イタリアサッカーの闇…再三の人種差別にアンチェロッティが怒り「負けてもプレーをやめる」
2018.12.27 10:50 Thu
▽いつまで経っても無くならない人種差別が、またしてもセリエAで起こってしまった。
▽上位対決となったこの一戦、試合は均衡した状態で進んだものの、後半アディショナルタイムにラウタロ・マルティネスが劇的弾を決め、インテルが1-0で勝利した。
▽この試合も先発したクリバリは、80分にポリターノへのタックルでイエローカードを提示されたものの、この判定を受けて主審に向かって拍手。これで2枚目のイエローカードもらい、一瞬にして退場となっていた。
▽イギリス『BBC』は、試合後のカルロ・アンチェロッティ監督のコメントを報じており、アンチェロッティ監督は人種差別を受けていたため3度も試合中断を求めていたと告白。しかし、その要求は認められず、クリバリへの人種差別に対して憤りをあらわにした。
「今日起こったことは、我々だけでなく、イタリアサッカーにとっても良いことではない」
「クリバリに起こったことはとても残念だ。その少年は気が立っていたが、教育されたフットボーラーがターゲットになっていた。我々に要求に関わらず、試合は中断されなかった。我々は3度も中断を要求したのに残念だよ」
▽また、試合後にクリバリは自身のツイッター(@kkoulibaly26)を更新。敗戦を謝罪しながらも、人種差別への反論を綴った。
「敗れたことについて謝罪したい。そして、みんなを失望させてしまい残念に思う」
「でも、僕は僕の肌の色に誇りを持っている。フランス人、セネガル人、ナポリの男、そして1人の人間として」
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▽26日に行われたセリエA第18節のインテルvsナポリの一戦。この試合で、ナポリのセネガル代表DFカリドゥ・クリバリが人種差別を受けていた。▽この試合も先発したクリバリは、80分にポリターノへのタックルでイエローカードを提示されたものの、この判定を受けて主審に向かって拍手。これで2枚目のイエローカードもらい、一瞬にして退場となっていた。
▽イギリス『BBC』は、試合後のカルロ・アンチェロッティ監督のコメントを報じており、アンチェロッティ監督は人種差別を受けていたため3度も試合中断を求めていたと告白。しかし、その要求は認められず、クリバリへの人種差別に対して憤りをあらわにした。
「次は、試合に負けることになったとしてもプレーをやめるつもりだ」
「今日起こったことは、我々だけでなく、イタリアサッカーにとっても良いことではない」
「クリバリに起こったことはとても残念だ。その少年は気が立っていたが、教育されたフットボーラーがターゲットになっていた。我々に要求に関わらず、試合は中断されなかった。我々は3度も中断を要求したのに残念だよ」
▽また、試合後にクリバリは自身のツイッター(@kkoulibaly26)を更新。敗戦を謝罪しながらも、人種差別への反論を綴った。
「敗れたことについて謝罪したい。そして、みんなを失望させてしまい残念に思う」
「でも、僕は僕の肌の色に誇りを持っている。フランス人、セネガル人、ナポリの男、そして1人の人間として」
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