本田圭佑が途中出場で戦線復帰も…2位のメルボルン・V、首位攻防戦に敗れ連勝ストップ《Aリーグ》

2019.02.10 17:15 Sun
Getty Images
元日本代表FW本田圭佑の所属するメルボルン・ビクトリーは10日、オーストラリア・Aリーグ第18節でパース・グローリーと対戦し、1-2で敗れた。本田は62分から出場した。

現在、リーグ戦で2位に位置するメルボルン・V(勝ち点36)は、首位のパース・グローリー(勝ち点40)をホームに迎えた。1月に右足ハムストリング損傷と診断され、戦線を離脱していた本田は、この重要な一戦でベンチ入りを果たした。
両者、球際の激しい立ち上がりを見せる首位攻防戦。時間の経過と共にメルボルン・Vが敵陣への侵攻を増やし、13分には右サイドからのクロスを中央で収めたカンソバが反転シュートを放つが、GKリアム・レッディの正面に飛んでしまう。

その後は互いに決定機を作れないまま前半終盤に。するとメルボルン・Vは44分、ボックス左外でパスを受けたトロイージがニアサイドに低いクロスを供給。これをアティウが粘ってゴールエリア左からシュートを放つも、ここもGKに阻まれた。

ゴールレスで試合を折り返すと、パース・グローリーが攻勢を強める。60分、ボックス付近まで侵攻を許してしまうと、キルケニーのパスがPA内のブラウンの手に当たってしまい、PKを献上。これをキルケニーに決められてしまい、先制点を与えてしまう。
先制を許したメルボルン・Vは直後、本田を投入。するとすぐさま右サイドでボールを持った本田のクロスから最後はアントニスが惜しいボレーシュートを放ち、反撃に出る。

しかし流れに乗ったパース・グローリーが69分に追加点。イコノミディスにカウンターから左サイドを抜け出され、中央へのクロスを最後はディエゴ・カストロに押し込まれた。

苦しい状況となったメルボルン・Vは78分、右サイドでのパス回しからボックス右手前でボールを持ったブロックスハムのゴール前へのスルーパスにバーバルーゼスが抜け出して右足で流し込んだ。

1点差まで詰め寄ったが、反撃はここまで。メルボルン・Vは連勝が「2」でストップし、首位との勝ち点差が「7」に広がる手痛い敗北を喫した。

メルボルン・ビクトリー vs パース・グローリー
【メルボルン・ビクトリー】
バーバルーゼス(後33)

【パース・グローリー】
キルケニー(後16)
ディエゴ・カストロ(後24)
関連ニュース

観客動員低迷で財政危機のオーストラリア・Aリーグ、男子1部リーグ拡大&2部リーグ創設が引き続き進行

オーストラリア・Aリーグは財政危機にあえぎながらも拡大路線を貫いていく。オーストラリア『news.com.au』が伝えている。 ここ1週間ほどオーストラリア国内のサッカートピックスに目を向けると、アジアカップ2023に参戦する男子A代表の話題とともに、同国の男女ともにトップディビジョンであるAリーグの財政危機が大きく報じられている。 Aリーグ管轄のオーストラリア・プロフェッショナル・リーグス(APL)が深刻な財政難に見舞われており、従業員のリストラ、予算縮小などが進行中。Aリーグ・コミッショナーのニック・ガルシア氏もこれを非公式声明の中で認めた。 しかし、APLとその監督機構であるフットボール・オーストラリア(FFA/サッカー連盟)は、かねてより男子Aリーグ・メンの拡大を目指しており、2024-25シーズンからオークランドに本拠地を置くクラブの新規参入(※1)が決定済みだ。 (※1)現在Aリーグ・メンは全12クラブ。新規参入クラブはニュージーランド・オークランドからの越境参加で、クラブ名称は現時点で未発表。アメリカの実業家ビル・フォーリー氏がフランチャイズ権を獲得した新設クラブ 一方で、首都キャンベラからも新規参入クラブが誕生する可能性があるものの、こちらについてはAPLの財政危機が明るみになった段階で正式認可されておらず、FFAのジェームズ・ジョンソンCEOは「キャンベラ側からの書類提出が完了していない」などとコメント。リーグ拡大の最終決定権はAPLではなくFFAだ。 一見すると、APLの財務を考慮し、Aリーグ・メン拡大に慎重な姿勢を保っているかのように思えるFFA。だが、同時に2部リーグ創設の動きが進んでいる。 すでに、Aリーグ誕生前のオーストラリアを代表するセミプロの強豪だったサウス・メルボルン、ウーロンゴン・ウルブズら8クラブの2部リーグ参入が決定し、ジョンソンCEOは「さらに最大4クラブを今年6月までに追加したい」とも。 男女ともに観客動員数が低迷していることがAPLの財政危機につながったAリーグだが、拡大路線は変わらないようだ。 Aリーグ・メンは、24-25シーズンから少なくとも1クラブ増え、最速で25-26シーズンから2部リーグ制となる。 ◆2部リーグ参入決定済みの8クラブ アピア・ライカート(シドニー) マルコーニ・スタリオンズ(シドニー) シドニー・オリンピックFC(シドニー) シドニー・ユナイテッド58(シドニー) サウス・メルボルン(メルボルン) エイボンデールFC(メルボルン) プレストン・ライオンズ(メルボルン) ウーロンゴン・ウルブズ(ウーロンゴン) 2024.01.23 15:30 Tue

