大器ザニオーロがCL初ゴール含むドッピエッタ! AG許すもローマが対ポルト初勝利で8強に前進!《CL》
2019.02.13 07:14 Wed
チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦、ローマvsポルトが12日にスタディオ・オリンピコで行われ、ホームのローマが2-1で先勝した。
3連覇中の王者レアル・マドリー、CSKAモスクワ、ビクトリア・プルゼニと同居したグループステージを3勝3敗の戦績で突破した昨季ベスト4のローマ。しかし、国内リーグではここまで安定感を欠く戦いぶりが目立って6位に低迷。それでも、直近のキエーボ戦を大勝し公式戦4試合ぶりの白星を掴んでこの一戦に臨んだ。キエーボ戦からは先発4人を変更。マルカノ、エンゾンジ、カルスドルプ、シックに代えてマノラスと生え抜きのデ・ロッシ、ペッレグリーニ、フロレンツィが起用された。
一方、シャルケ、ガラタサライ、ロコモティフ・モスクワと本命不在となったグループステージを5勝1分けの無敗で突破したポルト。国内リーグでは直近2試合連続ドローも、第7節のベンフィカ戦での敗戦を最後に14戦無敗を継続。リーグ2連覇に向けて好調を維持している。敵地での今回の一戦に向けては負傷のマレガ、出場停止のヘスス・コロナの代役にオタビオ、フェルナンドを起用した以外、現状のベストメンバーを揃えた。
2016-17シーズンに行われたCLプレーオフ以来、3年ぶりの対戦となったこの試合。リベンジに燃えるホームチームがボールを保持する立ち上がりとなるが、自陣に構えてミドルプレスで応戦する相手の守備に手を焼く。それでも、中盤での連動したプレスでショートカウンターを仕掛けて際どいシーンを作り出す。
その後、フェルナンドのシュートでポルトにもファーストシュートが生まれるが互いにフィニッシュまで持ち込めないクローズな状況が続く。しかし、37分には最後尾から果敢に持ち上がったファシオの浮き球パスをボックス左で収めたジェコが深い切り返しでDFミリトンを外してニアを狙った強烈なシュートを放つが、これは惜しくも左ポストの外側を叩いた。
ローマペースもゴールレスで折り返した試合は後半に入ってポルトが前からの圧力を強めたことで、より動きのある攻防が続く。50分には右サイドから切り込んだザニオーロから斜めのパスを足元に受けたクリスタンテが巧みなハーフルーレットから左足を振り抜くが、これはGKカシージャスの正面を突く。
一方、要所でプレスが機能し始めたポルトはこの試合初めて得たCKからこの試合最大の決定機を作る。57分、右CKの場面でキッカーのブラヒミがニアに入れたボールをダニーロが頭で合わす。これがゴールに向かうがわずかに枠の右に逸れた。
ここまで完璧な守備を見せながらも冷や汗をかいたローマだが、その後は気を引き締めて試合をコントロール。66分には右サイドを個人技で突破したクリスタンテの高速クロスを中央のペッレグリーニが抑えの利いたダイレクトボレーで合わすが、これはGKカシージャスのセーブに遭う。
その後、68分に足を痛めたブラヒミがプレー続行不可能となり、アドリアン・ロペスが緊急投入されるアクシデントに見舞われたポルトに対して、ローマの攻撃陣が襲い掛かる。まずは71分、相手陣内左サイドでのスローインの流れから斜めのパスがボックス中央のジェコに渡ると、DFを背負ったジェコがワンタッチで右でフリーのザニオーロに落とす。これを19歳MFが利き足と逆の右足でゴール左に流し込む。
さらに76分にはカウンターから中央を持ち上がったジェコがボックス手前から右足のミドルシュートを放つと、これが左ポストの内側を叩く。そして、このボールに詰めていたザニオーロが難なく無人のゴールへ流し込み、ジェコとのホットラインからCL初ゴールを含む2ゴールを叩き込んだ。
一方、痛恨の連続失点で窮地に立たされたポルトだったが、アクシデンタルに投入したアドリアンがワンチャンスを生かす。79分、ロングフィードに抜け出したアドリアンがボックス内でマイナスに落とす。これをソアレスがボレーシュートで狙うと、蹴り損ねて浮いたボールが絶妙なリターンパスとなり、これをアドリアンが冷静に流し込んだ。
幸運な形で貴重なアウェイゴールを奪ったポルトは息を吹き返してここから攻勢に転じていく。対するローマはペッレグリーニ、ザニオーロ、エル・シャーラウィを下げてエンゾンジ、サントン、クライファートを投入し逃げ切り態勢に入る。
試合終盤にかけては押し込むポルト、カウンターで一刺しを狙うローマという構図の下で白熱の攻防が繰り広げられたものの、ローマが冷静にリードを守り切って2-1のスコアでタイムアップ。新星ザニオーロのドッピエッタで勝ち切ったローマがアウェイゴールこそ許したものの、対ポルト初勝利でベスト8進出に向けて一歩前進した。なお、ポルトホームの2ndレグは3月6日に開催される。
