リュカ&アリアスの両SBが共に初ゴール! アトレティコが最下位ウエスカ粉砕でコパ敗退ショックを払拭!《リーガエスパニョーラ》

2019.01.20 04:48 Sun
Getty Images
リーガエスパニョーラ第20節、ウエスカvsアトレティコ・マドリーが19日に行われ、アウェイのアトレティコが3-0で快勝した。

首位バルセロナを勝ち点5差で追う2位のアトレティコ(勝ち点38)はリーガで16戦無敗と好調を維持。だが、ミッドウィークのコパ・デル・レイではホームでジローナ相手にまさかの3失点を喫する3-3のドローゲームを演じ、アウェイゴール数の差で下回り、5回戦敗退となった。
コパ敗退からリバウンドメンタリティが求められるアトレティコは最下位ウエスカのホームに乗り込んだこの一戦に向けて負傷の一部主力を除く現状のベストメンバーを起用。コレアとグリーズマンが2トップを組んだ。

濃い霧がスタジアムを包む中でスタートした一戦。やや落ち着かない入りとなったアウェイのアトレティコは12分にプリードに右ポスト直撃のシュートを許すと、16分にはDFゴディンが競り負けて裏へ抜け出したクチョ・エルナンデスにGKとの一対一の局面を作られるが、ここは守護神オブラクの絶妙なポジショニングと追い込みにより相手のシュートミスを誘い、事なきを得た。

コパ敗退を引きずるかのように思うようなパフォーマンスを見せられないアトレティコだったが、伏兵中の伏兵がゴールをこじ開ける。32分、味方からのスルーパスに抜け出したコケがボックス右から折り返すと、DFに当たってコースが変わったボールがファーに流れる。これをリュカが利き足とは逆の右足のボレーで流し込んだ。なお、アトレティコ通算107試合出場のリュカは意外にもこれが自身の初ゴールとなった。
この先制点で試合は一気にアトレティコペースと思われたが、失点後も高い士気を見せるウエスカは失点前と同様に強豪相手に堂々と渡り合う。だが、同点ゴールを奪うまでには至らず、試合はアトレティコの1点リードで折り返す。

迎えた後半、立ち上がりから攻勢を見せるアウェイチームは再び伏兵のゴールでリードを広げる。52分、左サイドに流れてボールを引き出したグリーズマンが狙いすました浮き球のクロスをボックス右のスペースに入れると、ここに走り込んだアリアスが見事なダイレクトボレーで合わせ、こちらも移籍後初ゴールを挙げた。

この追加点で完全に流れを掴んだアトレティコはゲームコントロールに意識を傾けながらも得意のカウンターから3点目を狙う。すると71分、左サイドの高い位置に抜け出したリュカのクロスをゴール前のグリーズマンがヘディングシュート。これはクロスバーを叩くもファーに詰めたコケがこぼれ球を流し込み、ダメ押しのゴールを奪った。

その後、殊勲のコケとリュカを下げて17歳FWビクトル・モジェホ、19歳MFホアキン・ムニョスをリーガデビューさせる余裕の采配を見せたシメオネ監督率いるチームは相手の反撃をクリーンシートで凌ぎ切って3-0の完勝。今季のアウェイ3勝目を快勝で飾ると共にコパ敗退のショックを見事に払しょくした。
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