【CLプレビュー】クロップ率いるレッズとドイツ王者が激突!《リバプールvsバイエルン》

2019.02.19 17:00 Tue
Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦1stレグ、リバプールvsバイエルンが19日29:00にキックオフされる。ドイツ人指揮官のクロップ監督率いるリバプールと、ブンデスリーガ6連覇中のドイツ王者バイエルンの激突だ。
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パリ・サンジェルマン、ナポリらと同居した死の組を、最終節にナポリを下して逆転での2位通過を果たしたリバプールは、マンチェスター・シティと優勝を争うプレミアリーグでは、1試合消化試合が少ない中、首位シティと同勝ち点で並んでいる。レスター・シティ、ウェストハムに引き分けて足踏みをしていたが、10日前に行われた直近のボーンマス戦では3-0と快勝し、勝利を取り戻してバイエルンとの大一番を迎えている。クロップ監督にとってはドルトムント時代にブンデスリーガで凌ぎを削り、2012-13シーズンのCL決勝では苦杯を舐めたバイエルンとのビッグマッチとなる。
対するバイエルンはアヤックス、ベンフィカらが同居したグループを首位で通過。ブンデスリーガでは3試合前のレバークーゼン戦で敗戦し、リーグ戦での連勝が7で止まったものの、その後はリーグ戦2連勝とし好調を持続。首位ドルトムントに3ポイント差まで迫り、逆転優勝の芽が十分に出てきている。守護神のノイアーも直近の試合で復帰しており、ほぼベストメンバーでリバプール戦に臨める状況だ。

両チームはこれまで5度対戦し、1勝3分け1敗の互角で、直近の対戦はリバプールが3-2で勝利した2001年のUEFAスーパーカップとなっている。

◆リバプール◆
【4-3-3】
▽リバプール予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:アリソン
DF:アーノルド、ファビーニョ、マティプ、ロバートソン
MF:ワイナルドゥム、ヘンダーソン、ミルナー
FW:サラー、フィルミノ、マネ
負傷者:DFジョー・ゴメス、ロブレン、MFチェンバレン、シャキリ
出場停止者: DFファン・ダイク
守備の要であるファン・ダイクが累積警告により出場停止となる。ジョー・ゴメスとロブレンが負傷で本職センターバックに代役が不在のため、ファビーニョ辺りが務めることになるかもしれない。

◆バイエルン◆
【4-2-3-1】
▽バイエルン予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:ノイアー
DF:キミッヒ、ジューレ、フンメルス、アラバ
MF:チアゴ、ゴレツカ
MF:ニャブリ、ハメス・ロドリゲス、コマン
FW:レヴァンドフスキ
負傷者:MFトリッソ、FWロッベン
出場停止者:MFミュラー

バイエルンはミュラーが2試合の出場停止となる。その他、負傷が長引いているロッベンが起用できない。直近のアウグスブルク戦で足首を負傷したコマンは大事に至らず出場できる模様だ。

★注目選手
◆リバプール:FWモハメド・サラー
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昨季ほどのパフォーマンスではないといえ、今季もプレミリーグで17ゴール8アシストのスタッツを残しており、規格外の選手であることに変わりはない。一瞬でトップギアに入る爆発的なスピードを駆使し、相手守備陣を常に脅威に晒すアタッカーはリバプールの絶対的な得点源だ。右ウイングで出場することになれば対面するのは攻撃センスに秀でたアラバとなるが、アラバを守勢に回すことができればリバプールのペースに傾くことが濃厚なだけにサラーとしては圧力をかけ続けたい。

◆バイエルン:FWロベルト・レヴァンドフスキ
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かつてクロップ監督の指導を受け、ドルトムントで才能を開花させたバイエルンの絶対的エースに注目だ。ロシア・ワールドカップでは不遇に終わったポーランド代表FWだが、バイエルンではさすがの存在感を発揮。ブンデスリーガでは13ゴール9アシストを記録し、CLでは8ゴールをマークしている。リバプールの守備の要であり、現世界最高センターバックとも呼び声高いファン・ダイク不在の相手に対し、ゴールはもちろん、2列目の選手を生かすポストプレーも秀逸なレヴァンドフスキが恩師率いるチーム相手に貫録を示せるか。

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