財務危機のオーストラリア・Aリーグだが…最速で25-26シーズンから男子2部リーグ制導入の動き変わらず

財務問題が噴出したオーストラリアのAリーグだが、男子2部リーグ創設の動きは変わらないようだ。オーストラリア『news.com.au』が伝えている。 オーストラリアサッカー界の男女ともにトップディビジョンであるAリーグを巡っては、16日以降、複数の同国メディアが管轄であるオーストラリア・プロフェッショナル・リーグス(APL)の財務問題を報じ、従業員の大規模リストラを軸とした事業再編の動きが確認されている。 また、Aリーグ・コミッショナーも「Aリーグの観客動員数低迷」を主な要因とするAPLのデジタル部門廃止・リストラに向けた動きを認めたなか、Aリーグ創設当初にAPLとともにリーグ運営を行ってきたフットボール・オーストラリア(FFA/サッカー連盟)は、再び運営参加することに消極的であることも判明している。 しかし、FFAはAリーグの商業面、すなわち“運営”にこそ関与していないものの、オーストラリアのサッカー連盟としてリーグを“監督する立場”であることは言わずもがな。選手・役員登録や移籍システムなどはFFAを通して行われる。 かねてより進行してきたAリーグ・メン(男子)の2部リーグ制導入も、APLではなくFFAが主導で取り組んでおり、『news.com.au』によると、APLの財務問題に関わらず、最速で2025-26シーズンから2部リーグを創設する取り組みは続いていくという。 すでに同国で人口が集中する南東部のシドニー、メルボルンを中心に、8クラブの将来的な2部リーグ参入が認められており、さらに最大4クラブの参入が認められる可能性も。そうなると、今季のAリーグ・メンと同じく12チーム編成(※1)ということになる。 (※1)2024-25シーズンより首都キャンベラ、オークランド(ニュージーランド/越境参加)から2クラブが新規参入予定で14チーム編成に なお、現在はAリーグ・メンが唯一のプロリーグで、2部リーグに相当するのは各州(全8州)の最上位リーグであるナショナル・プレミアリーグ(NPL)。こちらはFFA管轄のセミプロリーグとなっており、現状Aリーグ・メンへの昇格制度はない。 ◆2部リーグ参入予定の8クラブ アピア・ライカート(シドニー) マルコーニ・スタリオンズ(シドニー) シドニー・オリンピックFC(シドニー) シドニー・ユナイテッド58(シドニー) サウス・メルボルン(メルボルン) エイボンデールFC(メルボルン) プレストン・ライオンズ(メルボルン) ウーロンゴン・ウルブズ(ウーロンゴン) 2024.01.17 21:05 Wed

