【J1開幕直前クラブガイド】主力流出もロティーナ&イバン新体制に期待膨らむ《セレッソ大阪》2019.02.14 17:01 Thu

twitterfacebookhatenalinegplus
photo
(c) J.LEAGUE PHOTOS
2019シーズンも“蹴春”がいよいよ到来! 新シーズンの幕開けを告げるFUJI XEROX SUPER CUP 2019に先駆け、超ワールドサッカー編集部はJ1全18クラブを徹底分析。チームのノルマや補強達成度、イチオシ選手、そして、東京オリンピックを翌年に控える注目の五輪候補をお届けする。第14弾はセレッソ大阪を紹介。◆タイトル争いに向けたカギは戦術の浸透《ACL出場権争い》
※残留/ひと桁順位/上位争い/ACL出場権争い/優勝争いから選択
(C)CWS Brains,LTD.
一昨シーズンにルヴァンカップ、天皇杯の国内カップ戦二冠を成し遂げたC大阪だが、昨季はACL出場圏外の7位に甘んじるなど、一転して無冠という厳しいシーズンとなった。さらに、一部選手やクラブとの確執も噂された中、クラブに初タイトルをもたらした尹晶煥監督と袂を分かつことに。この監督人事の影響か、MF山口蛍とFW杉本健勇というユース出身の生え抜き、MF山村和也という3人の主力中の主力が揃ってヴィッセル神戸、浦和レッズ、川崎フロンターレというライバルクラブに流出する異例の事態となった。

そして、過渡期を迎える関西の名門の立て直しを託されたのが、スペイン時代にチャンピオンズリーグ(CL)やリーガエスパニョーラで指揮を執り、コパ・デル・レイの優勝経験もある名将ミゲル・アンヘル・ロティーナ監督。バルセロナの流れを組む副官イバン・パランココーチと共に前所属先の東京ヴェルディでは就任前J2で18位に低迷したクラブを1年目に5位に躍進させ、昨シーズンは6位も昇格プレーオフを勝ち抜き、あと一歩でJ1昇格に導いていた。

クラブはそのスペイン人指揮官就任に際して、前述の主力3選手の穴を埋める補強としてヴィッセル神戸からMF藤田直之、ベガルタ仙台からMF奥埜博亮、北海道コンサドーレ札幌からFW都倉賢を補強。さらに、中盤にブラジル屈指の名門ヴァスコ・ダ・ガマで主力を務めたアルゼンチン人MFレアンドロ・デサバト、前線に昨季ブラジルのグアラニで16ゴールを記録したブラジル人FWブルーノ・メンデスという実力者を確保した。全体的な戦力ダウンは否めないが、若手の積極的な登用と選手の新たな可能性を見いだす慧眼を持つ知将の下でニューヒーローやコンバートによる覚醒が期待される。

今季のチーム目標はタイトル奪還に定められているが、現実的には一桁順位フィニッシュとACL出場権争いに絡むことだ。そのカギを握るのが、ポジショナルプレー、5レーン理論という欧州最先端の戦術への適応だ。とりわけ、徹底したライン統制を基調としたゾーン守備、GKを交えて後方からショートパスを繋ぐスタイル、試合中にも複数システムを使い分ける新たな試みにいかに早く馴染めるか。東京V時代は守備からチームを構築し徐々に攻撃に比重をかけるアプローチをしていたため、序盤戦は勝ち切れない試合が多くなることが想定されるだけに前線の個の力が重要となる。一方、スカウティングのスペシャリストであるイバンコーチの存在はチームの大きな助けとなるはずだ。

◆補強動向《C》※最低E~最高S
(c) J.LEAGUE PHOTOS
【IN】
GK圍謙太朗(27)←アビスパ福岡/期限付き復帰
MF藤田直之(31)←ヴィッセル神戸/完全
MFレアンドロ・デサバト(28)←ヴァスコ・ダ・ガマ/完全
MF奥埜博亮(29)←ベガルタ仙台/完全
MF丸岡満(23)←レノファ山口FC/期限付き復帰
FW都倉賢(32)←北海道コンサドーレ札幌/完全
FWブルーノ・メンデス(24)←デポルティーボ・マルドナド/期限付き

【OUT】
GK永石拓海(22)→レノファ山口FC/期限付き
DF酒本憲幸(34)→鹿児島ユナイテッドFC/完全
DF田中裕介(32)→ファジアーノ岡山/完全
DF茂庭照幸(37)→FCマルヤス岡崎/完全
DF森下怜哉(20)→栃木SC/期限付き
MF山口蛍(28)→ヴィッセル神戸/完全
MF山村和也(29)→川崎フロンターレ/完全
MFチャウワット(22)→バンコク・グラスFC/期限付き満了
MFオスマル(30)→FCソウル/期限付き満了
MF沖野将基(22)→ブラウブリッツ秋田/完全
MF喜田陽(18)→アビスパ福岡/期限付き
FW杉本健勇(26)→浦和レッズ/完全
FW米澤令衣(22)→鹿児島ユナイテッドFC/完全

◆超WS編集部イチオシ選手
MF清武弘嗣(29)
(c) J.LEAGUE PHOTOS
イチオシ選手は、新指揮官が最も期待する新キャプテンの清武だ。2017年の復帰以降、度重なる負傷の影響もありトップフォームを取り戻すのに苦労している清武だが、その高い戦術眼とテクニックはポジショナルプレーを志向するロティーナ監督のスタイルに間違いなく合致するはずだ。また、セビージャ時代にはややスタイルは異なるものの、戦術的に難度が高いサンパオリ監督の下でプレーしており、スタッフと選手の間に入って戦術の浸透を促す役割も期待される。複数のシステムを併用する中、主戦場は2列目あるいはインサイドハーフとなる見込みだ。その中で攻撃の起点となるハーフスペースの支配者として存在感を示したい。

◆注目の東京五輪世代!
DF瀬古歩夢(18)
(c) J.LEAGUE PHOTOS
C大阪で注目する東京オリンピック世代は18歳の若手センターバックの瀬古だ。2017年にクラブ最年少となる16歳11カ月でトップデビューを飾った生え抜きの瀬古は高い身体能力、安定した足元のテクニック、リーダーシップに優れる日本のアンダー世代屈指の守備者。ここまでJ3に所属するセレッソ大阪U-23が主戦場だが、東京V時代から若手の積極登用の実績があるロティーナ監督は戦術理解さえ進めば、躊躇なくJ1デビューさせるはずだ。
コメント
関連ニュース
thumb

ベシクタシュ、次は清武弘嗣に白羽の矢!?

セレッソ大阪に所属する元日本代表MF清武弘嗣(29)に対して、ベシクタシュの関心が急浮上した。トルコ『Sabah』が報じた。 今冬にドルトムントから日本代表MF香川真司をレンタルしたベシクタシュのフィクレット・オルマン会長は、日本のファン拡充を目指して先週に来日。日本の有力幹部との会談にて、香川を買い取る必要性と新たな日本人選手獲得のアドバイスを受けた模様だ。 そこで名前が挙がったのが清武だ。香川の完全移籍と共に、ブンデスリーガやリーガエスパニューラといった欧州でのプレー経験と人気を誇る清武の獲得を実現させることができれば、日本市場におけるベシクタシュのユニフォーム売り上げ増加も期待できるという。 その清武は2017年夏、セビージャから古巣C大阪に復帰。相次ぐケガに苦しむシーズンが続くが、今年は明治安田生命J1リーグ開幕から全4試合に先発している。今オフに日本代表FW杉本健勇ら同代表MF山口蛍らを失ったC大阪としては耳が痛い話だが、果たして…。 2019.03.24 21:00 Sun
twitterfacebook
thumb

長野vsC大阪U-23はドロー… ”デカモリシ”弾の藤枝は開幕3連勝《J3》

明治安田生命J3リーグの2試合が、23日に各地で開催された。 初白星を目指すAC長野パルセイロは、長野Uスタジアムで開幕3連勝を狙うセレッソ大阪U-23と激突し、1-1で引き分けた。 前半をゴールレスで折り返した試合はC大阪U-23が56分、吉馴がボックス右手前からクロスを送るとファーサイドの山田がヘディングで合わせ、先制に成功した。 追いつきたい長野は、バイタルエリア右の位置から遠藤が左足でシュートを放つ。ボールはクロスバーの内側に当たり、そのままゴールに吸い込まれ、同点に追いついた。結局、試合はこのまま1-1で終了。長野は開幕から勝利無し。C大阪U-23の連勝は「2」でストップした。 また、長野と同じく初勝利を目指したFC東京U-23は、味の素フィールド西が丘で開幕3連勝を目指す藤枝MYFCと対戦し、0-1で敗北した。 前半から一進一退の攻防が続く中、70分にCKの流れから森島が反応してシュートを放つ。これが決まり藤枝が先制に成功。そして、そのまま試合が終了し、1点を守り切った藤枝が開幕3連勝を飾った。FC東京U-23は未だ未勝利が続いている。 ◆明治安田生命J3リーグ第3節 ▽3/23(土) AC長野パルセイロ 1-1 セレッソ大阪U-23 FC東京U-23 0-<span style="color:#cc3300;font-weight:700;">1 藤枝MYFC</span> ▽3/24(日) 《13:00》 ヴァンラーレ八戸 vs Y.S.C.C.横浜 いわてグルージャ盛岡 vs ブラウブリッツ秋田 福島ユナイテッドFC vs アスルクラロ沼津 SC相模原 vs ガイナーレ鳥取 ロアッソ熊本 vs カマタマーレ讃岐 《14:00》 カターレ富山 vsザスパクサツ群馬 ガンバ大阪U-23 vs ギラヴァンツ北九州 2019.03.23 16:14 Sat
twitterfacebook
thumb

杉本の古巣弾が決勝ゴール!浦和がC大阪に逆転勝利で連勝、C大阪は3連敗《J1》

17日、明治安田生命J1リーグ第4節のセレッソ大阪vs浦和レッズがヤンマースタジアム長居で行われ、1-2で浦和が勝利した。 ミッドウィークのYBCルヴァンカップではヴィッセル神戸とゴールレスドローに終わったC大阪は、前節0-1で敗れたサンフレッチェ広島戦から1名を変更。MF奥埜博亮に替えて、FW都倉賢を起用した。 対する浦和は、ミッドウィークにAFCチャンピオンズリーグで北京国安と対戦しゴールレスドロー。前節0-1で勝利した松本山雅FC戦から2名変更。MF柴戸海、FWアンドリュー・ナバウトに替えて、MFエヴェルトン、そして古巣対決となるFW杉本健勇を起用した。 試合は立ち上がりからテンション高く両チームとも入る。C大阪は清武、柿谷を中心に攻撃。浦和は杉本、興梠を狙って攻撃を仕掛ける。 試合は24分、森脇がドリブルで持ち上がると、クロス上げずにミドルシュート。しかし、GKが正面でキャッチする。 C大阪は28分、清武からのパスに抜け出した松田がボックス内に侵入。シュートではなく都倉へのパスを選択するもDFがクリア。その直後には、都倉が丸橋からのパスをボックス内で受けシュート。しかし、シュートは枠の左に外れる。 さらにC大阪は34分、大きな展開から柿谷が右サイドでボールを受けると、ドリブルで中央に仕掛けるとソウザがミドルシュート。これがDFに当たってこぼれ球になると、ソウザが拾ってクロス。都倉がヘッドで合わせるも、枠を捉えられない。 浦和は、ここまでシュートがない杉本にボールを入れるも、DFの対応に遭い、この試合もシュートが打てない。 ゴールレスで迎えた後半も、互いに攻め合うも連携ミスも目立ち、フィニッシュまで行けない。 C大阪は52分、左サイドを崩すと裏に抜け出した丸橋がフリーでクロス。ファーサイドに流れたボールを柿谷がヘッドで合わせるも、槙野がクリアし得点とはならない。 56分、C大阪は攻め込むと、ボックス手前から丸橋がクロス。GKとDFの間へのクロスだったが、誰も合わせられない。その反撃で浦和はカウンター。左サイドでパスを受けた杉本が、カットインから強烈なミドルシュート。しかし、GKキム・ジンヒョンがセーブする。 65分、ボックス左を仕掛けた都倉を森脇が倒しC大阪がFKを獲得。これをソウザが蹴ると、ここしかないコースにシュートを蹴り込み、C大阪が先制に成功する。 C大阪は69踏んで、ソウザのスルーパスに抜け出た清武がボックス内左からクロス。これをニアサイドで都倉がダイビングヘッドも、枠の左に外れる。 攻めあぐねる浦和は、76分に柏木、宇賀神を下げて、マルティノス、山中を投入。すると投入された直後の山中がFKからゴール前にクロスを送ると、これに興梠がヘッドで合わせ浦和が同点に追いつく。 さらに浦和は80分、中央でボールを受けた杉本が左へパス。後方から走り込んだマルティノスがドリブルで持ち出すと、ボックス内で片山に倒されPKを獲得。これを杉本が左に決め、浦和が逆転に成功。杉本は古巣相手に、浦和での初ゴールを記録した。 逆転を許したC大阪は、松田、柿谷を下げて高木、ブルーノ・メンデスを投入。攻め込む姿勢を見せ、浦和ゴールに迫るも、なかなかゴールは奪えない。アディショナルタイムのラストプレーでは、こぼれ球をメンデスがボレー。しかし、は右ポストを叩きゴールならず。その直後に試合終了のホイッスルが鳴り、浦和が逆転勝利で2連勝。C大阪は3連敗となった。 2019.03.17 17:05 Sun
twitterfacebook
thumb

C大阪の元韓国代表FWヤン・ドンヒョン、福岡に完全移籍

アビスパ福岡は11日、セレッソ大阪に所属する元韓国代表FWヤン・ドンヒョン(32)の完全移籍加入を発表した。背番号は「9」に決定。12日からチームに合流する。 ヤン・ドンヒョンは蔚山現代や釜山アイパーク、浦項スティーラースなど韓国クラブを渡り歩き、2018年に恩師である尹晶煥前監督率いるC大阪に加入。だが、出場機会はケガもあり、明治安田生命J1リーグ16試合1得点にとどまり、監督交代の今シーズンもここまで出番がなかった。移籍を受け、両クラブの公式サイトを通じて次のようにコメントしている。 ◆アビスパ福岡 「アビスパ福岡の皆さん、こんにちは。この度機会を与えてくださったアビスパ福岡に感謝いたします。アビスパ福岡と共に成長し、クラブの目標に向かって全力で頑張りますのでよろしくお願いいたします」 ◆セレッソ大阪 「セレッソ大阪でプレーをした時間は私にとって財産です。私を応援していただいたファンの皆さんそして、監督、コーチ、スタッフ、チームメイト、感謝いたします。今までありがとうございます。これからも応援よろしくお願いいたします」 福岡は今シーズンからファビオ・ペッキア監督が就任したが、ここまでJ2リーグ1分け2敗の20位。17日に行われる次節、初勝利を目指して、ファジアーノ岡山とのアウェイ戦に臨む。 2019.03.11 20:15 Mon
twitterfacebook
thumb

広島、E・サロモンソン弾死守で今季リーグ戦初白星! C大阪は公式戦3連敗《J1》

明治安田生命J1リーグ第3節のセレッソ大阪vsサンフレッチェ広島が9日にヤンマースタジアム長居で行われ、1-0で広島が勝利した。 1勝1分けで10位につけるC大阪(勝ち点3)と、2戦連続ドローで11位につける広島(勝ち点2)の一戦。前節の名古屋グランパス戦を0-2で敗れたC大阪は、同試合から先発メンバーを3人変更。山下、舩木、都倉に代えて片山、松田、レアンドロ・デサバトを起用した。 一方、広島はゴールレスドローで終わった前節のジュビロ磐田戦から先発メンバーを1人のみ変更。パトリックに代えてドウグラス・ヴィエイラを起用した。 試合は立ち上がりから両者に決定機を作らせない展開の中、広島が相手のミスから先制点を奪う。18分、広島はボックス右手前まで侵攻したが、パスが奪われる。しかし、レアンドロ・デサバトのバックパスが弱くなると、マテイ・ヨニッチとGKキム・ジンヒョンがうまく連携を取れず。これを見逃さなかったエミル・サロモンソンがゴール前でスライディングでカットし、GKキム・ジンヒョンに寄せられたが、エミル・サロモンソンが粘ってゴールに蹴り込んだ。 同点に追いつきたいC大阪は30分、敵陣中央右でFKを獲得する。これをキッカーの清武がファーサイドにクロスを送り、ソウザが頭で合わせる。しかし、これはGK大迫の正面に飛んでしまう。 前半からボールを握りながらもチャンスを作り出せないC大阪は後半開始早々、敵陣中央右でFKを獲得。これを丸橋がファーサイドを狙いすまし、左足を振り抜くもボールはクロスバーに嫌われる。 C大阪はさらに54分、最終ラインのマテイ・ヨニッチがボックス右にロングフィード。これに抜け出した松田が柏と競り合いながら右足を振り抜いたが、ゴール右外へと外れた。 チャンスは作るもゴールが奪えないC大阪はその後、途中出場の都倉をターゲットに攻撃を仕掛ける。しかし、広島の堅いディフェンスの前に崩すには至らない。89分、左サイドのコーナーキックからショートコーナーを選択。清武がボックス左外からクロスを送り、片山が体を当ててコースを変えたが、GK大迫にキャッチされてしまう。 勝ち点1だけでも欲しいC大阪は後半アディショナルタイムに柿谷がドリブルでファウルを誘い、ボックス手前でFKを獲得。これを丸橋が左足で狙ったが、わずかに枠を捉えきれず。最後まで守り切った広島が1-0で勝利し、今シーズン初白星を飾った。一方のC大阪はルヴァンカップも含めて公式戦3連敗となった。 2019.03.09 18:05 Sat
twitterfacebook


ACL

Jリーグ移籍情報

欧州移籍情報

アクセスランキング

@ultrasoccerjp

新着ニュース