“聖ダビド”降臨のユナイテッドがスパーズの猛攻耐えて公式戦6連勝! スールシャールがクラブ記録の就任からリーグ5連勝達成《プレミアリーグ》
2019.01.14 03:37 Mon
プレミアリーグ第22節、トッテナムvsマンチェスター・ユナイテッドが13日にウェンブリー・スタジアムで行われ、アウェイのユナイテッドが1-0で勝利した。
新年初戦のカーディフ戦を勝利で飾ったトッテナムは首位リバプールとの勝ち点差を「6」に縮めて再びタイトル争いに復帰。また、カーディフ戦以降、トレンメア相手のFAカップに7-0で圧勝、今週ミッドウィークにはチェルシーとのEFLカップ準決勝1stレグを1-0で勝利と好調を継続。そのチェルシー戦からは先発3人を変更。GKに守護神ロリスが戻ったほか、最終ラインではダビンソン・サンチェス、ローズに代わってベン・デイビスと負傷明けのヴェルトンゲンが復帰した。
一方、昨年12月下旬にモウリーニョ監督を解任し、スールシャール監督を暫定指揮官に招へいしたユナイテッド。すると、ノルウェー人指揮官の下、チームはこれまでの鬱憤を晴らすかのようにリーグ4試合で14ゴールと大爆発。さらに直近のFAカップではレディング相手に快勝し、就任後5連勝のスールシャール監督は、サー・マット・バスビー氏が1945年に達成した偉大な記録に肩を並べた。新記録が懸かる今回の一戦に向けては前節のニューカッスル戦から先発2人を変更。バレンシアとマタに代えてヤング、リンガードを起用した。
立ち上がりから拮抗した展開が続く中、ボールポゼッションの質で勝るホームチームが徐々にペースを握っていく。8分には最終ライン裏へ抜け出したソン・フンミンのキープから追い越したウィンクスにスルーパスが通り、角度のないところからシュートを放つがこれは枠の右に。直後のCKではこぼれ球をウィンクスがミドルで狙うも枠を外す。
前半半ばを過ぎると、徐々に相手のプレスをいなし始めたトッテナムがユナイテッドを押し込む場面が目立っていく。その流れの中でエリクセン、ケインが果敢にシュートを放つが、相手のブロックに遭う。31分にはトリッピアーの右クロスをデレ・アリが折り返してゴール前のケインがネットに流し込むが、ここは惜しくもオフサイドの判定となった。
前半終盤にかけても緊迫感のある攻防が続くが、トッテナムにアクシデント発生。スプリントの際にハムストリングを痛めたムサ・シソコが一度はプレーに復帰も自ら交代を要求しラメラが緊急投入される。
すると、この負傷交代で動揺した相手の隙を突いたユナイテッドが前半終了間際に先制点を奪う。44分、トリッピアーの横パスを中央のリンガードがうまく引っかけると、これを拾ったポグバが右サイドのスペースに走り込むラッシュフォードへ精度の高いフィードを供給。そのままボックス内に持ち込んだラッシュフォードがゴール左隅に流し込み、リーグ3試合連続ゴールとした。
ユナイテッドの狙い通りの形から先制点が生まれ、アウェイチームの1点リードで試合は後半に折り返す。ムサ・シソコの負傷交代に前半終了間際の失点と苦境に立たされたトッテナムだが、好調なチームはすぐさま反発を見せる。
後半キックオフ直後にソン・フンミンがこの試合最初の枠内シュートを放つと、ここから畳みかける攻撃を仕掛ける。まずは48分、エリクセン、ラメラ、デレ・アリと細かく繋ぎボックス右でフリーのケインにボールが渡る。ここでケインが低い弾道のシュートを狙うが、GKデ・ヘアの右足のセーブに遭う。直後の49分にはトリッピアーの右クロスをゴール前のデレ・アリが頭で合わすが、枠を捉えたシュートは再びスペイン代表GKの好守に阻まれた。
