【プレミアリーグ前半戦ベストイレブン】無敗リバプールから最多6選手
2019.01.10 18:01 Thu
2018-19シーズンのプレミアリーグは第19節を消化しました。そこで本稿では前半戦のベストイレブンを超ワールドサッカー編集部が独自に選定してみました。
◆前半戦ベストイレブン
GK:アリソン
DF:アーノルド、ファン・ダイク、ラポルテ、ロバートソン
MF:ムサ・シソコ、ベルナルド・シウバ
MF: サラー、フィルミノ、アザール
FW:ケイン
GKアリソン・ベッカー(26歳/リバプール)
プレミアリーグ出場数:19(先発回数:19)/失点数:7
DFトレント・アレクサンダー=アーノルド(20歳/リバプール)
プレミアリーグ出場数:14(先発回数:13)/得点数:1
若干20歳のイングランド代表DFが急激な成長を遂げている。プロ3年目の今季は前半戦14試合に出場し1ゴール3アシスト。ピッチを縦に何度も上下動する豊富な運動量に加え、元々精度の高かったキックに磨きがかかり、第13節のワトフォード戦では直接FKを決めるまでに。さらに、最近では守備面も改善され、完璧なサイドバックに近づいている。
DFヴィルヒル・ファン・ダイク(27歳/リバプール)
プレミアリーグ出場数:19(先発回数:19)/得点数:1
今や世界最高のCBと言っても過言ではない。フィジカル、スピード、読みのすべてを兼ね備え、強烈なリーダシップで課題だったリバプールの守備力を底上げ。対人戦の強さに加え、190cm超えの長身で攻守のセットプレーでも相手の脅威に。ビルドアップの能力にも長けており、攻守両面での貢献は計り知れなかった。
プレミアリーグ出場数:19(先発回数:18)/得点数:1
CBながら守備面にやや難ありだった加入初年度の昨季とは変わり、スピードを生かした粘り強い守備を武器に主力に成長。また、左利きという最大の特長が真価を発揮し攻撃面のアクセントにも。昨冬に契約解除金5700万ポンドを支払ってビルバオから獲得した価値が証明された。
DFアンドリュー・ロバートソン(24歳/リバプール)
プレミアリーグ出場数:17(先発回数:17)/得点数:0
アーノルド同様、こちらもクロップ監督の下で急成長を続けている。豊富な運動量や高いインテンシティで守備での貢献が大きいスコットランド代表DFは、攻撃面でも前方のマネやフィルミノらとのコンビネーションが良く、精度の高いクロスからのチャンスクリエイトはSBとしてはトップクラスの7回を数える。
MFモハメド・サラー(26歳/リバプール)
プレミアリーグ出場数:19(先発回数:18)/得点数:12
序盤はプレー精度を欠いた感のあった昨季得点王だが、結局、前半戦12ゴールで得点ランクの上位に。やはり、今のリバプールの顔はサラーといった印象だ。今季はシャキリ加入とフィルミノのトップ下起用によって、ゴールに近いワントップで使われることが多くなり、守備の負担減と共にフィニッシュの回数が増えている。第16節のボーンマス戦ではそれを象徴するかのように今季初のハットトリックを達成してみせた。
MFムサ・シソコ(29歳/トッテナム)
プレミアリーグ出場数:14(先発回数:12)/ゴール数:0
負傷者が続出したトッテナムの救世主となったのは加入以降の移籍市場で常に放出候補筆頭と言われていたこの男だった。デンベレやダイアー、デレ・アリ、エリクセンら主力が負傷する中チャンスを得たムサ・シソコは、圧倒的な身体能力とスタミナ、ユーティリティー性を武器にその穴を完全に埋めた。ライバルクラブのフェルナンジーニョやワイナルドゥムの活躍も見事だったが、チームに与えた貢献度の大きさとインパクトを重視して選出。
MFロベルト・フィルミノ(27歳/リバプール)
プレミアリーグ出場数:19(先発回数:17)/得点数:4
リバプールでは最前線やウイングでの起用が多かったが、今季はホッフェンハイム時代のメインポジションだったトップ下が主戦場に。これに伴い、ゴール数など数字上の活躍は限定的となっているが、豊富な運動量を生かした守備、ボールのオン・オフを厭わない質の高いポストプレー、パスセンスを生かしたゲームメークと攻守両面で抜群の存在感を放つ。その万能性の高さをみれば、クロップ監督にとってはサラー以上に代えの利かない選手だ。
MFベルナルド・シウバ(24歳/マンチェスター・シティ)
プレミアリーグ出場数:18(先発回数:17)/得点数:5
シティの前半戦ベストプレーヤーだ。加入初年度の昨シーズンは個の力に頼る場面が多かったが、今季は周囲との連係を深め、崩しの局面では必ずと言っていいほどこの男が絡んでいた。ケガがちのシルバ、デ・ブライネの不在の影響をほとんど感じさせずにいられたのはポルトガル代表MFの存在あってこそ。セントラルMFと右ウイングを主戦場に組み立て、崩しと攻撃面の貢献度の高さに加え、豊富な運動量と献身性、球際の粘りを生かした守備と今季は中盤の選手として理想形のプレーを体現。その好調さは数字にも表れ、ここまで5ゴール4アシストはすでに昨季の記録に迫る勢いだ。
MFエデン・アザール(28歳/チェルシー)
プレミアリーグ出場数:18(先発回数:15)/得点数:10
チェルシーから唯一選出となったアザール。サッリ体制となった今季も自由を与えられたエースは、例年のように不甲斐ないストライカー陣をカバーする活躍で、前半戦は10ゴール9アシストをマーク。第5節のカーディフ戦ではハットトリックまで決めた。チェルシーで輝きを放つ一方で、レアル・マドリー移籍の噂が絶えないアザール。クラブが先日、ドルトムントからFWクリスチャン・プリシッチを獲得したことで一層その可能性が高まってきているが、果たして今季が最後のシーズンとなってしまうのだろうか。
FWハリー・ケイン(25歳/トッテナム)
プレミアリーグ出場数:19(先発回数:18)/得点数:12
センターフォワードは得点ランクトップのオーバメヤンと悩んだが、ゴール以外の貢献度を考慮した際、より多くのタスクを高次元でこなしていたケインを選出した。誰もが認める世界最高クラスのストライカーはムラなくゴールを量産。また、今季は2トップの採用によってセカンドトップやトップ下的なイメージを濃くしており、質の高いサイドチェンジやラストパスで4アシストを記録するなどチャンスメークでも存在感。持ち味のポストプレーと献身的な守備でもチームを支えている。
◆前半戦ベストイレブン
GK:アリソン
DF:アーノルド、ファン・ダイク、ラポルテ、ロバートソン
MF:ムサ・シソコ、ベルナルド・シウバ
MF: サラー、フィルミノ、アザール
FW:ケイン
プレミアリーグ出場数:19(先発回数:19)/失点数:7
Getty Images
驚異の7失点という成績を叩きだしたアリソンが前半戦のベストGKだ。その正確無比なロングフィードで数々のピンチを回避し一気にチャンスに繋げることも。もちろん、ショットストップも非凡なものを持っており、第4節のレスター・シティ戦のチョンボを除けば安定したハイパフォーマンスを披露。リーグ最多の12試合でクリーンシートを達成した。DFトレント・アレクサンダー=アーノルド(20歳/リバプール)
プレミアリーグ出場数:14(先発回数:13)/得点数:1
Getty Images
若干20歳のイングランド代表DFが急激な成長を遂げている。プロ3年目の今季は前半戦14試合に出場し1ゴール3アシスト。ピッチを縦に何度も上下動する豊富な運動量に加え、元々精度の高かったキックに磨きがかかり、第13節のワトフォード戦では直接FKを決めるまでに。さらに、最近では守備面も改善され、完璧なサイドバックに近づいている。
DFヴィルヒル・ファン・ダイク(27歳/リバプール)
プレミアリーグ出場数:19(先発回数:19)/得点数:1
Getty Images
今や世界最高のCBと言っても過言ではない。フィジカル、スピード、読みのすべてを兼ね備え、強烈なリーダシップで課題だったリバプールの守備力を底上げ。対人戦の強さに加え、190cm超えの長身で攻守のセットプレーでも相手の脅威に。ビルドアップの能力にも長けており、攻守両面での貢献は計り知れなかった。
DFアイメリク・ラポルテ(24歳/マンチェスター・シティ)
プレミアリーグ出場数:19(先発回数:18)/得点数:1
Getty Images
CBながら守備面にやや難ありだった加入初年度の昨季とは変わり、スピードを生かした粘り強い守備を武器に主力に成長。また、左利きという最大の特長が真価を発揮し攻撃面のアクセントにも。昨冬に契約解除金5700万ポンドを支払ってビルバオから獲得した価値が証明された。
DFアンドリュー・ロバートソン(24歳/リバプール)
プレミアリーグ出場数:17(先発回数:17)/得点数:0
Getty Images
アーノルド同様、こちらもクロップ監督の下で急成長を続けている。豊富な運動量や高いインテンシティで守備での貢献が大きいスコットランド代表DFは、攻撃面でも前方のマネやフィルミノらとのコンビネーションが良く、精度の高いクロスからのチャンスクリエイトはSBとしてはトップクラスの7回を数える。
MFモハメド・サラー(26歳/リバプール)
プレミアリーグ出場数:19(先発回数:18)/得点数:12
Getty Images
序盤はプレー精度を欠いた感のあった昨季得点王だが、結局、前半戦12ゴールで得点ランクの上位に。やはり、今のリバプールの顔はサラーといった印象だ。今季はシャキリ加入とフィルミノのトップ下起用によって、ゴールに近いワントップで使われることが多くなり、守備の負担減と共にフィニッシュの回数が増えている。第16節のボーンマス戦ではそれを象徴するかのように今季初のハットトリックを達成してみせた。
MFムサ・シソコ(29歳/トッテナム)
プレミアリーグ出場数:14(先発回数:12)/ゴール数:0
Getty Images
負傷者が続出したトッテナムの救世主となったのは加入以降の移籍市場で常に放出候補筆頭と言われていたこの男だった。デンベレやダイアー、デレ・アリ、エリクセンら主力が負傷する中チャンスを得たムサ・シソコは、圧倒的な身体能力とスタミナ、ユーティリティー性を武器にその穴を完全に埋めた。ライバルクラブのフェルナンジーニョやワイナルドゥムの活躍も見事だったが、チームに与えた貢献度の大きさとインパクトを重視して選出。
MFロベルト・フィルミノ(27歳/リバプール)
プレミアリーグ出場数:19(先発回数:17)/得点数:4
Getty Images
リバプールでは最前線やウイングでの起用が多かったが、今季はホッフェンハイム時代のメインポジションだったトップ下が主戦場に。これに伴い、ゴール数など数字上の活躍は限定的となっているが、豊富な運動量を生かした守備、ボールのオン・オフを厭わない質の高いポストプレー、パスセンスを生かしたゲームメークと攻守両面で抜群の存在感を放つ。その万能性の高さをみれば、クロップ監督にとってはサラー以上に代えの利かない選手だ。
MFベルナルド・シウバ(24歳/マンチェスター・シティ)
プレミアリーグ出場数:18(先発回数:17)/得点数:5
Getty Images
シティの前半戦ベストプレーヤーだ。加入初年度の昨シーズンは個の力に頼る場面が多かったが、今季は周囲との連係を深め、崩しの局面では必ずと言っていいほどこの男が絡んでいた。ケガがちのシルバ、デ・ブライネの不在の影響をほとんど感じさせずにいられたのはポルトガル代表MFの存在あってこそ。セントラルMFと右ウイングを主戦場に組み立て、崩しと攻撃面の貢献度の高さに加え、豊富な運動量と献身性、球際の粘りを生かした守備と今季は中盤の選手として理想形のプレーを体現。その好調さは数字にも表れ、ここまで5ゴール4アシストはすでに昨季の記録に迫る勢いだ。
MFエデン・アザール(28歳/チェルシー)
プレミアリーグ出場数:18(先発回数:15)/得点数:10
Getty Images
チェルシーから唯一選出となったアザール。サッリ体制となった今季も自由を与えられたエースは、例年のように不甲斐ないストライカー陣をカバーする活躍で、前半戦は10ゴール9アシストをマーク。第5節のカーディフ戦ではハットトリックまで決めた。チェルシーで輝きを放つ一方で、レアル・マドリー移籍の噂が絶えないアザール。クラブが先日、ドルトムントからFWクリスチャン・プリシッチを獲得したことで一層その可能性が高まってきているが、果たして今季が最後のシーズンとなってしまうのだろうか。
FWハリー・ケイン(25歳/トッテナム)
プレミアリーグ出場数:19(先発回数:18)/得点数:12
Getty Images
センターフォワードは得点ランクトップのオーバメヤンと悩んだが、ゴール以外の貢献度を考慮した際、より多くのタスクを高次元でこなしていたケインを選出した。誰もが認める世界最高クラスのストライカーはムラなくゴールを量産。また、今季は2トップの採用によってセカンドトップやトップ下的なイメージを濃くしており、質の高いサイドチェンジやラストパスで4アシストを記録するなどチャンスメークでも存在感。持ち味のポストプレーと献身的な守備でもチームを支えている。
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