前人未到4冠へ好スタート! 川崎Fの鬼木達監督「一発勝負に勝てたことはすごく意味がある」《FUJI XEROX SUPER CUP 2019》
2019.02.16 17:30 Sat
FUJI XEROX SUPER CUP2019が16日に埼玉スタジアム2002で行われ、川崎フロンターレが浦和レッズを1-0で退け、優勝した。川崎Fのゼロックス制覇は初となる。
川崎Fを率いる鬼木達監督が試合後、会見に出席。これまで苦手としていた一発勝負に勝てたことに充実感を示したが、開幕に向けてより高みを目指した。
◆鬼木達監督(川崎フロンターレ)
「まず、埼玉スタジアム2002ということで、アウェイの雰囲気になってもおかしくない中、多くのサポーターが駆けつけてくれて、大きな声で自分たちのホームのようなゲームにしてくれたことを本当に感謝します」
「選手も試合に関しては、決勝戦のように挑もうと、勝つことだけを求めて戦いました。その中でしっかりと最後まで粘り強くゲームを締めて勝てたことは、選手の頑張りがあったからだと思います。サポーターと選手、両方に感謝しています」
「ゲームの方は立ち上がりから自分たちらしいサッカーをしようということで、しっかりとボールをつないでいました。ただ、攻撃のところでもう少し大胆にやって良いところはありました。それでも相手の出方を見ながら戦っていました。ブレずに、慌てずにという話は最初からしていました。しっかりとゲームをコントロールしながら戦ってくれたと思います。また、内容的にも自分たちが求めていることを少しずつ出していけるようになっているので、ここからまた開幕戦に向けて頑張っていきたいと思います」
「まず、ダミアンに関しては、キャンプの時からチームにフィットしようということですごく献身的に攻守を学ぶ姿勢を見せてくれていました。その中で、自分たちも見たことがないようなと言うと変ですけど、しっかりとボールをキープするところやゴールに向かっていくパワーといった部分で、今までの練習よりも良いものを見せてくれました。ここからどんどんどんどん伸びていくのではないかなと思っています」
「右サイドのマギーニョと馬渡に関しましては、まだまだここからというところはあります。ただ、自分たちのサッカーで言えば、キーになるポジションでもあるので、全員がいろんな意味でライバルとなって、やっていって欲しいところです」
「昨年まではエウシーニョという絶対的な存在がいた中で言うと、競争になるポジションです。逆に自分としては楽しみにしています。実際、2人だけではないですけど」
──川崎Fは一発勝負で勝ちがない状況が続いてきた中、今回の勝利はどのような意味を持つか
「今回は、その一発勝負に勝つということを目的に選手たちにもキャンプの頭から話していました。今日勝ったからといって、何か先があるものではないですけど、自分たちにとってはこの一発勝負に勝ち、これからカップ戦タイトルを目指す上で必ずこの経験を生かすというために挑みました。そういう意味では、しっかり勝てたことは僕はすごく意味があると思います」
──ボールを奪われた後のプレスが組織的だった。そこは意識されてきた部分か
「そうですね。そこはこれまでの継続というところもありますし、もっともっと本当は圧倒していかなくてはいけないと思っています。ただ、今日のところで言うと、90分間通して選手たちが前から積極的にやり続けてくれました。一人がサボれば、ああいう形にはならないですし、一人が怖がればああいう形になりません。そういう意味で言うと、全員がチャレンジしてくれました」
──カップ戦で勝つことと、リーグ戦で勝つことの内実について
「ないですよね、逆に言ったら(笑) 一発勝負だろうが、リーグだろうがというか、あれが自分たちのスタイルだと思っています。できればあの形でもう少し得点をしっかりと決め切りたかったということですけど、特別、一発勝負とそれというのは、今のところはないです(笑)」
──現時点で去年と比べての仕上がり具合は
「去年の時点で、今日のようなゲームができたかと言えば、全員の切り替えや球際の部分はまだ出来上がってない状態でした。ちょっと比較することはできません。ただ、コンディション云々関係なく、全員に意識さえしっかり持てれば、こういうゲームになるというふうには思えました」
「相手あってのところもありますし、浦和で言うと多くのゲームをこなしてきてないチームなので、単純にいろんな比較をするつもりはありません。ここから自分たちが謙虚に開幕に向けて、今日のことは忘れてしっかりと準備する方が大事だと思っています」
──ここからまた頑張っていくと言ったが、その中で一番のものは。一方で、3連覇に向けてどういった心配事があるか
「まずはここからの一週間はやはり点を取りきるところをもう一度フォーカスしていかなくてはいけないと思っています。実際に今日の内容は悪くはないですけど、何かアクシデントで1点を奪われれば、引き分けという形になってしまいます。そういう意味で言うと、勝ちきる力というのはもう一度続けて、失点のところは今日のようにゼロでいきたいと思っています」
「3連覇に向けた心配は正直、自分の中ではありません。ありませんというのは、心配というものを意識して考えてはいません。むしろ楽しみというか、そういうことにチャレンジできるチームや状態であることを選手たちには常々言っています。楽しんで勝っていきたいと思います」
──ヨーロッパの強いチームは当たり前のようにこういう試合をしているんだなと感じました。選手も監督ご自身もそこを目指したいというのはあるか
「そうですね。そこのところで何かと比較している訳ではないですが、ハードでインテンシティを高くして行かなくてはいけないところは、日本の課題と言ったら変ですけど、そういうふうに思っています。できれば、90分間もっともっとやって行かなくてはいけないと思っています。当然、自分たちからアグレッシブに行けば穴を開けてしまうシーンも増えてくることもあると思います。でも、そういうものに怖がらずに戦っていきたいと思います。選手たちもそういう覚悟でやってくれていると思います。このまま続けて進歩させていきたいという思いでいます」
川崎Fを率いる鬼木達監督が試合後、会見に出席。これまで苦手としていた一発勝負に勝てたことに充実感を示したが、開幕に向けてより高みを目指した。
「まず、埼玉スタジアム2002ということで、アウェイの雰囲気になってもおかしくない中、多くのサポーターが駆けつけてくれて、大きな声で自分たちのホームのようなゲームにしてくれたことを本当に感謝します」
「選手も試合に関しては、決勝戦のように挑もうと、勝つことだけを求めて戦いました。その中でしっかりと最後まで粘り強くゲームを締めて勝てたことは、選手の頑張りがあったからだと思います。サポーターと選手、両方に感謝しています」
「ゲームの方は立ち上がりから自分たちらしいサッカーをしようということで、しっかりとボールをつないでいました。ただ、攻撃のところでもう少し大胆にやって良いところはありました。それでも相手の出方を見ながら戦っていました。ブレずに、慌てずにという話は最初からしていました。しっかりとゲームをコントロールしながら戦ってくれたと思います。また、内容的にも自分たちが求めていることを少しずつ出していけるようになっているので、ここからまた開幕戦に向けて頑張っていきたいと思います」
──FWレアンドロ・ダミアンを加えた攻撃陣の評価。また、右SBで試したDFマギーニョとDF馬渡和彰の評価
「まず、ダミアンに関しては、キャンプの時からチームにフィットしようということですごく献身的に攻守を学ぶ姿勢を見せてくれていました。その中で、自分たちも見たことがないようなと言うと変ですけど、しっかりとボールをキープするところやゴールに向かっていくパワーといった部分で、今までの練習よりも良いものを見せてくれました。ここからどんどんどんどん伸びていくのではないかなと思っています」
「右サイドのマギーニョと馬渡に関しましては、まだまだここからというところはあります。ただ、自分たちのサッカーで言えば、キーになるポジションでもあるので、全員がいろんな意味でライバルとなって、やっていって欲しいところです」
「昨年まではエウシーニョという絶対的な存在がいた中で言うと、競争になるポジションです。逆に自分としては楽しみにしています。実際、2人だけではないですけど」
──川崎Fは一発勝負で勝ちがない状況が続いてきた中、今回の勝利はどのような意味を持つか
「今回は、その一発勝負に勝つということを目的に選手たちにもキャンプの頭から話していました。今日勝ったからといって、何か先があるものではないですけど、自分たちにとってはこの一発勝負に勝ち、これからカップ戦タイトルを目指す上で必ずこの経験を生かすというために挑みました。そういう意味では、しっかり勝てたことは僕はすごく意味があると思います」
──ボールを奪われた後のプレスが組織的だった。そこは意識されてきた部分か
「そうですね。そこはこれまでの継続というところもありますし、もっともっと本当は圧倒していかなくてはいけないと思っています。ただ、今日のところで言うと、90分間通して選手たちが前から積極的にやり続けてくれました。一人がサボれば、ああいう形にはならないですし、一人が怖がればああいう形になりません。そういう意味で言うと、全員がチャレンジしてくれました」
──カップ戦で勝つことと、リーグ戦で勝つことの内実について
「ないですよね、逆に言ったら(笑) 一発勝負だろうが、リーグだろうがというか、あれが自分たちのスタイルだと思っています。できればあの形でもう少し得点をしっかりと決め切りたかったということですけど、特別、一発勝負とそれというのは、今のところはないです(笑)」
──現時点で去年と比べての仕上がり具合は
「去年の時点で、今日のようなゲームができたかと言えば、全員の切り替えや球際の部分はまだ出来上がってない状態でした。ちょっと比較することはできません。ただ、コンディション云々関係なく、全員に意識さえしっかり持てれば、こういうゲームになるというふうには思えました」
「相手あってのところもありますし、浦和で言うと多くのゲームをこなしてきてないチームなので、単純にいろんな比較をするつもりはありません。ここから自分たちが謙虚に開幕に向けて、今日のことは忘れてしっかりと準備する方が大事だと思っています」
──ここからまた頑張っていくと言ったが、その中で一番のものは。一方で、3連覇に向けてどういった心配事があるか
「まずはここからの一週間はやはり点を取りきるところをもう一度フォーカスしていかなくてはいけないと思っています。実際に今日の内容は悪くはないですけど、何かアクシデントで1点を奪われれば、引き分けという形になってしまいます。そういう意味で言うと、勝ちきる力というのはもう一度続けて、失点のところは今日のようにゼロでいきたいと思っています」
「3連覇に向けた心配は正直、自分の中ではありません。ありませんというのは、心配というものを意識して考えてはいません。むしろ楽しみというか、そういうことにチャレンジできるチームや状態であることを選手たちには常々言っています。楽しんで勝っていきたいと思います」
──ヨーロッパの強いチームは当たり前のようにこういう試合をしているんだなと感じました。選手も監督ご自身もそこを目指したいというのはあるか
「そうですね。そこのところで何かと比較している訳ではないですが、ハードでインテンシティを高くして行かなくてはいけないところは、日本の課題と言ったら変ですけど、そういうふうに思っています。できれば、90分間もっともっとやって行かなくてはいけないと思っています。当然、自分たちからアグレッシブに行けば穴を開けてしまうシーンも増えてくることもあると思います。でも、そういうものに怖がらずに戦っていきたいと思います。選手たちもそういう覚悟でやってくれていると思います。このまま続けて進歩させていきたいという思いでいます」
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