立ち上がりのピンチを何とか凌いだユナイテッドは前がかる相手を引っくり返す形で反撃に転じる。54分と56分にはポグバが身体能力を生かしたフィニッシュで同胞ロリスを脅かすと、62分にはマルシャルの丁寧なお膳立てから再びポグバがミドルシュートを放つが、これはロリスの好守に遭う。
一方、後半に入って完全にペースを握った66分に絶好機。自陣深くでのボール奪取からのロングカウンターでケインのスルーパスに抜け出したデレ・アリがボックス右に持ち込んでシュートを放つが、ここはGKデ・ヘアがビッグセーブ。続く70分にはエリクセンのクロスをニアに飛び込んだアルデルヴァイレルトがワンタッチで合わすがこれもデ・ヘア。さらに74分にはゴール前に抜け出したデレ・アリが至近距離からシュートもデ・ヘアが圧巻の反応ではじき出す。
その後、防戦一方のユナイテッドはマルシャル、リンガードと前線を下げてルカク、ジオゴ・ダロトを投入。対するトッテナムはウィンクスを下げてジョレンテを投入し、さらに前がかる。
後半はトッテナムの攻撃陣vsデ・ヘアという構図となった中、86分にはトッテナムに再びビッグチャンス。サイドからのクロスをジョレンテが頭でマイナスに落とすと、これを拾ったケインが左に持ち出してシュートを放つが、デ・ヘアが右足一本で阻んだ。その後、決死の猛攻をユナイテッドに浴びせたホームチームだったが、最後までデ・ヘアの牙城を破ることはできず。
そして、試合はこのままタイムアップ。聖ダビド降臨のユナイテッドがラッシュフォードのゴールを守り切り、難敵スパーズを敵地で破りリーグ戦5連勝達成。なお、就任以降リーグ5連勝はサー・マット・バスビー氏と並ぶクラブ記録タイとなり、公式戦6連勝はクラブ新記録となった。一方、猛攻実らず新年初黒星のトッテナムはリバプールとの勝ち点差が「9」に開き優勝争いから大きく後退する結果となった。
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公式戦3連勝中で3位のトッテナム(勝ち点48)と、オーレ・グンナー・スールシャール新体制移行後、公式戦5連勝中の6位のユナイテッド(勝ち点38)によるビッグマッチ。一方、昨年12月下旬にモウリーニョ監督を解任し、スールシャール監督を暫定指揮官に招へいしたユナイテッド。すると、ノルウェー人指揮官の下、チームはこれまでの鬱憤を晴らすかのようにリーグ4試合で14ゴールと大爆発。さらに直近のFAカップではレディング相手に快勝し、就任後5連勝のスールシャール監督は、サー・マット・バスビー氏が1945年に達成した偉大な記録に肩を並べた。新記録が懸かる今回の一戦に向けては前節のニューカッスル戦から先発2人を変更。バレンシアとマタに代えてヤング、リンガードを起用した。
立ち上がりから拮抗した展開が続く中、ボールポゼッションの質で勝るホームチームが徐々にペースを握っていく。8分には最終ライン裏へ抜け出したソン・フンミンのキープから追い越したウィンクスにスルーパスが通り、角度のないところからシュートを放つがこれは枠の右に。直後のCKではこぼれ球をウィンクスがミドルで狙うも枠を外す。
一方、粘り強い守備からのロングカウンターで相手のハイラインを牽制するユナイテッドは11分に右サイドからのクロスのこぼれ球を拾ったリンガードに決定機も、ここはシュートを枠に飛ばせない。それでも、サイドに張るマルシャル、ラッシュフォードを起点にサイドバック裏のスペースを効果的に突き始めると、19分にはポグバのパスを受けたマルシャルがボックス左に持ち込んでニアを狙った際どいシュートを放つが、これはGKロリスのビッグセーブに遭う。
前半半ばを過ぎると、徐々に相手のプレスをいなし始めたトッテナムがユナイテッドを押し込む場面が目立っていく。その流れの中でエリクセン、ケインが果敢にシュートを放つが、相手のブロックに遭う。31分にはトリッピアーの右クロスをデレ・アリが折り返してゴール前のケインがネットに流し込むが、ここは惜しくもオフサイドの判定となった。
前半終盤にかけても緊迫感のある攻防が続くが、トッテナムにアクシデント発生。スプリントの際にハムストリングを痛めたムサ・シソコが一度はプレーに復帰も自ら交代を要求しラメラが緊急投入される。
すると、この負傷交代で動揺した相手の隙を突いたユナイテッドが前半終了間際に先制点を奪う。44分、トリッピアーの横パスを中央のリンガードがうまく引っかけると、これを拾ったポグバが右サイドのスペースに走り込むラッシュフォードへ精度の高いフィードを供給。そのままボックス内に持ち込んだラッシュフォードがゴール左隅に流し込み、リーグ3試合連続ゴールとした。
ユナイテッドの狙い通りの形から先制点が生まれ、アウェイチームの1点リードで試合は後半に折り返す。ムサ・シソコの負傷交代に前半終了間際の失点と苦境に立たされたトッテナムだが、好調なチームはすぐさま反発を見せる。
後半キックオフ直後にソン・フンミンがこの試合最初の枠内シュートを放つと、ここから畳みかける攻撃を仕掛ける。まずは48分、エリクセン、ラメラ、デレ・アリと細かく繋ぎボックス右でフリーのケインにボールが渡る。ここでケインが低い弾道のシュートを狙うが、GKデ・ヘアの右足のセーブに遭う。直後の49分にはトリッピアーの右クロスをゴール前のデレ・アリが頭で合わすが、枠を捉えたシュートは再びスペイン代表GKの好守に阻まれた。
立ち上がりのピンチを何とか凌いだユナイテッドは前がかる相手を引っくり返す形で反撃に転じる。54分と56分にはポグバが身体能力を生かしたフィニッシュで同胞ロリスを脅かすと、62分にはマルシャルの丁寧なお膳立てから再びポグバがミドルシュートを放つが、これはロリスの好守に遭う。
一方、後半に入って完全にペースを握った66分に絶好機。自陣深くでのボール奪取からのロングカウンターでケインのスルーパスに抜け出したデレ・アリがボックス右に持ち込んでシュートを放つが、ここはGKデ・ヘアがビッグセーブ。続く70分にはエリクセンのクロスをニアに飛び込んだアルデルヴァイレルトがワンタッチで合わすがこれもデ・ヘア。さらに74分にはゴール前に抜け出したデレ・アリが至近距離からシュートもデ・ヘアが圧巻の反応ではじき出す。
その後、防戦一方のユナイテッドはマルシャル、リンガードと前線を下げてルカク、ジオゴ・ダロトを投入。対するトッテナムはウィンクスを下げてジョレンテを投入し、さらに前がかる。
後半はトッテナムの攻撃陣vsデ・ヘアという構図となった中、86分にはトッテナムに再びビッグチャンス。サイドからのクロスをジョレンテが頭でマイナスに落とすと、これを拾ったケインが左に持ち出してシュートを放つが、デ・ヘアが右足一本で阻んだ。その後、決死の猛攻をユナイテッドに浴びせたホームチームだったが、最後までデ・ヘアの牙城を破ることはできず。
そして、試合はこのままタイムアップ。聖ダビド降臨のユナイテッドがラッシュフォードのゴールを守り切り、難敵スパーズを敵地で破りリーグ戦5連勝達成。なお、就任以降リーグ5連勝はサー・マット・バスビー氏と並ぶクラブ記録タイとなり、公式戦6連勝はクラブ新記録となった。一方、猛攻実らず新年初黒星のトッテナムはリバプールとの勝ち点差が「9」に開き優勝争いから大きく後退する結果となった。
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