・ディアニ(90分+1、90分+6) 【ベンフィカ】 マリー・アリドゥ(45分) チェルシー 1-1(AGG:4-1) アヤックス 【チェルシー】 マイラ・ラミレス(33分) 【アヤックス】 チャシティ・グラント(65分) ▽3/28(木) バルセロナ vs ブラン (1stレグ:2-1) パリ・サンジェルマン vs ヘッケン (1stレグ:2-1) <span class="paragraph-title">【ハイライト動画】チェルシーが女子CLでアヤックスを下してベスト4進出</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="VmPNSixUSTo";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.03.28 11:15 Thu

チェルシーMFラヴィア、ハムストリング負傷再発で今季絶望

チェルシーは27日、ベルギー代表MFロメオ・ラヴィア(20)がハムストリングの負傷を再発させ今季絶望となったことを発表した。 ラヴィアは今季、5800万ポンド(約110億円)でサウサンプトンから移籍。しかし足首の負傷、ハムストリングの負傷で、今季はプレミアリーグ1試合の出場に留まっていた。 セントラルMFのラヴィアは昨季、プレミアリーグ29試合に出場して昨年3月にはベルギー代表デビュー。飛躍を期してチェルシーに移籍したが、度重なるケガにより1年目は棒に振ることになった。 2024.03.28 00:00 Thu

バイエルン、ドルトムントで活躍のマートセンに関心か?

バイエルンが、ライバルクラブで活躍する左サイドバックに興味を示しているようだ。 来シーズンに向けてカナダ代表DFアルフォンソ・デイビスの去就が不透明なバイエルン。現状では契約延長に応じず、レアル・マドリーへの売却が濃厚となっており、クラブはミランのフランス代表DFテオ・エルナンデスをトップターゲットに、ジローナのU-21スペイン代表DFミゲル・グティエレスらを後釜候補に定めているとされる。 そういった中、新たなオプションとして浮上しているのが、チェルシーからドルトムントにレンタル加入中のオランダ代表DFイアン・マートセン(22)だという。 ドイツ『スカイ』によると、バイエルンは今冬のドルトムント加入以降、公式戦12試合1ゴール2アシストを記録する攻撃的サイドバックを評価しているという。 ドルトムントは当然のことながらオランダ代表DFの完全移籍での買い取りを希望しているが、4100万ユーロ(約67億3000万円)と言われる、今夏有効な契約解除条項によって買い取れるかは微妙な状況だという。 これにより、バイエルンが獲得できる可能性は十分にあるようだ。 2024.03.27 06:30 Wed

アシュリー・コールがプレミアリーグ殿堂入り!「とても名誉なことだ」

プレミアリーグは25日、元イングランド代表DFアシュリー・コール氏(43)が『Hall of Fame(殿堂入り)』に選出されたことを発表した。 アシュリー・コール氏は、アーセナルとチェルシーでサイドバックとして15シーズンに渡って活躍。プレミアリーグで385試合に出場し15ゴール31アシスト。守備面では147試合のクリーンシートを達成。アーセナルで2度、チェルシーで1度のプレミアリーグ優勝を達成していた。 殿堂入りを果たしたアシュリー・コール氏は、公式発表で以下のように喜びを語った。 「プレミアリーグの殿堂入りは光栄だ。自分がキャリアを終えた後にこうして表彰されるのは、とても名誉なことだし、充実した気分だ」 「私は、ただベストを尽くし、十分な力を発揮することだけを考えてキャリアを歩んできた。一日一日、一試合一試合を大切にやってきた。若い頃は、こんなことは夢にも思わず、ただサッカーという競技が好きでやっていたんだ」 「私は素晴らしいファンのいる素晴らしいクラブでプレーした。少年時代から所属したアーセナルやチェルシーでトロフィーを獲得したことは、いつまでも心に残る素晴らしい思い出だ」 「多くの苦労があっただけに、振り返ると感慨深い。アラン・シアラー、ティエリ・アンリ、ディディエ・ドログバ、リオ・ファーディナンドといった選手たちと並んで殿堂入りを果たすことができ、光栄に思っている」 2024.03.26 01:01 Tue
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly