フルアムに4発快勝で3戦ぶり勝利のアーセナル、リバプール戦大敗を払しょく《プレミアリーグ》

2019.01.02 01:53 Wed
Getty Images
アーセナルは1日、プレミアリーグ第21節でフルアムをホームに迎え、4-1で快勝した。
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3日前に行われた前節リバプールとのビッグマッチを1-5と大敗した5位アーセナル(勝ち点38)は、そのリバプール戦のスタメンから3選手を変更。トレイラ、リヒトシュタイナー、ラムジーに代えてラカゼット、グエンドウジ、コシエルニーを起用した。
ここ3試合1勝2分けと負けのない19位フルアム(勝ち点14)に対し、リーグ戦4試合ぶりに3バックに戻したアーセナルは、[3-4-3]を採用。3バックに右からムスタフィ、パパスタソプーロス、コシエルニーと並べ、中盤に右からナイルズ、グエンドウジ、ジャカ、コラシナツ、3トップに右からオーバメヤン、ラカゼット、イウォビと並べた。

そのアーセナルが押し込む流れで立ち上がっていくも、15分にピンチ。スルーパスに抜け出したR・セセニョンにボックス右まで進入されて決定的なシュートを打たれるも、わずかに枠を外れて助かった。さらに24分、左クロスに反応したファーサイドでフリーのR・セセニョンにシュートを押し込まれかけたが、ミートせず再び助かった。

すると直後の25分、アーセナルが先制する。左サイドのイウォビのパスを受けたジャカが胸トラップからシュートを蹴り込んだ。
先手を取ったアーセナルは32分、ショートカウンターを受けた流れからミトロビッチにヘディングシュートを打たれるも、GKレノが守備範囲でセーブした。

すると34分、イウォビの意表を突くヒールパスから決定機。しかし、ゴール前に飛び込んだジャカのシュートはGKに阻まれ、追加点とはならない。さらに40分、イウォビの左クロスにオーバメヤンがニアに飛び込んでヘッドで合わせるもわずかに枠の左に外れた。

続く42分にもラカゼットがジャカとのパス交換でボックス左に侵入して決定的なシュートを浴びせたが、GKセルヒオ・リコのファインセーブに阻まれ、前半を1点ビハインドで終えた。

後半からムスタフィに代えてトレイラを投入したアーセナルは[4-3-3]に変更。そのアーセナルは55分に加点する。左サイドのスローインの流れからイウォビ、オーバメヤン、コラシナツとうまく繋いで最後はボックス中央のラカゼットが冷静にシュートを蹴り込んだ。

58分にもジャカのロングフィードを受けたラカゼットがGKと一対一となるなどペースを握っていたアーセナルだったが、69分にミトロビッチの決定的なヘディングシュートを許すと、直後に失点する。トレイラのボールロストからショートカウンターを受けると、R・セセニョンの左クロスからファーサイドのカマラに押し込まれた。

それでも79分、アーセナルが4分前に投入されていたラムジーによって勝負を決定付ける。コラシナツの左クロスにオーバメヤンが合わせたシュートはポストに直撃するもルーズボールをラムジーが蹴り込んだ。

さらに83分、CKの流れからボックス右のオーバメヤンがゴールを決めて4-1。終わってみれば快勝のアーセナルが新年初戦を制し、3戦ぶりの勝利を飾っている。

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