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グループGを2位通過したローマと、グループDを首位通過したポルトによる3年ぶり通算5度目の対戦。一方、シャルケ、ガラタサライ、ロコモティフ・モスクワと本命不在となったグループステージを5勝1分けの無敗で突破したポルト。国内リーグでは直近2試合連続ドローも、第7節のベンフィカ戦での敗戦を最後に14戦無敗を継続。リーグ2連覇に向けて好調を維持している。敵地での今回の一戦に向けては負傷のマレガ、出場停止のヘスス・コロナの代役にオタビオ、フェルナンドを起用した以外、現状のベストメンバーを揃えた。
2016-17シーズンに行われたCLプレーオフ以来、3年ぶりの対戦となったこの試合。リベンジに燃えるホームチームがボールを保持する立ち上がりとなるが、自陣に構えてミドルプレスで応戦する相手の守備に手を焼く。それでも、中盤での連動したプレスでショートカウンターを仕掛けて際どいシーンを作り出す。
その後は中盤に下りてボールを引き出すジェコを起点にサイドの深い位置まで攻め込むシーンを増やすローマだが、最後の場面で身体を張るポルトの堅守を前にフィニッシュまで持ち込むまでには至らず。27分にはコラロフの左クロスの流れからペナルティアーク付近のペッレグリーニが両チームを通じて最初のシュートを放った。
その後、フェルナンドのシュートでポルトにもファーストシュートが生まれるが互いにフィニッシュまで持ち込めないクローズな状況が続く。しかし、37分には最後尾から果敢に持ち上がったファシオの浮き球パスをボックス左で収めたジェコが深い切り返しでDFミリトンを外してニアを狙った強烈なシュートを放つが、これは惜しくも左ポストの外側を叩いた。
ローマペースもゴールレスで折り返した試合は後半に入ってポルトが前からの圧力を強めたことで、より動きのある攻防が続く。50分には右サイドから切り込んだザニオーロから斜めのパスを足元に受けたクリスタンテが巧みなハーフルーレットから左足を振り抜くが、これはGKカシージャスの正面を突く。
一方、要所でプレスが機能し始めたポルトはこの試合初めて得たCKからこの試合最大の決定機を作る。57分、右CKの場面でキッカーのブラヒミがニアに入れたボールをダニーロが頭で合わす。これがゴールに向かうがわずかに枠の右に逸れた。
ここまで完璧な守備を見せながらも冷や汗をかいたローマだが、その後は気を引き締めて試合をコントロール。66分には右サイドを個人技で突破したクリスタンテの高速クロスを中央のペッレグリーニが抑えの利いたダイレクトボレーで合わすが、これはGKカシージャスのセーブに遭う。
その後、68分に足を痛めたブラヒミがプレー続行不可能となり、アドリアン・ロペスが緊急投入されるアクシデントに見舞われたポルトに対して、ローマの攻撃陣が襲い掛かる。まずは71分、相手陣内左サイドでのスローインの流れから斜めのパスがボックス中央のジェコに渡ると、DFを背負ったジェコがワンタッチで右でフリーのザニオーロに落とす。これを19歳MFが利き足と逆の右足でゴール左に流し込む。
さらに76分にはカウンターから中央を持ち上がったジェコがボックス手前から右足のミドルシュートを放つと、これが左ポストの内側を叩く。そして、このボールに詰めていたザニオーロが難なく無人のゴールへ流し込み、ジェコとのホットラインからCL初ゴールを含む2ゴールを叩き込んだ。
一方、痛恨の連続失点で窮地に立たされたポルトだったが、アクシデンタルに投入したアドリアンがワンチャンスを生かす。79分、ロングフィードに抜け出したアドリアンがボックス内でマイナスに落とす。これをソアレスがボレーシュートで狙うと、蹴り損ねて浮いたボールが絶妙なリターンパスとなり、これをアドリアンが冷静に流し込んだ。
幸運な形で貴重なアウェイゴールを奪ったポルトは息を吹き返してここから攻勢に転じていく。対するローマはペッレグリーニ、ザニオーロ、エル・シャーラウィを下げてエンゾンジ、サントン、クライファートを投入し逃げ切り態勢に入る。
試合終盤にかけては押し込むポルト、カウンターで一刺しを狙うローマという構図の下で白熱の攻防が繰り広げられたものの、ローマが冷静にリードを守り切って2-1のスコアでタイムアップ。新星ザニオーロのドッピエッタで勝ち切ったローマがアウェイゴールこそ許したものの、対ポルト初勝利でベスト8進出に向けて一歩前進した。なお、ポルトホームの2ndレグは3月6日に開催される。
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