「観客動員が少ない!」オーストラリア・Aリーグが従業員の半数解雇で事業再編へ…今季の平均観客動員数最多はシドニーFCで「1万4097人」

オーストラリアのプロサッカーリーグ(Aリーグ)を統括するオーストラリア・プロフェッショナル・リーグス(APL)が危機に陥っているようだ。 2005-06シーズンに産声を上げたオーストラリア初のプロサッカーリーグ・Aリーグ。08-09シーズンからはAリーグ・メン(男子)、Aリーグ・ウィメン(女子)となり、これらを統括する機構こそAPLだ。 そんなAPLだが、オーストラリア『シドニー・モーニング・ヘラルド』によると、匿名の関係筋の話として、内部に深刻な財務懸念が広がっており、従業員80人余りのうち、半数近くが今週中に解雇されるか、またはすでに解雇を言い渡されている可能性があるとのことだ。 また、オーストラリア『news.com.au』によると、APLは取材に対して各事業部門の統合を目的とした大規模リストラを認めたとのこと。およそ4000万オーストラリアドル(約38億7000万円)の予算が組まれているデジタルコンテンツ部門は廃止されるとみられている。 Aリーグ・コミッショナーのニック・ガルシア氏は非公式声明で「Aリーグの観客動員の少なさは積年の課題」とし、「事業部門の統合によって組織の効率を上げねばならない」と語っている。 2023-24シーズンのAリーグ・メンは、ここまで全12チームが第12節まで消化しているなか、ホームゲームの平均観客動員数が最も多いのはシドニーFCで「1万4097人」。首位を走るウェリントン・フェニックス(※1)は「6624人」、最少はウェスタン・ユナイテッドFCで「3211人」となっている。 (※1)隣国ニュージーランドから越境参加のクラブ 元々、AリーグはAPLとオーストラリアサッカー連盟(FFA)が共同運営してきたものの、現在はAPLが単独で運営。APLに引き続き運営を任せるか、FFA管轄に移行するか、男女全クラブのオーナー間でも意見が分かれているという。 しかし、FFA側は国内トップリーグの運営権を取り戻すことに「興味がない」とされており、今後もオーストラリアの国内サッカーは混乱が続く可能性があるようだ。 ◆Aリーグ・メン全12クラブのホームゲーム平均観客動員数 (23-24シーズン/第12節まで) 1.シドニーFC 1万4097人 2.メルボルン・ビクトリー 1万3860人 3.アデレード・ユナイテッド 1万0492人 4.ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ 9956人 5.メルボルン・シティFC 9476人 6.ブリスベン・ロアーFC 7392人 7.セントラルコースト・マリナーズ 7337人 8.ウェリントン・フェニックス 6624人 9.ニューカッスル・ユナイテッド・ジェッツ 5492人 10.パース・グローリー 5305人 11.マッカーサーFC 3297人 12.ウェスタン・ユナイテッドFC 3211人 2024.01.17 13:48 Wed

元日本代表FW齋藤学、4カ月でニューカッスル・ジェッツ退団…Aリーグで8試合1ゴール

Aリーグのニューカッスル・ジェッツは6日、4選手の退団を発表。元日本代表FW齋藤学(33)の退団も決定した。 2022-23シーズンのAリーグは4月29日終了。ニューカスル・ジェッツは10位でシーズンを終えていた。 齋藤は、今年1月にKリーグ1の水原三星ブルーウィングスから完全移籍で加入。Aリーグでは8試合に出場し1ゴール1アシストを記録していた。 なお、齋藤以外には、クラブ生え抜きのオーストラリア人MFアンガス・サーゲット(23)、ジョージア代表FWベカ・ミケルタゼ(25)、オーストラリア人MFモハメド・アル・ターイ(22)が退団することとなる。 齋藤は横浜F・マリノスでキャリアをスタート。愛媛FC、川崎フロンターレ、名古屋グランパスでもプレーし、2022年6月に韓国の水原三星に完全移籍していた。 <span class="paragraph-title">【動画】齋藤学がオーストラリアで決めた唯一のゴール!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="WL190LAPmi8";var video_start = 201;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.05.07 13:45 Sun

元日本代表FW齋藤学がオーストラリアのニューカッスル・ジェッツに完全移籍、昨季は韓国1部でプレー

Aリーグのニューカッスル・ジェッツは25日、元日本代表FW齋藤学(32)の加入を発表した。 横浜F・マリノスの下部組織育ちの齋藤は、2009年にトップチームに昇格。2011年に愛媛FCへ期限付き移籍すると、J2で36試合に出場し14ゴールを記録。“愛媛のメッシ”と得意のドリブルをリオネル・メッシと比較される愛称で親しまれ、翌年には横浜FMに復帰する。 その後チームの中心選手として活躍し、2014年のブラジル・ワールドカップ(W杯)にはサプライズでメンバー入り。横浜FMを支えていた中、2018年に川崎フロンターレへと電撃移籍。多くの批判を浴びた中、川崎Fではなかなかパフォーマンスが上がらず、かつての輝きを見せないまま2021年に名古屋へと完全移籍していた。 名古屋では1シーズン半を過ごすと、2022年6月にKリーグ1の水原三星ブルーウィングスへ完全移籍。半年でリーグ戦14試合に出場し1ゴール2アシスト、プレーオフで4試合に出場していたが退団していた。 初のオーストラリア挑戦となる齋藤はクラブを通じてコメントしている。 「ニューカッスル・ジェッツに加入することを光栄に思います。ボスと一緒に仕事をし、攻撃的なサッカーをするチームに参加できることを楽しみにしていますし、クラブに成功をもたらすためにベストを尽くします」 ニューカッスル・ジェッツは、横浜F・マリノスでアシスタントコーチを務め、鹿児島ユナイテッドFCでも監督を務めたアーサー・パパス監督が指揮を執っている。 <span class="paragraph-title">【動画】齋藤学が得意のドリブルでPK奪取&韓国初ゴール</span> <span data-other-div="movie"></span> <div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJVdm5Wd3J6UiIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script> 2023.01.25 08:55 Wed
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly